
こんにちはユレオです。
皆さんは日常の生活を送る中で何か特定の物に強い関心を示したり、執着を持っているものはありますか?
「強い関心」「執着」という言葉を使っていますが、もう少しストレートに言えば「依存」しているものがありますか?
依存性が高いものとしては「お酒」「煙草」「コーヒー」などの嗜好品がありますが、「スマホゲーム」「パチンコ」「競馬」といった行為に依存する方もおられます。
また、特定の物事に強い関心を示すことは、人間誰しも一つや二つ持っているもので、「完璧な仕事をしないといけない!」というような強迫的に働くワーカーホリックもある種の依存症だと言えます。
自分自身に依存性が高いものがあるが日常生活において問題が無ければ特に気にする必要はありません。だた、日常生活に悪い影響を与えている場合は依存から脱却したいと思うのではないでしょうか。
現在社会では様々なものに依存する方が大勢いる

仕事に没頭する「ワーカーホリック」や四六時中スマートフォンを触ってしまう「スマホ依存」などであればそれほど問題にはならないと思いますが、依存性が高くて社会問題になるものの一つに「薬物依存」があります。
この薬物依存の中にはアルコールも含まれており、世界的に広く流通しているお酒は生活に身近なこともあり依存しやすい代表的な嗜好品と言えます。
アルコールについては2018年にWHO(世界保健機関)の発表によると、アルコールが原因で世界で毎年300万人以上が死亡しており、強い警告を各国に出したのは記憶に新しいかと思います。
アメリカ国立衛生研究所のアルコール依存症研究所(NIAAA)はアルコールに依存している方に対する治療の一環としてブラックジャックといったような他の依存性の高いものに興味を抱かせるという取り組みを行っています。
この考えは一見馬鹿げているように思えます。しかし日本ではパチンコ依存症が社会問題となっていますが、スマートフォンの普及と射幸性の高いスマホゲームの台頭により、パチンコユーザーが減少するなど、「依存対象を別のものに置き換える」ことは一時的な効果がある事が確認されています。
飲酒欲求を抑える為に他のものに一時的に興味を抱かせる「興味や執着の置き換え」は、段階的に依存対象から脱却する方法としては有効と言えます。
こうした「興味や執着の置き換え」は自分の意識でも十分コントロールできる有効な対応なので、もし日常生活に悪い影響を与えている依存性の高いものがあるのなら興味や執着を置き換えられそうな対象を探してみるのはいかがでしょうか。