こんにちはユレオです。
みなさまに突然ですが質問をさせていただきます。
●あなたは今幸福と感じていますか、それとも不幸と感じていますか?
●あなたは世の中を楽しんでいますか、それとも楽しめていないですか?
あなたが今幸福と感じて世の中が楽しいと思うのなら問題はなく、それを継続するのが大事なことです。
しかし今不幸と感じて世の中を楽しめていない方はどうでしょうか?その状態を続けていくのは当然望んでいないはずです。
「人生はなぜこんな苦しいのか、なぜ私は幸せになれないのか」
誰しもそんなことを考えたことは一度や二度はあるはずです。
今日は人生の送るうえでの「幸福や不幸とは何が生み出しているのか」というお話をしたいと思います。
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あなたの”世の中”と私の”世の中”は異なる
「世の中は楽しい」と思う人は幸せを感じて「世の中は楽しくない」と思う人は不幸だと感じています。
しかしよく考えてください、同じ「世の中」なのになぜ人によって「楽しい」「楽しくない」の解釈の違いが生まれるのでしょうか?
世の中で起きる出来事は必ず「一つの事象」しか存在しません。
雨が降る日は誰もが雨に濡れるはずで、「いや、私は世の中では晴れてたよ」というようなことは絶対に起こりえません。
つまり、世の中で起きる出来事は必ず同じである為、「楽しい」や「楽しくない」といった違いは本来生まれないはずです。
しかしながら事実として、何かの出来事に対して「楽しい」と感じる人と「楽しくない」と感じる人が生まれます。
この事から「世の中はそれぞれ個人の数だけ存在する」ということが分かります。
「えっ!どういうこと?なんで”世の中”が個人の数だけ存在するの?」
そんな声が聞こえてきそうですのでゆっくり説明させていただきます。
少し飛躍した内容で混乱しそうですが、「出来事は1つしか存在しないが、その出来事に意味づけをするのは個人の数だけいる」ということです。
例えば台風が来て嵐になったという出来事に対して、「嘆く人」「焦る人」「喜ぶ人」「何とも思わない人」など、その事実をどう感じるかは個人それぞれで異なり、”世の中”が個人の数だけ存在するのです。
この事からあなたにとっての「世の中」と、私にとっての「世の中」は出来事が同じにもかかわらず違う「世の中」なのです。
あなたにとっての「世の中」は楽しいが、私にとっての「世の中」は楽しくないということが起きるのはこのためです。
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世の中には楽しいも楽しくないも、そもそも存在しない。
先で説明したように、世の中が楽しいと感じる人がいるのと同じように世の中が楽しくないと感じる人もいます。
それは個人によって「世の中」が違うからですが、この違いがなぜ生まれるかと、世の中が楽しくないと感じている人は、ただ「世の名は楽しくないもの」と思い込んでいるにすぎません。
「世の中が楽しくない」のではなく「あなたが世の中を楽しくないと思っている」だけなのです。
人は客観的な世界でなく、主観的な世界に住んでいます。
つまり、「世の中が楽しくない」と思い込んでいるから「楽しくない」のであって、「楽しい」と思い込めば楽しく感じて幸福感を得る事が出来るのです。
世の中が楽しいと思えないのは「楽しい」と思いたくないだけである
ここまで淡々とお話ししてきましたが、そんなに簡単に幸福を感じれるのなら、誰もこんなに悩んだり苦しんだりすることは無いはずと思っていませんか?
そういった方はそうして悩んで苦しむ事が習慣となり、世の中が楽しくない状態を保とうと「そんなに簡単に人は変われない」と考えて楽しくなるのを無意識で阻止したり、何かを理由に変わろうとするのを止めていたりします。
世の中が楽しめない原因というのは人間関係の失敗とか、仕事での失敗などいくつか理由があるかもしれませんが、そういった物は全て過去の出来事です。
今の目的が「幸せになりたい、世の中を楽しみたい」であるのなら、そのことだけを考えれば良いのに、因果関係の無い過去の出来事を取り上げて、変わろうとする自分を阻止しているのです。
「過去の人間関係や仕事の失敗」と「これから幸福を感じて世の中を楽しむ」ということに何か因果関係がありますか?
冷静に見れば直接関係の無い事なのに、「過去の人間関係や仕事の失敗」を理由に「不幸を感じ世の中が楽しくない」ことの理由としていませんか?
過去はすでに過ぎ去った出来事で、それに囚われ今身動きを取れなくする理由は無いのです。
過去についての考え方はこちらで触れています。
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まとめ
ここまで人生を送るうえでの「幸福や不幸とは何が生み出しているのか」についてお話ししてきました。
- 「世の中が楽しくない」と感じている人は、ただ「世の中を楽しくないと思っている」だけです。世の中にはそもそも「楽しい」も「楽しくない」も存在しません。あなたが世の中を「楽しい」や「楽しくない」と意味付けているだけです。
- 過去の不幸な出来事、例えば「過去の人間関係や仕事の失敗」と、これから求めようとする「幸福を感じて世の中を楽しむ」ことには何も因果関係はありません。目的が「これから幸福を感じて世の中を楽しみたい」のであれば、ただ純粋にそれを求めればよいのです。
ここまでお話すればお分かりかと思いますが、幸福や不幸とは何が生み出しているのかというあなた自身です。
ただ、あなたが人生に「幸福や不幸」という意味づけをしてるにすぎません。
これらの考えはアドラーの提唱するアドラー心理学に関連する書籍に詳しく書かれています。
【アルフレッド・アドラー】
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)、1870年2月7日 – 1937年5月28日)は、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
初期の頃のフロイトとの関わりについて誤解があるが、アドラーはフロイトの共同研究者であり、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、個人心理学(アドラー心理学)を創始した。
アドラー心理学では人間はいかに生きるべきかに触れており、どうやったら今抱えている悩みを解決できるかを考える実践の心理学です。
また、どうすれば幸福になれるかということにも踏み込んでいます。
アドラーの心理学は今不幸と感じて世の中を楽しめていない人や、今は幸せと考えている人も、人生を歩むうえで手引書となるので、ぜひお読みすることをお勧めいたします。
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