みなさん、もし突然やったこともない仕事を振られてたらどう感じますか?
仕事をする以上責任が発生する為、未経験の仕事について職務をこなせるか不安を感じるのではないでしょうか。
そういった不安を感じることは特におかしなものではなく、人として普通の反応です。
この未経験の仕事を振られたケースの場合は「なぜ不安なのか?」をまず考えると、理由は「未経験で、仕事の進め方が分からない」ことが原因になります。
それであれば、前任者に聞くなり前任者がいなければネットで調べるなりで大概は解決できます。
しかし不安を感じたが何が原因なのかを考えない場合は、不安を解消する手段が見つからず、ただ無駄に時間が過ぎるだけです。
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思い込みで人は能力を制限する
人は安定性を求める傾向があり、今と変わらない普遍性を求めます。
新しいことをしたり、覚えたりすることを億劫と感じて安定した今を守る傾向があります。
新たに未経験の仕事をすることになれば、当然このような心理が働き不安を感じるわけです。
しかし、いざ仕事をしてみると大きな問題もなく終えてしまい、一度やり方を覚えてしまえばただのルーチンワークに成り下がります。
職種や仕事内容によりますが、会社の命運を分けるような重大な仕事や、新技術の開発等の未開の分野でない限り、大概の仕事が「やってみたらどうってことなかった」という結果になるものです。
仕事を振る相手は「あなたならこの仕事ができる」と思って仕事を振っているわけですからあなたの思い込みがどうであれ、あなたにはそれをこなすための能力を持っているわけです。
仕事を進めるうえでの最大の問題はあなたが「自分ではできないと思い込んでいる」ことです。
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「10秒の壁」という思い込み
身体は本来もっている2.3割の能力しか使っていないとも言われています。
なぜなら脳に「思い込み」が存在し、身体が無理できないように働きかけるからです。
「10秒の壁」という言葉をご存知でしょうか?
10秒の壁は陸上競技男子100メートル競走において達成困難と考えられていた9秒台に対する記録の壁で、10秒の壁を越えた記録は偉大な短距離選手の証明とされています。
しかし、1990年まで10人もいなかった9秒台の選手が、90年代以降は約10倍の100人近くに増えています。
道具や器具、トレーニングの環境も影響はあるでしょうが、人は「10秒の壁を超えるのは難しい」という思い込みが無くなったことが大きいのではないでしょうか。
思い込みの効能
プロスポーツの世界では「セルフトーキング(自己暗示)」を使ったトレーニング方法の有効性が証明されており、多くのプロのアスリートがも実際に行っています。
野球選手であればホームランを打った時の姿をイメージしたり、ゴルファーならカップインした時の姿をイメージします。
スポーツの話と仕事の話と全然違うように感じるかもしれませんが、これは仕事でも同じことが言えます。
実際やってみたら大したことが無い仕事でも「思い込み」ですごく難題に思えたり不安で仕事のパフォーマンスが落ちます。
しかし、隣の席の同僚が同じ仕事をして難なくこなしているのを見ると、「簡単なんだ」というイメージが働き不思議と不安が消え、
あなたが本来持っているパフォーマンスを発揮して問題なくこなすことが出来ます。
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まとめ
未経験の仕事を振られて不安を感じたときは、以下の事を考えてみてください。
- なぜ不安に思うのか。不安の原因は何なのか。
- 何が解決すれば不安が無くなるのか。
- 「自分では解決できない」のか、「自分では解決できないと思い込んでいる」だけなのか。
上記の3つのを冷静に考えて「思い込み」が原因であることがわかれば、仕事において不安感はなくなります。
何より、冷静に自分の思い込みがどのように自身に影響を与えていたかを実感できます。
思い込みをコントロール出来ればあなたの可能性が広がること請け合いです。
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