As if(アズイフ)の法則

【As if(アズイフ)の法則】仕事がつらい時は楽しいふりをして仕事をすれば良いという話

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こんにちはユレオです。

突然ですがお仕事をされたことがある方で、仕事を「つらい」と感じたり「つまらない」と感じたりしたことはありますか?

「そんなの毎日思ってるよ。仕事がつらいし、つまらないし……」

そんな返答をされる方もおられるでしょう。

確かにお金を稼ぐというのは楽なものではなく、仕事はつらくてつまらないものと考える方が多いのかもしれません。

私も仕事は「つらい」「つまらない」と感じることがあり、そのように考えるのは当たり前のことだと思います。

今日は仕事がつらい時やつまらない時に行う効果的な対応方法についてお話したいと思います。

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デール・カーネギーの名言

みなさんはデール・カーネギーをご存知でしょうか?

デール・カーネギー(1888年~1955年)はアメリカの作家で有名な著書に「人を動かす」「道は開ける」があり、「自己啓発」「セールス」「企業トレーニング」「スピーチおよび対人スキル」に関するビジネスコミュニケーションのトレーニング方法の開発者でもあります。

「デール・カーネギー」
ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)(原題:How to Win Friends and Influence People)の著者として有名である。また、『道は開ける』(1948年)(原題:How to Stop Worrying and Start Living)、『知られざるリンカーン』(原題:Lincoln the Unknown)(1932年)なども著している。カーネギーの著書では、他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる、という考えが柱のひとつとなっている。

引用元:デール・カーネギー – Wikipedia

「人を動かす」「道は開ける」は70年近く前の本であるにも関わらず、現在も多くの方に読まれています。

このデール・カーネギーの名言に次のようなものがあります。

楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる。物事に熱中するにはこの手に限る。仕事にしろ会議にしろ、「面白くてたまらない」 といった態度でとりかかれば、いつの間にか本当に熱中している自分に気がつくものだ。

(デール・カーネギー)

仕事が面白い「ふり」をすると、それだけで仕事が本当に面白くなるから妙だ。疲れをあまり感じなくなるし、緊張も解け、心配も和らぐ。

(デール・カーネギー)

これを見るとデール・カーネギーも仕事をつらいと感じたり、つまらないと感じたことがあったということが分かります。

そしてデール・カーネギーはそういった状況を「つらいもの」「つまらないもの」と受け入れるのではなく、「楽しいものに変える」方法について触れています。

このデール・カーネギーのやり方を要約すると以下のような内容になります。

「つらい仕事やつまらない仕事でも”楽しいもの”だと振る舞い仕事に取り組めばやがて楽しくなる。」

さて皆さん、これを聞いてどう思われますか?

真実と思われますか?嘘くさいお話だと思いますか?

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「As if(アズイフ)の法則」をご存知でしょうか?

このようにつらい仕事やつまらない仕事でも”楽しいもの”と振る舞い、仕事に取り組むとやがて楽しくなるという考え方は、当ブログでこれまで何度か触れている「As if(アズイフ)の法則」と同じ考え方になります。

「As if(アズイフ)の法則」をご存知無い方のために、少し駆け足で振り返りをしてみたいと思います。

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———-振り返り———-

「As if(アズイフ)の法則」とは心理学者のリチャード・ワイズマンが提唱している考えです。

この「as if(アズイフ)とは、「~のように」」という意味で、19世紀の心理学者であるウィリアム・ジェームズの仮説である

「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなるのだ。」

という「感情は行動によって生み出される」という考えに基づき、「○○になるには、○○であるかのように行動すればいい」という考えを提唱しました。

つまり、「幸せになりたければ、すでに幸せであるかのように行動すればいい」という考え方で、このような考えである「As if(アズイフ)の法則」は様々な実験により確認されています。

今までは一般的と考えられていた心理学は「感情が行動を促す」と考えられていました。

具体的には以下のような内容です。

「幸福だから笑顔になる」
「不安だから汗が出る」
「悲しいから泣く」

なんだか当たり前のことのように聞こえると思います。

しかし、最近ではこの考えが間違っているのではないかという研究結果が出るようになりました。

今まで心理学で常識と思われていた「感情が行動を促す」という考えは、昨今では「感情は行動によって生み出される」という考えに変わっています。

「幸福だから笑顔になる」 → 「笑うから幸せに感じる」
「不安だから冷や汗が出る」→ 「冷や汗が出るから不安に思う」
「悲しいから泣く」    → 「泣くから悲しく感じる」

このような考えを信じる人もいれば信じられない人もいるでしょう。

しかしこれらは多くの実験を行い検証された結果で裏付けがあるわけです。

人は皆「○○になりたい」というような願望を持っています。

そのために多くの人はまず従来の思考を変えて「○○になろう」と意識します。

そしてその後「行動が変わる」と考えています。

この「考えかたを変えて行動を変える」という方法は、「幸福だから笑顔になる」という考え方で脳の仕組みとしては間違っており、「行動を変えて考え方を変える」という方法、つまり「笑うから幸せに感じる」という考え方の方が実は人間の脳の仕組みと正しいのです。

「As if(アズイフ)の法則」とは「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなるのだ。」という考えに従った

「○○になるには、○○であるかのように行動すればいい」と言った考え方です。

———-振り返りはここまで———-

ここまで「As if(アズイフ)の法則」について駆け足で説明させていただきました。

つまりデール・カーネギーの名言はまさに「つまらない仕事を楽しくするには、”仕事が面白くてたまらない”かであるかのように行動するればいい」という内容をそのものということになります。

このように人のもつ様々な感情は行動によって生み出されます。

すごく嘘くさい話ですが、つらい仕事やつまらない仕事でも楽しんでいるふりをして仕事するだけで、気持ちが大きく変わり、肉体的にも精神的にも非常に楽になります。

人の持つ感情はシンプルなもので、「面白くてたまらない」という行動を取るだけで、つらい仕事やつまらない仕事が「面白いと思える」ようになるのです。

最後に

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デール・カーネギーの名言は「As if(アズイフ)の法則」の考え方を実施したもので、「As if(アズイフ)の法則」の効果をデール・カーネギーが裏付けたとも言えます。

仕事がつらい時やつまらない時はその状況に流されるのではなく、楽しむそぶりを見せて「面白くてたまらない」という態度で取りかかることでやがて熱中し、本当に面白く感じるようになります。

そして仕事を楽しめるようになると、日々の疲れや精神的な疲労を和らげる力があり、身体的にも精神的にも人生において良い方向に働きます。

今一度デール・カーネギーの名言を読んでみてください。

楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる。物事に熱中するにはこの手に限る。仕事にしろ会議にしろ、「面白くてたまらない」 といった態度でとりかかれば、いつの間にか本当に熱中している自分に気がつくものだ。

(デール・カーネギー)

仕事が面白い「ふり」をすると、それだけで仕事が本当に面白くなるから妙だ。疲れをあまり感じなくなるし、緊張も解け、心配も和らぐ。

(デール・カーネギー)

仕事がつらい時、つまらない時にその気分のままで仕事をするよりも、明るい気分で仕事に取り組む方が幸せで、良い仕事ができます。

仕事がつまらないと感じている方は是非一度このような考え方を試してみてください。
◆「As if(アズイフ)の法則」はリチャード ワイズマン著書「その科学があなたを変える」に詳しく書かれています。

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