SF漫画

漫画「テセウスの船」の感想!時を超えて事件の真相を追うSFミステリーサスペンスが面白い

こんにちはユレオです。

皆さん普段テレビでミステリー・サスペンスドラマをご覧になったりすることがあるかと思います。

ミステリーやサスペンスの作品というのは、小説が原作になっている作品が多く、これまで数多くの作品が登場し、コンテンツとして非常に競争の激しいジャンルとなっています。

そのため、ミステリー・サスペンスの作品には追加要素が加わった作品が多数あり、SFが加わったものや、恋愛が加わったものなど、ミステリー・サスペンスは様々なジャンルを取り込みつつも広く楽しまれる作品となっています。

本日ご紹介する漫画はミステリー・サスペンスに「タイムワープ」が加わった作品で、主人公の心理描写や、日本社会における犯罪者とその家族を見る目などがリアルに描かれたSFミステリー・サスペンス漫画です。

タイトル:テセウスの船
作者  :東元俊哉
連載期間:2017年~
巻数  :既刊6巻(2019年2月現在)

この漫画は主人公が、自分の父親が1989年に起こした大量殺人事件の真相を追うという内容で、父親は投獄されているが死刑判決を受けても一貫して無罪を主張し、冤罪の可能性を感じて独自に調査を始めたところ、訪れた事件現場の村で28年前にタイムスリップするといった物語構成となっています。

この時主人公は父親の起こした事件や、その前後で村で起きた事件や事故の詳細な出来事のメモを持ったままで、28年前の事件が起きた村でこれから起きることを全て知っている存在となります。

タイムスリップの話のくだりは無くて唐突な展開をみせるのですが、「もし自分が28年前にタイムワープしたらこんなことで困るよね」というような、物語において不都合な部分もしっかりと描写しているので、作品に対して好感が持てて、またそうした点が妙にリアルに描かれている作品でもあります。

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心理描写にリアリティがある面白い漫画「テセウスの船」のあらすじ

主人公の田村心は、1989年6月24日北海道・音臼村の小学校で、児童を含む21人が毒殺された「史上最悪の殺人事件」の犯人である佐野文の息子で、史上最悪の殺人事件の犯人の家族の一人として幼少の頃より世間から叩かれて生活を送ってきました。

父の佐野文は当時警察官として北海道の音臼村に駐在していましたが、事件の犯人として逮捕され、その時から佐野の妻と子供たちは世間から逃げるように生活を送ります。

その息子である田村心は28歳になり、心の境遇を理解した妻と出会い、幸せそうな生活を送りますが、心は自分の父親が大量殺人事件の犯人という負い目を常に抱えており、時折過去の事件が話題になっていないかを調べ、普段から素顔をさらさないなど、世間の目を気にしながら生活を送っています。


引用元:テセウスの船

子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていましたが、妻は出産の際に不運にも帰らぬ人となります。

妻の死をきっかけに、父である佐野文の冤罪の可能性を感じて独自に調査を始める為に音臼村に訪れますが、突如濃霧が発生して気が付くと1989年にタイムスリップしていました。

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「テセウスの船」の感想!28年前にタイムスリップして事件の真相を追うミステリー漫画

このマンガは父親が大量殺人犯として世間で大きく報道され、そのことで引っ越しを繰り返してきた妻とその子供たちの生活に触れられており、殺人犯「佐野文」との関りを限りなく消しながら生活を送る描写が非常にリアリティがあります。

心が生まれた時には父である佐野文は逮捕されており、心は父に一度も会ったことは無く、タイムスリップした1989年の音臼村で初めて父と会うことになります。


引用元:テセウスの船

父との会話の中で犯人が父ではないと感じた心は、冤罪の可能性を信じて事件の真相と真犯人を追うため音臼村にとどまることを決意し、佐野家に身を寄せることになります。

タイトルである「テセウスの船」とは、テセウスのパラドックスとも呼ばれるお話しで、ある物体(オブジェクト)の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じ(本物)であると言えるのか、同一性やアイデンティティが保たれるのかというお話しが元となっています。

心は過去に関わりを持ち「出来事」や「真実」が少しずつ置き換わるわけですが、こうした物語の展開が、タイトル名である「テセウスの船」というどのように結びつき結末を迎えるのかが楽しみな作品です。

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