こんにちはユレオです。
アフターコロナでは飲み会などが減っておりますが、皆さんは年末年始をどのようにお過ごしでしょうか?
飲み会が減ることについて、下戸な方にとってはうれしいことかもしれませんがお酒好きの方にとっては残念に思うのではないでしょうか。
私も以前は飲み会は「お酒が飲めるイベント」と楽しみにしてましたが、7年前に断酒を始めてからは「人とのコミュニケーションをとる為のイベント」と捉え、お酒は飲まないで飲み会に参加しています。
ところで皆さんは人は生涯でお酒が飲める量が実は決まっているという話しをご存知でしょうか?実は肝臓が生涯で処理できるアルコールには限界があるのです。
本日の肝臓が生涯で処理できるアルコールには限界があるというお話しと、私がアルコール依存症を克服するためにアルコール外来に通院したお話しをしたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 人生で飲めるアルコール量について。
- 厚生労働省が適度な飲酒量を定める根拠について。
- 私がお酒をやめる為に行ったことの紹介。
この記事は肝臓が一生で処理できるアルコール量についてと、私がお酒をやめる為にどういったことをしたのかというお話しを記事にまとめています。
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人生で飲めるアルコールの量は男性が600ℓで女性が300ℓ
人が生涯の間で飲めるお酒の量には限界があるという事をご存知でしょうか?
日本では人が集まる場ではお酒がつきもので、季節柄お酒を飲む機会が多いものの、こういったお酒に対する情報は広まっていないように思えます。
肝臓が生涯で処理できるアルコールは男性が500kg(600ℓ)で女性が250kg(300ℓ)と言われています。
なお、この酒量を超えると必ず肝硬変になるわけではありませんが、医学界では「これを超えたら肝硬変になってもおかしくない」と認識されています。
人が生涯飲めるアルコール量というのは決まっていて女性なら250kg、男性なら500kgと言われている。アルコールは水より軽いので500kg=600ℓくらい
その先に待ってるのは肝硬変。そこまでいくと脳もすでにおかしくなっている
— すーぷ (@souplifebond) December 29, 2021
また、お酒は肝臓だけではなく脳にも少なからず影響を与えます。
このような情報は酒造メーカーにとってはネガティブにはたらくことから、日本ではあまり公になっておらず、知られていないのが現状です。
休肝日は必要だが翌日の酒量が増えては意味がない
お酒を健康的に飲む為には休肝日を設けることが奨励されていますが、休肝日の翌日に普段よりも酒量が増えては意味がありません。
結局のところアルコールを生涯でどれだけ摂取したのかというお話しで、ある一定を超えると肝臓が限界になって「肝硬変」を誘発します。
お酒の種類 | アルコール度数 | アルコール量 |
ビール(350ml) | 4~5% | 14g~17.5g |
ワイン(750ml) | 10~11% | 75g~82.5g |
梅酒(200ml) | 13% | 26g |
日本酒(180ml) | 15~16% | 27g~28.8g |
焼酎(180ml) | 25% | 45g |
ウイスキー(30ml) | 40% | 12g |
ブランデー(30ml) | 40% | 12g |
上記のようにお酒の種類により様々ですが、ビール350ml缶を1日3本を毎日飲んだ場合は1日のアルコール量摂取量が52.5gとなる為、1年間で約19kgとなり、約26年間で500kg(600ℓ)に達します。
17.5g×3缶×365日×26年 ≒ 500kg(600ℓ)
二十歳を過ぎてから毎日350mlのビールを3缶晩酌している方は46歳で肝臓が生涯で処理できるアルコール量に到達することになり、こうしてみると生涯で飲めるお酒の量は意外と少ないことが分かります。
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厚生労働省が示す適度な飲酒は1日平均純アルコールで20g程度
厚生労働省は日本人の節度ある適度な飲酒は、1日平均純アルコールで20g程度と定めています。
1日平均純アルコールで20gであれば肝臓が生涯で処理できるアルコール量に達するには約68年間かかります。
500kg÷(20g×365日)≒ 68年
20歳になってから適量を飲み始めたら、88歳で肝臓の限界を迎えるということで、厚生労働省が「1日平均純アルコールで20g」と定めている根拠もうなずけます。
【諸外国におけるガイドライン】
引用元:厚生労働省
各国も基準飲酒量を定めていますが、どれも厚生労働省が定める「1日平均純アルコールで20g」を大きく下回っています。
こうした数値を見ても日本社会はお酒に対して規制が緩く、お酒が文化として根付いていることが良く分かります。
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私は7年前に断酒する為にアルコール外来に通院した
ここまで肝臓が生涯で処理できるアルコール量についてお話ししましたが、ここからは私が7年前に断酒するためにアルコール外来に通院したお話しをしたいと思います。
私は20代の頃から毎晩晩酌で缶ビールを2~3本缶程度飲む生活を送ってきたこともあり、お酒を我慢するという事に強いストレスを感じていました。
しかし、薬を服用する必要がありお酒を控えた結果、アルコールの禁断症状が出たことで心身がアルコールに依存していることに気が付き、お酒の依存性に恐怖を感じたわけです。
このことがきっかけでアルコール依存症にまつわる書籍を読んだり、webサイトで調べたりしたことで、アルコールに依存することの怖さやお酒で生じる問題について理解が深まり、思い切ってアルコール外来に通って医者に相談することにしました。
【レグテクトとは】レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。引用元:レグテクト
このレグテクトという断酒薬の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、「お酒を飲みたい」と思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。
レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。
そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬ですが、お酒を自身でやめたいと考えている方には体への負担が少なく、私は自然にお酒から距離を置くことが出来ました。
飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか
私はレグテクトをアルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。
流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば処方してもらえますが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合はその限りではありません。
先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。
私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。
飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?
断酒薬であるレグテクトですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。
私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
薬代だけでいうと自己負担が1日200円で、保険が効かなかったら1日600円といったところでかなり高額です。
私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でしたが、これを飲むことで酒をやめられると思えば安いものと考えました。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。
もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると以下のような感じです。
空腹時は「食べたい!」と思うが、満腹時は「食べたい!」と思わないのと同じで、レグテクトを飲むとお酒を目の前にしても「飲みたい!」と思う気分が湧きあがらず、飲酒欲求が抑えられる。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、病院で処方してもらう薬は保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、2回目以降は購入代理店でレグテクトを手に入れました。
日本では珍しい一部のサプリメントや健康食品を購入代理店で購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。
購入代理店での値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できたことや、飲み比べても差はなくて飲酒要求が強いときに飲むことで飲みたい気持ちを抑えることが出来ました。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽で、私は初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
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最後に
ここまで肝臓が生涯で処理できるアルコールには限界があるというお話しと、私がアルコール依存症を克服するためにアルコール外来に通院したお話ししてきました。
お酒を飲むことは個人の自由なので禁酒や断酒を進めるつもりはありませんが、お酒に対する情報が日本社会では不足していることで、身体には良くない飲み方をする方が大勢おられます。
お酒は適量を飲む限り問題ないのでしょうが、お酒が好きな方にとっては「適量で済ませる」事の難しさを身に染みてわかっているのではないでしょうか。
私は断酒をする際に酒量を減らそうとも考えましたが、適量で済ませることが難しいことから「酒を断つ」という選択をしました。
もしこの記事を読んだ結果、お酒を控えようと思う方がおられましたら、一度アルコール外来に相談することをお勧め致します。
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お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ
断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。
シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
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頭皮や薄毛で悩んでいる方へ
私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。
AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。
薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。
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