こんにちはユレオです。
本日は個人でブログ運営をされている方や、これからブログ運営を始めようと考えている方に向けた内容で、ブログ運営でのアクセス数にまつわるお話です。
私はサラリーマンをしながらブログ運営を行っているサラリーマンブロガーで、本業は会社員ですが、ブログ運営を行うことで少額ながら副収入を得ています。
このような話をすると「ブログで副業ってイイね!」という声が聞こえてきそうですが、ブログ運営を2年以上行って来た身としては「ブログは副業としてはおすすめできない」と即答できます。
本日はブログ運営が副業としておすすめできない理由と、世の中のブログやWebサイトの1記事あたりのアクセス数の実態についてお話ししたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 副業と考えるとブログ運営は労力に見合わない。
- ブログで5万円の利益を得るには40万PVが必要。
- 毎月1000PVが得られる記事は0.3%しかない。
本記事ではブログ運営を副業と捉えた場合、労力に見合わず収益性が低いことについて説明しています。
また、ブログやWebサイトは既に飽和状態であり、世の多くのブログやWebサイトの記事は、ほとんどアクセスされていないという事実についてお話しいたします。
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ブログは副業として捉えると厳しい理由
ブログ運営を副業と考えた場合、その厳しさ説明しやすい例に「アルバイトの時給」があります。
皆さんはアルバイトの経験が一度くらいはあるかと思いますが、時給はいくらだったか覚えていますか?
私の学生のころのアルバイトの時給は850円程度で、大体1日5時間ほど働き、日給4,250円を稼ぐというのを週3日ほど行っていました。
1ヶ月の労働時間はおおよそ60時間で、一ヶ月で5万円ほど稼いでいたことになります。
さて、ブログ運営にこれを置き換えてみましょう。
ブログ運営の基本的な環境が整っている前提ですが、60時間を使って書ける文字数は平均48,000文字と言われています。
800文字/hで書き続けることができるなら…
経験を積んでくると、1時間に800文字というペースなら、無理なく丁寧に書けるようになると思います。人によっては「そんなの遅すぎる」と思うかもしれません。
ただ、このペースを維持できると…
1,600文字のブログ記事なら2時間
12,000文字のセールスレターなら15時間
40,000文字の有料コンテンツなら50時間
100,000文字の書籍なら125時間で書ける計算になります。
毎回、確実にこれくらいの時間で書けるライターがいたら、かなり優秀ですよね。
瞬間的にすごく早く書けたとしても、スランプに陥って何日もロスするのでは意味がありません。ウサギとカメの話じゃないですけど、コツコツ書き続けられることが大事です。
引用元:1時間に何文字書ければ「優秀なライター」と言えるのか? | デジタルコンテンツ企画室
詳細については以下の記事でまとめています。
48,000文字というのは1記事あたり1,000文字程度のブログであれば約50記事になるわけですが、当ブログのように文字数が多めのブログの場合は、1記事あたり3,000文字~5,000文字なので、平均を4,000と考えると12記事分となります。
さて問題です。この12記事でどれくらいのアクセス数があれば5万円が稼げるのでしょうか?
ブログ運営で5万円の利益を得ようと考えると40万PVが必要
先程の続きになりますが、60時間かけて1記事4,000文字の記事を12記事仕上げて、その記事をインターネット上で公開してどれくらいのアクセス数があれば5万円を稼ぐ事が出来るのでしょうか?
ブログで収益を得る方法はいく通りかありますが、広告収入を大きく分けると以下の2つのタイプになります。
- 「Google Adsense」等のクリック保証型の広告
- 「A8」等の成果報酬型ASPの広告
「①」のクリック保証型の広告はクリックされるだけで報酬が発生するので、報酬発生までのハードルは低いですが、1件あたりの報酬は15~50円とそれほど高くはありません。
「②」の成果報酬型ASPはクリック保証型とは違い、クリックされただけでは報酬にはならず、商品ページから商品を購入してもらって初めて報酬が得られえるタイプです。
ただ、成果報酬型ASPは1件売れたら数百円~数千円という高額な収益が得られることもありますが、非常にハードルが高い広告と言えます。
私は2年以上ブログ運営を行っていますが、「②」の成果報酬型ASPでの報酬を得たのはほんの数回で、よほどの文才が長けていなければ成果報酬型ASPでの報酬を安定的に得るのは難しいと言えます。
そのため、一般のブログ運営者の収入の多くが「①」のクリック保証型の広告になるわけですが、クリック保証型の広告は「アクセス数が伸びると収益も伸びる」特徴を持っています。
例えばブログに訪れた0.5%のユーザーが広告をクリックしたとして、その時に発生する収益が1クリック25円だった場合は以下のような収益になります。
この計算から、5万円の収入を得るには40万PVものアクセス数が必要となり、仮に12記事で割れば、1記事に対して平均33,000PVがあれば5万円の収益が生まれます。
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毎月1000PV得られる記事は0.3%しかない
ここまで長々とお話ししてきましたが、1記事で33,000PVを得るというのを12記事達成するのはかなり難しいと言えます。
もちろん120記事を書いて1記事あたり3,300PVを得るというのでも収益は同じですが、120記事を書くということは必要な文字数は480,000文字であるため、単純計算で記事作成のために600時間を必要とします。
ところで世の中のブログやWebサイトの1記事あたりのアクセスはどれくらいあるものなのでしょうか?
世の中の約9割の記事は一ヶ月で1度もアクセスされない
実は毎月1000PV得られる記事というのはネット上ではわずか0.3%という割合で、約9割以上のブログやWebサイトの記事は一ヶ月で1度もアクセスされません。
Last year, we studied our entire content index to see how many pages get organic search traffic and why.
Turns out: 90.88% of all pages in our Content Explorer index get zero traffic from Google, and 4.5% of them get less than ten visits per month. pic.twitter.com/X9EYiYz7sM
— Ahrefs (@ahrefs) October 6, 2019
昨年、コンテンツインデックス全体を調査して、オーガニック検索トラフィックを獲得するページ数とその理由を確認しました。
結果:コンテンツエクスプローラーのインデックスのすべてのページの90.88%がGoogleからのトラフィックが0で、そのうち4.5%が月に10回未満の訪問しかありません。
0PV/月 (90.88%)829,391,973
1~10PV/月 (4.50%)41,024,795
11~100PV/月 (3.09%)28,206,170
101~1000PV/月 (1.24%)11,282,106
1001PV/月 以上 (0.30%)2,727,878引用元:@Ahrefs tweet
こうした情報を見る限り、1記事で33,000PVを得られる記事を12記事も生み出すのは、まず不可能に近いことが分かります。
そして仮に一ヶ月で1,000PVある記事が12記事書けたとしても、60時間分労力に見合った5万円の収益を得るには約33ヶ月(2年9ヶ月)かかることになります。
このように、ブログで5万円の収入を得るということは相当に難しいわけです。
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最後に
ここまでブログ運営が副業としておすすめできない理由と、世の中のブログやWebサイトの1記事あたりのアクセス数の実態についてお話ししてきました。
ブログを運営する上で、副業と捉えた場合は60時間を費やして5万円の利益が出ない可能性のほうが遥かに高く、ブログ運営は「副業」として著しく効率が悪いと言えます。
ブログ運営は長期に続けていれば利益は出ますが、成果が出るのはおそらく半年から1年くらいで、それぐらい続けたとしても、1ヶ月で得られる収益は月1万円も出ていれば良い方だと言え、はっきり言えば労力に全く見合いません。
ブログは副業と考えず、自分の考えや知っている情報を発信出来る「承認欲求を満たしてくれるツール」と捉えるぐらいが良く、趣味として継続して、気がつけば収益が出ているというのが理想です。
そのため、何か個人で情報を発信したいという欲求や、文書で表現したい何かが無いのであれば、これからブログ運営で副収入を得るというのは個人的にはお勧め致しません。
あくまで個人的な考えてはありますが、これからブログ運営を始めようと考えている方に参考になれば幸いです。
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