作家の柳田邦男の名言に以下のようなものがあります。
あなたは幸せに対しては目を閉じて気がつかないふりをし、不幸に対しては目を見開き全力で探していませんか?
ですが、冷静に目の前を見てみると、実は困っていないことに気が付きます。
一度それに気が付けば困っていないどころか、結構幸せなことにも気づきます。
不幸とはその場で起きていないことが大半です。
その事実に気が付くと不思議と幸せが見えてきます。
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外的要因で幸せになることは無い
あなたはこんなことを考えたことはないでしょうか?
- 「100万円が手に入れば俺は幸せだ!」
- 「あいつがいるせいで俺は不幸だ。あいつがいなくなれば俺は幸せになる!」
もちろん、その望むことが実現したらつかぬ間の幸せが訪れるでしょう。
しかし、それはすぐに不幸に感じる種になることもあります。
- 「100万円を手に入れたが、もっと欲しい!1000万ほしい!1000万をもっていない俺は不幸だ!」
- 「あいつがいなくなったが、また同じような嫌な奴が現れるかもしれない!不安だ!」
人は幸せなことに対して盲目的になり、逆に不幸なことに対しては必至で探します。
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子蜘蛛は巣の作り方を誰に教わるのか
蜘蛛が誰にも教わっていないのに複雑な蜘蛛の巣を作れることに疑問を持ったことは無いですか?
あれは蜘蛛が本能として備わった、生まれ持った能力です。
人も同じように生まれ持った能力の一つとして、幸せよりも不幸を探そうとします。
あなたは夜になれば自宅へ帰り、雨が降っても濡れることがなく、暗くなったら明かりを灯し、喉が乾いたら冷蔵庫に冷えた飲み物があることでしょう。
これは幸せなことです。
幸せを手に入れていると言っても問題ないでしょう。
俺はもっと贅沢したいの!贅沢できない俺は不幸だ!」
こうやって目の前の幸せなことに目を背けて、わざわざ不幸を探そうとします。
幸せは身近にあるもの
幸せの青い鳥というお話をご存知でしょうか。
チルチルとミチルが幸福の象徴とされる青い鳥を探しに旅に出ますが、見つけることができずに帰宅すると、ベッドの横の鳥かごの中にいました。
幸せは遠くではなく身近にあるものというお話です。
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幸せの見つけ方
何かのきっかけで不幸に感じた時、ひと呼吸して以下のことを考えてみてください。
- それは今起きている?過去のことだったり未来の事だったりしない?
- それはあなたの想像であって現実には起きてないよね?
- それが損なわれると”あなた”が損なわれるの?
この3つに該当しない事象は実在する不幸ではありません。
あなたが不幸を探そうと躍起になっているだけです。
その事実に気が付くことができれば、あなたはすぐに幸せを見つけることができると思います。
今日もあなたに幸ありますように
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