こんにちはユレオです。
この記事をご覧いただいている方のうち、成人している割合がどれくらいなのかわかりませんが、当ブログの読者層から考えるとほとんどの方がお酒を飲むことが出来る20歳以上の年齢だと思います。
私は成人してから十数年の間、ビールや缶酎ハイといったお酒をほぼ毎日飲む生活を続けてきましたが、8年前にお酒をやめて以来一度もスリップ(断酒禁酒に失敗すること)せずに断酒を継続しています。
8年断酒した今では、お酒に対する執着はほとんど無くなり、心身ともに健康で穏やかな毎日を過ごせるようになりました。
世の中にはお酒をやめたいと考えているが辞めれない方や、お酒をやめることのメリットは何だろうと疑問に思う方もおられるかと思います。
本日は私が体験したお酒をやめるメリットや、私がお酒をやめるに至った経緯について詳しくお話しできればと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- お酒をやめようと思ったきっかけについて。
- 自分がアルコール依存症なのかを確認する簡単な方法。
- お酒をやめたことで私の人生が好転したお話。
- 私が断酒に成功した具体的な方法について。
本記事ではお酒をやめたことで分かったお酒をやめるメリットと、お酒をやめて人生が好転したお話しや、お酒をやめる為に行った具体的な方法についてまとめています。
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私が酒をやめた理由はアルコールに依存していたから
私は8年前に断酒する決意をしたのですが、健康診断で数値が悪かったり、直ちにお酒を断つ必要があるような健康状態に問題を抱えていたわけではありません。
断酒を始めるまで毎晩晩酌でビール500mlを2.3缶飲む程度で、健康診断でも特に問題もなく、また特に酒癖が悪かったわけではなく、お酒が元のトラブルは起こしたことはありません。
ただ、当時は仕事が忙しくて精神的な疲労がたたり、不眠症(中途覚醒や早朝覚醒)を自覚した為、睡眠外来に行って睡眠薬を処方してもらいました。
この時、お酒と睡眠薬を一緒に飲むのは危険であるという説明を受け、晩酌をせずに寝るようにしたところ、今までは問題が無かった寝つきが途端に悪くなり、夜中に大量の寝汗をかくようになりました。
寝汗はちょっとどころではなく寝汗の不快感で目覚めるほどで、一晩でパジャマを2.3度着替えるという身体的な症状が現れました。
当初は風邪でもひいたのかと考えたのですが熱は無く、この不可解な寝汗の症状について調べたところ、アルコールに依存している方がお酒を突然やめたことによる離脱症状と酷似していることに気が付きました。
離脱症状の例は「手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴」など様々で、私が経験したのは「イライラ感」「集中力の低下」「発汗」でした。
そして、離脱症状には早期離脱症状と後期離脱症状というものがあり、早期離脱症状はアルコール依存症の方がアルコールを断って数時間すると出現して、後期離脱症状は飲酒を止めて2~3日で出現し、その症状が1週間ほど続くことがわかりました。
【アルコール依存症による離脱症状】
早期離脱症状は飲酒を止めて数時間すると出現し、手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴などがみられます。後期離脱症状は飲酒を止めて2~3日で出現し、幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)、興奮などのほかに、発熱、発汗、震えがみられることもあります。
そして患者さんは、離脱症状による不快感から逃れるために、さらに酒を飲み続けることになってしまいます。
引用元:アルコール依存症治療ナビ.ip
私は不眠症用の睡眠薬を飲む為にお酒を一時的に控えたことで離脱症状を経験し、「アルコールに依存している」ということに気が付き、自覚したわけです。
お酒を1~2週間断つことでアルコールに依存しているか判断できる
実は自分自身がアルコール依存症なのかは病院に行って検査しなくても分かります。
「依存症」と聞くと恐ろしくて稀有な病気というイメージがありますが、多くの方は普段の生活中で何かに依存しているもので「依存症」自体はめずらしいものではありません。
「依存症」について分かりやすいものでいえば「煙草」が挙げられますが、中には「コーヒー」といった嗜好性のあるものや、変わった物では「チョコレート」や「コーラ」というものあります。
「離脱症状」とは普段定期的に口にしたり体内に取り入れているものを止めると現れるの身体や精神に現れる症状のことを差します。
この離脱症状は「禁断症状」や「退薬症状」とも呼ばれ、摂取するのを止めた物を再び摂取すると離脱症状は軽減したり消失します。
離脱症状というのは案外気が付かないもので、多くの方が何かに依存しており、そしてそれらを絶てば簡単に離脱症状が身体や精神に現れます。
私の場合はそれがアルコールだったわけで、今まで自覚はしてませんでしたがお酒を控えたことでアルコールに依存していることに気が付きました。
ちなみに自分自身がアルコールに依存しているかどうかは「お酒を1~2週間禁酒をしてみる」ことで簡単に分かります。
例えば『1~2週間の禁酒なんていつでもできる』というように思っている方ほどお酒に依存している可能性が高いと言えます。
何故そんなことが言い切れるかというと、私は自身が「お酒なんていつでもやめられる」と考えており、「アルコール依存症」であるという事を夢にも思わなかったのですが、アルコールを断って1~2週間で起きた身体や精神に起きた症状を調べれば調べるほど、自身がアルコールに対して依存していたことを裏付ける結果となったからです。
アルコールに依存していることを多くの方が自覚しておらず、また、多くの方が依存していることを認めたがらないものです。
もし自身がアルコールに依存しているか確認したければ、お酒を1~2週間禁酒して以下のようなことが起きないかどうかを確認してみてください。
- お酒を断ったことで落ち着かなくなったりイライラしたりする。
- 普段晩酌して飲んでいた場合、空腹時や晩御飯前に飲みたくなる。
- 仕事などの何かから解放されたとき「飲むか!」という気分になる。
- 身体が疲れたときに「酒でも飲んでぐっすり寝たい」と考える。
- 暇ですることがないから「飲みたい」と考える。
1~2週間禁酒して上記のようなことを感じたり考えたりしないのであれば、あなたはアルコールに依存していません。しかし、逆に少しでも感じたり考えたりするのではあれば程度の差はあれどアルコールに依存していることになります。
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お酒をやめたら人生が好転し転職もした
お酒は多くの方がいろんな考えを持っており、それぞれ持論を展開するかと思いますが、お酒は大きく分けて「有用」と考えている方と「有害」と考えている方の二手に分かれます。
お酒を「宗教」としてに捉えるわけではありませんが、お酒を良いものと信じている方に対して「お酒は悪い!」ということを説いても、あまり意味がありません。
これは逆説的言えばお酒は悪いものと考えている方に、お酒の有用性を説くことでお酒が好きになるかというと、そうならないのと同じです。
その為、私はお酒を良いか悪いかということで判断をするのではなく、「自分自身にとってプラスに働くのはどちらなのか」ということを考えて判断するのをお勧めします。
私の場合はお酒をやめたことで人生が好転し、以下のような出来事や自覚をすることが出来ました。
- お酒を止めたことで出費が減った。
- 翌朝身体が重いということが無くなった。
- 肉体の疲労回復が早く風邪などをひかなくなった。
- 季節的な肌荒れが無くなり若く見られるようになった。
- 自由に使える時間が増えた。
- 自分自身を見つめ直す時間が取れるようになった。
- イライラや精神的な落ち込み等に冷静に対応できるようになった。
これらの中で⑤の「自由に使える時間が増えた」というのは非常にプラスに働き、私は本を読んだり映画を見たりといった何かをインプットしたりコンテンツを楽しむ時間に割り当てるようになり、今までの生活から視野を広げるきっかけになりました。
そして、⑥の「自分自身を見つめ直す時間が取れるようになった」ことで、自分自身を見つめ直し、趣味としてブログ運営を始めたり転職活動を行い転職するといった人生に大きな影響を与えるきっかけとなりました。
世の中には「お酒が原因で会社を辞めた」という方もおられますが、私の場合はお酒をやめたことがきっかけで人生の目標を思い出し、当時勤めていた会社を辞めて新たに挑戦する行動選択をしました。
私の転職に関するお話しは以下の記事で触れています。
これらはあくまで結果論ですが、私は転職して良かったと思いますし、そうしたきっかけがお酒をやめたことで得られました。
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アルコールに依存した私が断酒に成功したのは断酒薬を使ったことが大きい
私は今ではすっかりお酒をやめており、ついに断酒8年目を迎えました。
今ではお酒に対して執着がなくなり、お酒を目にしてもなんとも思わなくなったのですが、このようになるまでには本当に時間がかかりました。
私は8年前にアルコール外来に通い「断酒のための薬」を処方してもらうという、断酒を成功させるための思い切った行動を取りました。
当時はお酒をやめるというだけで通院することに強い抵抗がありましたが、私は断酒に向き合う意思が固く、思い切ってアルコール外来に足を運んだわけです。
そして、医者に相談して断酒の為の薬がほしいと伝え、「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えたところ、それらの薬ではなく新薬である「レグテクト」を進められました。
この時私は「シアナマイド」や「ノックビン」ではなく「レグテクト」を選択されたことについて医者に質問をしました。
このあともう少し詳しくレグテクトについて医者から説明を受けました。
【レグテクトとは】
レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。引用元:レグテクト
医者から聞いた話をまとめると、レグテクトの一番の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、お酒を飲みたいと思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく、どこでも飲みやすいという点にあります。
レグテクトは飲酒欲求抑える効果があり、簡単に言うと「お酒を飲みたいと思う気持ちが減る薬」なので、身体的な抑止力が働かないので「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果がありません。
このレグテクトですが街のドラッグストアでは売っておらず、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらうか、購入代理店で海外から購入するというような方法しかないことを知りました。
この時私は病院にて1ヶ月分のレグテクトを処方してもらい、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
保険が適用されてこの値段だったことに驚きましたが、病院で処方してもらったレグテクトは「新薬(先発医薬品)」でお値段が高いことや、これを飲むことで酒を止められると思えば安いものと考え割り切ました。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
レグテクトを飲んだ感想としては、素直に言って「飲酒欲求が不思議と消える感覚」が得られました。
今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家に着いて、いつもなら晩酌したいと思う状況でも不思議と飲酒欲求が湧かなくなり、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に置き換えて例えると以下のような感じです。
空腹だと「何か食べたい!」と思うが、満腹だと「何か食べたい!」という食欲が湧きません。レグテクトを飲むとお酒を飲んでいない時でも「お酒を飲みたい!」という飲酒欲求が抑えられる感じです。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で高価であったことや診察料もかかる為、決してお安い値段ではありません。
また、アルコール依存症の専門医療機関は少なく、車で1時間以上かかる距離であったため、初診だけ診てもらい、あとはレグテクトの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」を購入代理店で取り寄せました。
値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できて、効果については特に違いを感じませんでした。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽であったので、初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
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最後に
ここまで私が8年間お酒をやめたことで分かったお酒をやめることの素晴らしさについてと、お酒を効果的にやめる方法についてお話ししてきました。
お酒と正しく付き合い振り回されることなく生活を送れている方は、お酒を無理してやめる必要がありませんが、お酒に対して依存をしているという方は、一度考えを見直すことは有用です。
お酒に依存しているかどうかは、1~2週間禁酒することで自分自身で簡単に判断できますし、もし依存していることが自覚できたなら、家族や親しい友人に相談してみるのも良いかと思います。
またお酒をやめる意思があるのなら、医療機関を利用することで禁酒や断酒の苦しみをかなり軽減できるので、医師に相談して飲酒欲求を無くすための薬「レグテクト」を処方してもらうなど、アルコール依存症に関する相談ができる専門医療機関に頼るのは勇気が要りますが一番の近道です。
もし、レグテクトの効果を一度試してみたいという方は、ジェネリック医薬品の購入代理店で少量だけ購入して試してみるというのもおすすめです。
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お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ
断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。
シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
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頭皮や薄毛で悩んでいる方へ
私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。
AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。
薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。
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