こんにちはユレオです。
新型コロナウイルスの感染拡大はパンデミックを引き起こし、日常生活に変化を与えました。
その変化の一つに外出時に”マスク”を付ける方が増え、病院などの一部の施設ではマスク着用が今でも義務付けられています。
そして、働き方にも変化があり、これまでほとんど定着していなかった「リモートワーク」が普及しました。
今では世間はかなり落ち着きを取り戻しましたが、外食するの機会が減り、自宅で深酒をする人が増えています。
これは日本のみならず世界中で起きており、家庭でのアルコールの消費は増加傾向にあり、アルコール依存症予備軍と呼ばれる方が増加しています。
本日はアフターコロナでアルコール依存症が増えていることや、お酒が簡単にやめられないメカニズムについてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 内食や中食で家庭でのお酒の消費が増えている。
- お酒をやめても些細なことで飲酒欲求が湧き上がる。
- 私はお酒を断つためにアルコール外来に通った。
本記事ではアフターコロナでは家庭のアルコール消費が増えていることや、お酒をやめられない脳の仕組みについて記事にまとめています。
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アフターコロナでは酒の販売量が増えている
新型コロナウイルスが猛威を振るった2021年頃は自宅で過ごすことが増えた結果、「外食」を減らす方が増えて外食産業の売上が低下し、代わりに自宅で調理して食事をする「内食」や、惣菜や弁当などを買って家で食べる「中食(なかしょく)」を利用する方が増えました。
外食が減ると外でお酒を飲んでいた方は自宅で飲むようになり、アフターコロナではビールの売上が伸びているというニュースが報じられました。
【2月のビール販売1%増 「巣ごもり」で家庭消費増加】
ビール大手4社は11日、2月のビール系飲料の販売量や販売額を公表した。販売量合計はサントリービールの推定によると前年同月比で1%増えた。新型コロナウイルス感染防止のための在宅勤務や外出自粛など自宅で過ごす時間が増える「巣ごもり」の動きが月後半から見られ始めた。ただ3月以降は飲食店向けが宴会中止などで冷え込む影響が本格化しそうだ。
ビール系飲料全体の販売量ではキリンビールが1%増、サッポロビールが2%増だった。ともにビールと発泡酒で前年を下回った一方、第三のビールが前年を上回り、全体をけん引した。9%減少したサントリービールは前年に第三のビールを発売した反動が出た。
販売金額で公表するアサヒビールは4%増えた。「スーパードライ」が販売量で4%増えた。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56661460R10C20A3XQH000/
これは国内のニュースですが、海外でも同様に家庭でのお酒の消費が増えています。
また、インターネット回線を使った「オンライン飲み会」などが注目を集め、外食を内食や中食に切り替えることで飲み会の費用が安く済むようになったという方増えたのでないかと思います。
オンライン飲み会で強い飲酒欲求が湧いた
私はアルコール依存症だったことから7年前に酒を断ち、今もお酒を一切口にしない生活を送っています。
これまで仕事の付き合いで飲み会に誘われることはありしたが、飲み屋でもソフトドリンクで過ごす形で参加してました。
ただ、断酒を始めた当初から順調に断酒出来ていたわけではなく、最初の1年ほどはアルコール飲料を目にしないように生活を送っていました。
しかし、2年目になる頃からはスーパーでお酒を見かけても渇望するような飲酒欲求は沸かなくなり、もう断酒が定着したと思っていました。
ところが、アフターコロナではテレワーク中心の生活になり、生活の中でストレスが溜まる為、先日オンライン飲み会に参加した際に同僚がお酒を飲んでいるのを見て、なんとも言えない強い飲酒欲求が湧きました。
オンライン飲み会の最中でしたが、なんとも言い難い飲酒欲求が湧いてきたので、途中で退席することにしました。
お酒の記憶はいつまでも残り、些細なことで飲酒を誘発する
身もふたもない話ですが、アルコール依存症の治療法として有用なものは「一生お酒を飲まない」ことです。
治療のポイントは「お酒を減らす」ではないところで、お酒を減らす方法だとアルコールに依存する生活からの回復できません。
一度アルコールに依存した方は、お酒を年単位でやめていた場合でも、再び飲み始めると依存してた頃と同じような飲み方に戻ってしまうことがほとんどで、アルコール依存症の治療で有効なのは、お酒が如何に無駄なものであるかということをすり込み、お酒から遠ざける生活を送ることにあります。
なぜアルコール依存症になった方は年単位でお酒を断ったとしてもお酒を口にすると元に戻ってしまうのでしょうか?
この内容について大変興味深い研究結果があります。
オランダの総合大学である「アムステルダム自由大学(Vrije Universiteit Amsterdam)」の研究者によると、人はアルコールを口にすると強い満足感が味わえる体験となり、結果として脳に持続的な変化が生じて、ついお酒に手を出したくなってしまう「記憶痕跡」が形成されてしまうとのことです。
このお酒に対して手を出してしまいたくなるきっかけ(トリガー)は、何もお酒そのものではなく、ワインのボトルであったり缶ビールの開けるときの音であったりと、人それぞれ異なります。
「記憶痕跡」とは記憶とは異なり、学習時に活動した特定のニューロンとして脳内に残る物理的な痕跡で、人が幼少の頃に自転車に乗れるようになった後、大人になって数年ぶりに自転車にまたがったとしても、難なく乗りこなせるのと同じように、強い記憶の痕跡として残ります。
この記憶痕跡は生涯脳に残り続けるので、アルコールに依存していた方はどれだけ禁酒や断酒を続けていたとしても、ささいなトリガーによってお酒の記憶が蘇り、強い飲酒欲求が湧き上がります。
これはもう脳の仕組みの問題で、意志だけで解決するのは難しく、物理的にお酒を遠ざけることがアルコール依存症の有効な治療法としている理由にもなっています。
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私は断酒を始めるときにアルコール外来に通った
私はアルコール依存症を自覚してなんとかしたいと思った7年前の当時、アルコール依存症にまつわる書籍を読んだり、webサイトで調べたりしたことで、お酒に対する怖さやお酒で生じる問題について理解を深めました。
そうした情報からアルコール依存症は本人の意思で治療することが難しいことを知り、私は断酒を成功させるために最初からアルコール外来に通い断酒のための薬を処方してもらうことにしました。
【レグテクトとは】レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。引用元:レグテクト
このレグテクトという断酒薬の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、「お酒を飲みたい」と思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。
レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。
そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬ですが、お酒を自身でやめたいと考えている方には体への負担が大変少なく、自然にお酒から距離を置くことができる薬で私にはピッタリでした。
飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか
私はレグテクトを最初は、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。
流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば処方してもらえますが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合はその限りではありません。
先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。
私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。
飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?
断酒薬であるレグテクトですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。
私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
薬代だけでいうと自己負担が1日200円となり、保険が効かなかったら1日600円ちょっとといったところでかなり高額です。
私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でしたが、これを飲むことで酒をやめられると思えば安いものと考えました。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。
もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると以下のような感じです。
空腹時は「食べたい!」と思うが、満腹時は「食べたい!」と思わないのと同じで、レグテクトを飲むとお酒を目の前にしても「飲みたい!」と思う気分が湧きあがらず、飲酒欲求が抑えられる。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、病院で処方してもらう薬は保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、2回目以降は購入代理店でレグテクトを手に入れました。
日本では珍しい一部のサプリメントや健康食品を購入代理店で購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。
購入代理店での値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できたことや、飲み比べても差はなくてしっかりとレグテクトとしての効果を感じました。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽で、私は初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
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最後に
ここまでアフターコロナでアルコール依存症が増えていることや、お酒が簡単にやめられないメカニズムについてお話ししてきました。
私はオンライン飲み会という場で強い飲酒欲求が湧く事態となったのですが、幸いにも自宅にお酒がなかったことから飲まずに過ごすことが出来ました。
正直なところ何が原因で強い飲酒欲求が湧いたのかわかりませんが、リモートワークの生活が続いていた事でのストレスも原因の一つかもしれません。
お酒は節度を持ってうまく付き合うのが一番で、最近飲みすぎていると感じている方は意識してお酒を減らすことや、別のストレスの発散方法を探してみることをおすすめ致します。
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お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ
断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。
シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
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頭皮や薄毛で悩んでいる方へ
私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。
AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。
薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。
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