アウトドア・登山漫画

漫画「神々の山嶺」の感想!美しく壮大な物語の山岳登山漫画の傑作作品!

こんにちはユレオです。

皆さん日常の中で自然に触れ合うことがあるかと思います。

自然と触れ合う手軽な手段としてハイキングもその一つですが、皆さんは本格的な登山を経験されたことはありますでしょうか?

登山はピンからキリまであるもので、近所の山を登る手軽なものから世界の頂であるエベレスト山へ登るものまで様々です。

登山には不思議な魅力があり、本格的な山に登ったことがある方には共感いただけると思うのですが、自身の体力の限界を超えて山頂に到達できたときは、達成感と高揚感で感涙を流すことすらあります。

本日ご紹介する漫画はエレベスト登頂を巡る壮大なテーマを題材にした物語で、一人の日本人登山家が前人未到のエベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑むのですが、その姿を追いながらエベレスト登山史上最大の謎を明かすために奔走するカメラマンのお話です。

タイトル:神々の山嶺(かみがみのいただき)
作者  :原作.夢枕獏 漫画.谷口ジロー
連載期間:2000年~2003年
巻数  :全5巻

登山家でカメラマンの深町誠がネパールの首都で最大の都市であるカトマンズの古道具屋で見つけた年代物のカメラが、世界の登山史を塗り替える可能性がある重要なものであることに気づくところから物語が始まります。

深町はこの年代物のカメラが、エベレスト登山史上最大の謎とされているジョージ・マロリーの遺品と考え、そのカメラに残ったフィルムにエベレスト登山史を書き換える証拠が写っていると考えました。

このカメラを巡り出会った人物が、かつて日本国内で数々の登攀記録を打ち立てながら、ヒマラヤ遠征で事件を起こして姿を消した登山家の羽生丈二であること気づき、羽生の足取りを追いつつ、ジョージ・マロリーの遺品の真相を明らかにしていきます。

全5巻と短い巻数ですが、ストーリーが濃厚で大変読み応えのある漫画で、山岳登山漫画の傑作作品です。

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壮大なストーリーの登山漫画「神々の山嶺(かみがみのいただき)」のあらすじ

主人公の深町誠はエヴェレス登山隊の遠征にカメラマンとして参加した後にカトマンズの街の古道具屋で年代物のカメラを目にします。

人類がエヴェレストの初登頂に成功したのは1953年とされていますが、1924年に登頂を目指していたイギリス人登山隊のマロリーとアーヴィンは山頂付近で消息を絶ってしまいます。

1924年の登頂の結果が不明のままとなっていましたが、古道具屋で見つけた年代物のカメラが当時のマロリーが所有していたカメラの可能性があり、そのカメラにもしかしたら登頂の記録が残っており、エヴェレストの初登頂の歴史が塗り替えられる可能性がありました。


引用元:神々の山嶺

このカメラをめぐり深町はカメラの元の所有者である日本人男性に会いますが、深町はその人物が登山家の羽生丈二ということに気が付きます。

深町は帰国後にカトマンズで出会った羽生の足取りを追うことになります。

この羽生という男は天賦の才を持つクライマーですが、人づきあいが苦手で人生を全て山に捧げる生き方をしており、エヴェレス登山隊に参加後に失踪したことになっていました。

羽生がカトマンズの地で何をしているのか、羽生のその後の足取りとマロニーのものと思われるカメラの真実を知るため深町は再度カトマンズの地へと足を運びます。

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「神々の山嶺(かみがみのいただき)」の感想!登山家の描写にこだわりを感じる漫画

この漫画は夢枕獏による小説が元で谷口ジローが漫画を担当し、主人公の深町の視点を中心とした物語構成ですが、話の中心は羽生の生きざまと人生をかけて山に登ろうとする山への魅力に取りつかれた羽生の人生を追う内容です。

「山に行かないのなら死んだも同じだ」そんなセリフを吐く登山家の羽生の考えを普通の方が理解するのは難しいと思いますが、山に魅了された男たちがどういった思いで山を登るのかという動機を知ることができます。

この漫画では登山家の細部まで描写しており、山に登る姿だけでなく山の上での食事をどうするのかといった疑問についてもしっかりとコマ数を取って読者に対して教えてくれます。


引用元:神々の山嶺

登山家の山での活動をしっかりと描写し、この食事シーンだけを見ても作者である谷口ジローの強いこだわりを感じます。

あまりにもストーリーが濃厚で、まるで小説を読んでいるかのようで、マンガとして気軽に読む感覚とは少し違った印象を受ける作品で、読み終えた後の満足感は言葉として表現しがたい最高傑作の山岳登山漫画だと思います。

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「谷口ジロー」の他の作品のご紹介

谷口ジローは2017年に他界された漫画家で、往年の名作を数々世に送り出してきました。
谷口ジローの評価は日本だけではなく海外でも高く、多くの漫画作品が翻訳され出版されており、2000年代からはヨーロッパでの評価が高まり、フランス語圏を中心に活動され数々の賞を受賞しています。

日本では近年「孤独のグルメ」がドラマ化され話題を集めました。

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