こんにちはユレオです。
皆さん日々心穏やかに過ごされていますか?イライラが募って八つ当たりしたり、気分がすぐれないということは無いでしょうか。
生活を送るうえで不要な「負の感情」といったストレスはできれば感じたくはないものですが、人である以上どうしてもそういった感情と付き合っていく必要があります。
さて、こうした「負の感情」は原因を分けると以下のようなものに分類できます。
- 「不安」を感じて落ち着かない
- 「恐怖」を感じて冷静さを失う
- 「怒り」を感じて冷静さを失う
- 「嫉妬」を感じて劣等感を感じる
- 「執着」を感じて意識が対象にしか向かわなくなる
さて、あなたはこうした感情と上手く付き合っていますか?本日はこうした負の感情に対する対応方法についてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
自分が感じている感情は何が生み出しているのか?
皆さん「エゴ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
このエゴというものは誰しもが持っているものですが、このエゴが様々な感情を生み出しているということをご存知でしょうか?
例えば以下のようなことを感じたことはありませんか?
- 自分の部下が自分よりも出世した。悔しい、妬ましいと感じた。
- 同僚と話していたが、自分の考えを否定された。馬鹿にされたと感じた。
- 駅で切符を買うときに前の人が手間取っている。早くしろとイライラした。
こうした感情ははたして「エゴ」が生んでいるのでしょうか?それとも「自分」が生み出しているのでしょうか?
この答えをお話する前に先に「エゴ」と「自分」が別であるというお話をしようと思います。
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エゴとは人間が本来持つ本能的なものであり、自分とは別の存在である
エゴが何なのかというお話をしたいと思いますが、先に答えを言ってしまうとエゴとは人が持つ本能的なものだと考えて差し支えないかと思います。
「エゴ=本能」と言葉を置き刈れば明確になりますが、「本能」とは人の個体に関するものではなく「人間」という生物に備わった能力です。
ますます分からないという反応が返ってきそうですが、誤解を恐れず申しますと、本能が生み出した感情を多くの人が「自分の感情」と解釈しているのですが、これがそもそも間違っているということです。
「本能(エゴ)」と「自分」は別であり、それぞれ独立した思考や感情を持っていますが、多くの人がその境目に気が付けていません。
エゴとは本能であり、人としてプログラムされた感情である
さて、エゴが本能であるというお話をしましたが先ほど上げた負の感情について説明したいと思います。
- 自分の部下が自分よりも出世した。悔しい、妬ましいと感じた。
- 同僚と話していたが、自分の考えを否定された。馬鹿にされたと感じた。
- 駅で切符を買うときに前の人が手間取っている。早くしろとイライラした。
世の中いろいろな性格の人がいるのに、こうした出来事が起きると多くの方が同じ感情を覚えることに不思議に思ったことは無いでしょうか?
性格が様々なら、こうした出来事に対しても感情は様々であってもおかしくありませんが、白人も黒人も日本人もモンゴル人も同じような感情を抱きます。
もちろん、感情を外に出してしまう人と、外には出さない方もおられますが、共通して言えるのは「人類は①~③の出来事が起きると負の感情が生まれる」ということです。
つまりこうした負の感情を感じることは人の本能として避けることが出来ません。
確かに「本能(エゴ)」が生み出した負の感情を避けることはできません。
ですが、それを感じたのは「本能(エゴ)」であり、「自分の感情」ではないと気が付くことが出来ればよいのです。
①:自分の部下が自分よりも出世した。悔しい、妬ましいと感じた。
→本能(エゴ)は部下より上と考えて部下を見下してたんだな~、その上下関係が崩れることに抵抗して「悔しい、妬ましい」という負の感情を生み出してるんだな~
②:同僚と話していたが、自分の考えを否定された。馬鹿にされたと感じた。
→本能(エゴ)は「私は正しい、相手が間違っている」と考えているんだな~ 本当はどちらが正しいかはしっかり見極めればよいだけで負の感情は本来いらないものだ。
③:駅で切符を買うときに前の人が手間取っている。早くしろとイライラした。
→本能(エゴ)は「急いでいるの私の時間を無駄にしやがって」と考えているな~ 確かに急いでいるが、切符を買う1分ほど差で目的につく時間が変わらないし、別にいいや。
このように、「本能(エゴ)」が「自分」ではないと理解することが出来れば、負の感情が湧いたとしても冷静に行動をとることが出来ます。
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エゴの存在が自分ではないことに気が付くことが出来れば多くの苦しみから解放される
「不安」「恐怖」「怒り」「嫉妬」「執着」といった感情は多くの場合、本能(エゴ)が生み出しており、生命の危機を回避したり、生存本能的に相手より優位に立とうとしているにすぎません。
もちろん生命の危機を感じるような状況では、本能(エゴ)が生み出した感情から行動を起こして回避する必要がありますが、現在社会においてそういった状況は稀です。
現代社会においては本能(エゴ)に従って赴くまま行動を行う人は、人として嫌われたり距離を置かれたりする原因となります。
その為、多くの方が本能(エゴ)を抑え込もうとしてうまくいかず、葛藤して苦しみます。
しかし、本能(エゴ)が自分の感情を別と理解出来れば、なにか嫌な出来事が起こり負の感情を覚えたとしても「ああ、また本能(エゴ)が負の感情を感じてるんだなー」と気が付くことで冷静さを保ち、負の感情に葛藤して苦しむことが無くなります。
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最後に
ここまで「不安」「恐怖」「怒り」「嫉妬」「執着」等の負の感情に対する対応方法についてお話ししてきました。
本能(エゴ)と自分は別と理解することが出来れば、本能(エゴ)が生み出す感情は自分が生み出した感情でないことが理解でき、冷静さを保ち、負の感情に悶えることが無くなります。
今回の記事でご紹介した考えはエックハルト・トールの著書で詳しく説明されています。
エックハルト・トール(1948年2月16日生まれ)は、ドイツ生まれでカナダ在住の著者。「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(原題 The Power of Now)と、「ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる」(原題 A New Earth)の二冊の著作で特によく知られる。2011年に、ワトキンス・レビュー(Watkins Review)による、 世界で最も精神的に影響力のある人物に位置づけられた。2008年にはニューヨーク・タイムズが「アメリカで最も人気のある精神世界分野の著者」と評した。
人生を生きて行くのが楽になるので是非一度読まれることをお勧めいたします。
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