断酒

アルコール外来に通院した話|お酒をやめる為の薬「レグテクト」を病院で処方してもらった


こんにちはユレオです。

忘年会や新年会といった年末年始はお酒を飲む機会が多いですが、皆さんはお酒とどのような付き合いをされていますか?

何事も問題なく付き合えている方であれば、その関係をこれからも是非続けていただければと思います。

私は7年前まではお酒と上手に付き合っているつもりで過ごしていましたが、自身がお酒に依存していたことに気が付き、お酒との付き合いをやめる「断酒」を始めました。

お酒との付き合いを”控える”では無く”やめる”と判断した理由は、これまで「禁酒」をしても2週間ほどで挫折しており、中途半端にやめるは完全にお酒を”断つ”よりも難しいと考えたからです。

そうした硬い決心で始めた断酒は7年間続いており、もうすぐ8年目を迎えようとしています。

本記事ではお酒をやめるためにアルコール外来に通院して、お酒をやめるための医薬品である「レグテクト」を処方してもらったお話をしたいと思います。

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本記事の内容

  • 私がアルコール依存症と気づいたきっかけについて。
  • アルコール依存症の専門医療機関に通院したお話。
  • 飲酒欲求を抑える「レグテクト」を使った感想。

本記事では私がお酒をやめるきっかけや、アルコール外来に通院して、断酒のサポート薬「レグテクト」を使用した感想をまとめています。

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自分がアルコール依存症であることに気付いたきっかけ

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私がお酒をやめようと行動に移したのは7年前ですが、それまで毎晩晩酌でビールをを2.3缶飲むか、ストロング系缶酎ハイを1.2本飲んでいました。

特に酒癖が悪かったわけではなく、お酒で問題も起こしたことはありませんし、これまで健康診断にも引っかかることもなく過ごしていたのですが、仕事で精神的な疲労がたたり不眠症(中途覚醒や早朝覚醒)になった為、睡眠外来で睡眠薬を処方してもらうようになりました。

その時に睡眠薬とアルコールは一緒に飲んではいけないということで、夜寝る前に晩酌してたお酒をやめたところ、寝つきが余計に悪くなりました。

通りすがりの猫
通りすがりの猫
お酒と睡眠薬は一緒に飲めないんだ。
ユレオ
ユレオ
( ゚Д゚) 「アルコールとの併用は危険」と睡眠薬を処方される際に医師から強く言われたよ。

私は晩酌と称して寝る前にお酒を飲んだりしていた事で、寝つきを良くしていたのですが、それが常態化してしまったため、お酒をやめて睡眠薬を飲むようになったことで、「これまで睡眠導入にお酒を使っていた」ことが実感しました。

この時初めて自分自身がお酒に対して依存していることに気が付き、お酒をやめることで寝れなくなってしまっていることショックを受け、お酒をやめようと決意します。

お酒を控えるのではなくて断とうと思った理由

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この時、「お酒を控える」という選択もあったのですが、 とりあえず普通に寝れるようになるまで頑張ろうと1週間ほど禁酒してみることにしました。

しかし、お酒を止めて2.3日で空腹時や寝る前にお酒が飲みたいという飲酒欲求がすさまじく、早めに寝てやり過ごそうとしたのですが、夜中に大量の寝汗をかくようになり、不快感で目覚めるというような身体的症状が出ました。

この時はお酒の離脱症状に関する知識がなかった為、風邪でもひいたのかと考えたのですが、熱は無くて風邪の症状もありません。

あまりにも不自然な体調不良であった為、インターネット上でアルコール依存症について調べたところ、アルコール依存症の方が急にお酒を止めた時に出る症状に早期離脱症状と後期離脱症状というものがあり、その中に寝汗がひどくなる状況が続く事もあるという事を知りました。

早期離脱症状はアルコール依存症の方がアルコールを断って数時間すると出現して、後期離脱症状は飲酒を止めて2~3日で出現し1週間ほど続きます。

症状の内容は「手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴」など様々あります。

私が経験したのはイライラ感や集中力の低下、そして発汗でした。

【アルコール依存症による離脱症状】
早期離脱症状は飲酒を止めて数時間すると出現し、手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴などがみられます。後期離脱症状は飲酒を止めて2~3日で出現し、幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)、興奮などのほかに、発熱、発汗、震えがみられることもあります。
そして患者さんは、離脱症状による不快感から逃れるために、さらに酒を飲み続けることになってしまいます。

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引用元:アルコール依存症ナビ.ip

こうした身体的症状を見て、私は客観的に「アルコール依存症」であることが分かったわけです。

この時、お酒が怖いと感じたことや、お酒で人生を台無しにしたくないという考えから「お酒を控える」ではなく「お酒を断つ」選択をしました。

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アルコール依存症の専門医療機関であるアルコール外来に足を運んだ

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私はこれまで人生の中で禁酒を行ったことがありましたが、せいぜい1~2週間ほどしか続いておらず、自分の意志だけでは難しいと考え、今回は覚悟を決めて臨みました。

そこで、かなり抵抗がありましたがアルコール依存症の専門医療機関「アルコール外来」に行くことにしたわけです。

私はお酒をやめる為の本やインターネット上の情報を読み漁っていたのですが、アルコール依存症の治療としてアルコール外来などの医療機関が意外と身近にあることを知り、診察を受けることにしました。

アルコール外来に行くというのは自分自身がアルコール依存症の患者であるということを認めることになり、意識としてかなり抵抗を感じましたが、強い決意でお酒を断つことを考えていたので、思い切って早朝からアルコール外来に向かいました。

今思うと、本当にこの時思い切って決断したのが良かったです。

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病院で断酒の薬を処方してもらうことにした

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私はアルコール外来に足を運んだ大きな目的は断酒の為の薬を処方してもらうためでした。

事前にお酒をやめる為の本やインターネット上の情報を読み漁っていたこともあり、「お酒を断つための薬」の存在を知っていたので、診察よりも薬を処方してもらうことが目的でした。

こうした断酒を手助けしてくれる薬は「抗酒剤」と呼ばれ、「シアナマイド」や「ノックビン」という薬が存在します。
 

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【抗酒剤とは】
抗酒剤は一時的にお酒に対して、非常に弱い体質をつくる作用があります。特にお酒に弱い人は飲酒するとすぐに顔が赤くなり、さらに飲酒すると頭痛や吐き気など不快な症状が出てきます。元々お酒に強い人にこれらのお酒に対する反応を起こし、お酒を飲めなくするわけです。
でも、この抗酒剤を飲んだからといって、けっしてアルコールが嫌いになったり、アルコール依存症が治るわけではありません。ただ、酒害者が自らのアルコール問題に気づき、断酒を決意してそれを実行に移そうとしたときに、この抗酒剤を服用すると断酒の継続が少しでも容易になるという効果が発揮されるだけです。また、抗酒剤さえ飲んでいれば、断酒を続けることができるかといえば、そんなわけではありません。断酒会やAAなどの自助グループへの出席、専門医療機関への定期的な通院などと併用してその効果が生かされるのです。

抗酒剤には、水薬であるシアナマイドと粉薬であるノックビンの二種類があります。どちらも、一日一回服用すればその効果が生じてきます。前者は無味無臭であるため、以前は家族がアルコール依存症者本人に内緒で味噌汁やお茶に混ぜて飲ませることもされていました。しかし、これだけでお酒がやめられるわけではなく、逆に薬を黙って飲まされていたことが本人にわかったときに、家族への反発を生じさせるだけです。また、身体に危険が及ぶこともあり、患者の人権を侵害しているとも考えられます。
抗酒剤は、酒害者自身がその効果を自覚し、自らすすんで服用したときにその効果を発揮します。いやいや飲んでいたのでは、意味がありません。ただし、一部の専門医療機関で入院中に抗酒剤を服用するよう指導しているところもあります。それには、抗酒剤服用というよい習慣を入院中から身につけるため、また副作用の出現を見るためといった理由があります。

断酒を継続していると、強烈な飲酒欲求が湧いてくることがあります。これは病気の症状として生じるもので、アルコール依存症者ではいつ誰に起こっても何の不思議もありません。そんなとき抗酒剤を飲んでいると、アルコールを口にすることが出来ないというあきらめが出来るため、必要以上に悩むことがありません。

引用元:アルコール依存症の治療とは>抗酒剤の服用


抗酒剤は「お酒を飲めなくする薬」と思われている方が多いかと思いますが、これは誤りで、普通に飲酒することが出来ます。

ただ、抗酒剤を飲んだ後にお酒を飲むと、体内でアルコールが分解できず酷い二日酔いの状態になり苦しみ、下手したら苦しみのあまり意識を失うこともあるので、抗酒剤を飲んだ状態でお酒を飲むのは大変危険です。

こうした事前知識を持って医者に診察してもらったわけですが、医者からは自分自身で足を運んでお酒を断ちたいという患者は大変珍しいと言われ、私が「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えたところ、それらの薬ではなく新薬である「レグテクト」を進めてきました。

飲酒欲求を抑える「レグテクト」とはどんな薬なのか

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医者から進められたのは抗酒剤である「シアナマイド」や「ノックビン」ではなく「レグテクト」だったのですが、レグテクトは新薬として歴史が浅くて私は事前に調べた本やインターネット上の情報では見落としていました。

この時「シアナマイド」や「ノックビン」ではなく「レグテクト」を選択されたことについて医者に質問をしました。

ユレオ
ユレオ
(。´・ω・) なぜ「シアナマイド」や「ノックビン」ではなく「レグテクト」なんですか?新薬ですが効果はあるのでしょうか?
医者
医者
あなたがお酒をやめる意思を持って断酒を取り組んでいるからです。「シアナマイド」や「ノックビン」とは違い、患者本人がお酒をやめたいと考えているなら飲酒欲求を抑えることが治療に最適だからです。

このあともう少し詳しくレグテクトについて医者から説明を受けました。

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【レグテクトとは】
レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。

引用元:レグテクト

医者から聞いたお話をまとめると、レグテクトの一番の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、お酒を飲みたいと思う気分を抑えてくれます。

またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすくどこでも飲めます。

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レグテクトは飲酒欲求抑える効果があり、簡単に言うと「お酒を飲みたい気持ちが減る薬」なので、身体的な抑止力が働かないので「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬です。

このレグテクトですが街のドラッグストアでは売っておらず、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらうか、購入代理店で海外から購入するというような方法しかないことを知りました。

この時私は病院にて1ヶ月分処方してもらい、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。

初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円

保険が適用されてこの値段だったことに驚きましたが、病院で処方してもらったレグテクトは「新薬(先発医薬品)」でお値段が高いことや、これを飲むことで酒を止められると思えば安いものと考え割り切ました。

飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想

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レグテクトを飲んだ感想としては、素直に言って「飲酒欲求が不思議と消える感覚」が得られました。

今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家に着いて、いつもなら晩酌したいと思う状況でも不思議と飲酒欲求が湧かなくなり、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。

分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に置き換えて例えると以下のような感じです。

空腹だと「何か食べたい!」と思うが、満腹だと「何か食べたい!」という食欲が湧きません。レグテクトを飲むとお酒を飲んでいない時でも「お酒を飲みたい!」という飲酒欲求が抑えられる感じです。

通りすがりの猫
通りすがりの猫
へー。効果を感じられるものなんだね。
ユレオ
ユレオ
(´・ω・) 薬の効き目は症状や体質にもよると思うけど、効果が感じられて良かったよ。

上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法

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私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、決してお安い値段ではありません。

また、アルコール依存症の専門医療機関は少なく、車で1時間以上かかる距離であったため、初診だけ診てもらい、あとはレグテクトの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」を購入代理店で取り寄せました。

値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できて、効果については特に違いを感じませんでした。

ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽であったので、初診以降は購入代理店を利用して購入しました。

私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。

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最後に

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ここまでお酒をやめるためにアルコール外来に通院して、お酒をやめるための医薬品である「レグテクト」を処方してもらったお話をしました。

お酒を飲むことをが常習化していると、気が付かないうちにお酒に依存していることがあり、世の中の多くの方が自分自身がアルコールに依存しているとは気が付かずに生活を送っています。

試しに2週間ほど禁酒して、集中力が途切れたり寝つきが良くないといったことや、強い飲酒欲求が沸いて普段通りに生活ができない場合は、「お酒に対して依存している」と言えます。

お酒を止めるには強い意志が必要ですが、今はそれらをサポートしてくれる”アルコール依存症専門外来”や便利な断酒薬である”レグテクト”があります。

もし、レグテクトの効果を一度試してみたいという方はジェネリック医薬品の購入代理店で少量だけ購入して試してみるというのもおすすめです。

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お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ

断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。

シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。

私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。

健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。

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頭皮や薄毛で悩んでいる方へ

私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。

AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。

薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。

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