こんにちはユレオです。
皆さんは健康のために何か生活で取り入れている習慣はありますか?
健康のために出来ることは意外と多く、「ウォーキング」「ランニング」「筋トレ」という運動習慣もありますが、「食べ過ぎない」「塩分を控える」というような食事で行える習慣もあります。
私は健康の為もありますが、7年前にお酒を飲むのをやめる「断酒」を始めて、現在も継続しており、もうすぐ8年目を迎えようとしています。
そんなお酒と無縁の生活を送る中で、”お酒は適量であっても健康に悪い影響がある”という気になる記事を見つけました。
本日はアメリカ ウィスコンシン大学が行った「お酒は1日に1杯だけでも、脳が萎縮する」という研究結果や、私がお酒をやめるに至った経緯をご紹介いたします。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- お酒が脳年齢に影響しているという研究結果。
- 「酒は百薬の長」ではない。
- 私がお酒をやめる為に行ったことの紹介。
この記事ではアメリカの研究機関が成人3万6000人分のMRIデータを用いて飲酒と脳の健康との関係を調べた内容と、私が断酒するに至った経緯をまとめています。
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毎日お酒を飲む人は脳の老化が進むことになる
アメリカ ウィスコンシン大学のレミ・ダヴィエット博士の研究チームは、飲酒と脳の健康について、お酒が脳にどのような影響を与えるか調べました。
イギリスのバイオバンクに登録されているMRIデータ(36,000件)を元に、脳の健康とお酒の影響を調べた結果、1日に1杯程度のお酒でも脳の萎縮に影響があることが分かりました。
そして、脳の萎縮は酒量が増えることで、さらに悪い影響で出ることも分かり、アルコールが脳に与える影響は「指数関数的」であることもわかりました。
このことから、お酒を飲むと脳の萎縮が進み、脳の活動やシナプスの結合なども減る傾向にあり、酒量が増えることで脳萎縮が増加することも明らかになりました。
アルコールと脳萎縮の関係は別の研究でも明らかになっている
アメリカ ウィスコンシン大学のレミ・ダヴィエット博士の研究チームの研究結果とは別でアメリカ カリフォルニア大学のアーサー・トーガ氏らの研究チームでも、脳スキャンデータと飲酒量の情報を調べた結果、お酒を飲み続ける事により「脳」に悪い影響を与えるという同様の結果が出ています。
アーサー・トーガ氏の研究チームは45歳~81歳の11,000人以上を対象に脳のMRIの診断結果を調べたところ、毎日お酒を飲んでいる人は飲んでいない人に比べて脳年齢が高い傾向が数値として現れたことを確認しました。
脳年齢は脳の前頭前野の働き具合で測定され、脳年齢が若い人ほど前頭前野を効率良く使い、加齢とともに衰えていくものですが、脳年齢が若いと記憶力がしっかりしており、同時に複数の処理ができるなど、生活の中で分かりやすい形で現れます。
アーサー・トーガ氏の研究によれば、1日あたりのアルコール消費量1gにつき0.02歳(1日半)脳年齢が高くなり、脳年齢が高いほど脳の機能は低下する傾向にあるそうです。
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「酒は百薬の長」ではなく、お酒には適量は存在しない
ところで、皆さん一度「酒は百薬の長」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「酒は百薬の長」の語源は古く、古代中国の王朝でお酒を国家の専売制とした際に、中間搾取がはびこり民衆を苦しめた為、王朝は改めて命令を下して専売制をより強化して中間搾取を排除しようとした際の命令の一文に使われた言葉として記録されています。
そして、今では「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」という”お酒を賛美した意味”で使われるようになりました。
そもそも、お酒は適量であれば健康に良いとの考えは、イギリスのマーモット博士が1981年に行った「飲酒と死亡率のJカーブ効果」という疫学調査の影響が大きく、毎日適量飲酒する人は全く飲まない人や時々飲む人に比べて心筋梗塞などの冠動脈疾患による死亡率が低い傾向にあり、その数値をグラフ化するとアルファベットの「J」に似ていることから「Jカーブ効果」と呼ばれるようになりました。
しかし、この「飲酒と死亡率のJカーブ効果」については当時から疑問を抱く方も多く、飲酒の適量について研究が継続され、最新の研究では「飲酒と死亡率のJカーブ効果」は否定されており、お酒を飲むことで以下のような影響出ることが分かっています。
- 癌(悪性腫瘍)は飲酒によって発症率が高くなり、特に「口腔癌・喉頭癌・食道癌」などの発症率と飲酒量は相関関係が高い。
- 飲酒量が多いほど脳卒中の発症率が高まる。
- 飲酒量が増えることで心筋梗塞の発症率が高く、飲酒量が少ないほど低下する。
- 大量飲酒者の自殺率が高く、酒を全く飲まない人は自殺率が低い。
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お酒は毎日飲めばそれだけリスクが増す
レミ・ダヴィエット博士の研究チームの研究結果ではアルコールによる脳への影響は、継続的に毎日飲むほどに増えていくことが分かっており、また、酒量が増えるとリスクも上がることがわかりました。
具体的には1日に純アルコール量8g~16gを飲む習慣がある50歳の方と、お酒をまったく飲まない50歳の方とでは、脳年齢が2歳近く差があることが分かっています。
アルコール量が8g~16gというのは、ビールであればコップ1杯から2杯程度になり、日本酒であれば、おちょこ2杯~4杯に相当します。
引用元:厚生労働省
そして純アルコール量32gを摂取し続けた場合、50歳の時点で脳年齢に10歳以上の差でるとのことでした。
これらの研究結果は脳に安全な量のアルコールは見つからず、適度な飲酒として認識されていた飲酒量であっても脳への悪影響があることが分かり、各国が設定している飲酒ガイドラインを再検討する必要があると警笛を鳴らす内容となっています。
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私は7年前に断酒が目的でアルコール外来に通院した
ここまで研究機関によるお酒の影響についてお話ししましたが、ここからは私が7年前に断酒するためにアルコール外来に通院したお話しをしたいと思います。
私は20代の頃から毎晩晩酌で缶ビールを2~3本缶程度飲む生活を送ってきたこともあり、お酒を我慢するという事に強いストレスを感じていました。
しかし、薬を服用する必要がありお酒を控えた結果、アルコールの禁断症状が出たことで心身がアルコールに依存していることに気が付き、お酒の依存性に恐怖を感じたわけです。
このことがきっかけでアルコール依存症にまつわる書籍を読んだり、webサイトで調べたりしたことで、アルコールに依存することの怖さやお酒で生じる問題について理解が深まり、思い切ってアルコール外来に通って医者に相談することにしました。
【レグテクトとは】レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。引用元:レグテクト
このレグテクトという断酒薬の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、「お酒を飲みたい」と思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。
レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。
そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬ですが、お酒を自身でやめたいと考えている方には体への負担が少なく、私は自然にお酒から距離を置くことが出来ました。
飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか
私はレグテクトをアルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。
流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば処方してもらえますが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合はその限りではありません。
先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。
私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。
飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?
断酒薬であるレグテクトですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。
私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
薬代だけでいうと自己負担が1日200円で、保険が効かなかったら1日600円といったところでかなり高額です。
私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でしたが、これを飲むことで酒をやめられると思えば安いものと考えました。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
レグテクトを飲んだ感想は、素直に飲酒欲求がなくなる感覚があり薬の効果は感じられました。
「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。
もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると以下のような感じです。
空腹時は「食べたい!」と思うが、満腹時は「食べたい!」と思わないのと同じで、レグテクトを飲むとお酒を目の前にしても「飲みたい!」と思う気分が湧きあがらず、飲酒欲求が抑えられる。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、病院で処方してもらう薬は保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、2回目以降は購入代理店でレグテクトを手に入れました。
日本では珍しい一部のサプリメントや健康食品を購入代理店で購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。
購入代理店での値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できたことや、飲み比べても差はなくて飲酒要求が強いときに飲むことで飲みたい気持ちを抑えることが出来ました。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽で、私は初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
最後に
ここまでアメリカ ウィスコンシン大学が行った「お酒は1日に1杯だけでも、脳が萎縮する」という研究結果や、私がお酒をやめるに至った経緯をご紹介しました。
お酒を飲むことは法律で禁止されているものはないため、「飲む/飲まない」といったことは個人の自由ですが、現在の日本は酒造メーカーの影響が大きく、お酒に対する健康への影響が過小評価されており、そうした情報が一般的に広まっていません。
政府は「人生100年時代構想会議」を設立して、健康寿命を延ばして経済を回していこうとしていますが、こうした政策を踏まえると、お酒の脳への影響というものは大きい為、今後はこうした情報がもう少し広まっていくのではないかと予想しています。
この記事を読んだ結果、お酒を控えたいと考えている方がおられましたら、一度アルコール外来に相談するのも一つの手だと思います。
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お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ
断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。
シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
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頭皮や薄毛で悩んでいる方へ
私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。
AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。
薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。
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