こんにちはユレオです。
日本では20歳を迎えることで制限がなくなり出来るようになるものがいくつかあります。
そうした制限が外れるもので一番わかりやすいものは「お酒」「煙草」であり、中には悪ぶって10代のうちにこれらを嗜む方もおられますが、20歳になれば堂々とお酒を飲んだり煙草を吸ったり出来るようになります。
私が成人したのは今から約20年以上前ですが、成人してから十数年間はお酒をほぼ毎日飲む生活を続けてきました。
しかし、7年前に断酒を始めたことでお酒をすっぱりとやめて、現在も続けています。
私は断酒が軌道に乗るまで様々な苦労がありましたが、その後は飲酒要求をコントロールして文字通りアルコールを一滴も飲まない生活を続けています。
本日は私の備忘録もかねて7年間お酒を辞めたことで私の生活がどのように変わったのかお話したいと思います。
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本記事の内容
- お酒をやめようと思ったきっかけについて。
- アルコール外来に通院した話。
- お酒をやめたことで私の人生が大きく変わった。
本記事では私がお酒を辞めようと決意した理由や、7年間お酒を辞めたことで私の生活がどのように変わったのを記事にまとめています。
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私はお酒(アルコール)に依存していた
皆さんは「依存症」について意識したことはありますか?
「依存症」とは特定の物質使用や行為をくり返すことで起こるもので、わかりやすい例だと「飲酒・喫煙」や「ギャンブル・オンラインゲーム」が挙げられます。
これらの「特定の物質使用や行為」を行うと人は刺激を受けて脳内物質が分泌されることにより快楽を得たり気分が高揚します。
その快楽や気分の高揚を何度も楽しむようになると、身体的にも精神的にも「特定の物質使用や行為」がなくてはならない状態になり、自身でコントロールができなくなった状態が「依存症」です。
一度依存症になると回復は難しく、何年も「特定の物質使用や行為」を止めていたとしても再開すると同じように依存してしまいます。
私は以前はお酒に依存していました。しかし、毎晩晩酌でビール500mlを2.3缶飲む程度で、健康診断で引っかかるといった問題があったわけではありません。
また酒癖も問題なく、お酒にまつわる問題を起こしたことはありませんでした。
私は2015年当時に勤めていた会社は仕事が忙しくて精神的な疲労がたたり、寝付きは良いものの「中途覚醒」や「早朝覚醒」等の不眠症になり、睡眠外来に行って睡眠薬を処方してもらうことになりました。
その際に医者から睡眠薬を飲む際はお酒をやめるようにと言われたことで、晩酌をせずに寝るようにしたところ、問題が無かった寝付きも悪くなり、就寝中に大量の寝汗をかくようになりました。
寝汗は酷くて一晩で何度もパジャマを着替えるほどで、最初は風邪でもひいたのかと思ったのですが、症状を調べたところ、アルコール依存症の方がお酒を突然やめたことで起こるアルコールを依存症による離脱症状に酷似していました。
アルコール依存症の離脱症状には「手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴」など様々あります。
【アルコール依存症による離脱症状】
早期離脱症状は飲酒を止めて数時間すると出現し、手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴などがみられます。後期離脱症状は飲酒を止めて2~3日で出現し、幻視(見えるはずのないものが見える)、見当識障害(自分のいる場所や時間が分からなくなる)、興奮などのほかに、発熱、発汗、震えがみられることもあります。
そして患者さんは、離脱症状による不快感から逃れるために、さらに酒を飲み続けることになってしまいます。
引用元:アルコール依存症治療ナビ.ip
私は幸いにも「発汗(特に寝汗)」や「イライラ感」「集中力の低下」で留まり、周囲に迷惑をかけるような状況にはなりませんでしたが、自身がアルコール依存症に片足(両足?)を突っ込んでいることを自覚できたことからお酒を辞める決意をしました。
お酒を辞めるためにアルコール外来に通院した
私はアルコール依存症に関する情報をインターネットで調べた後に、日曜日だというのに休日でも診療を行っているアルコール外来をわざわざ探して朝から訪れました。
アルコール外来に頼った理由は「アルコール依存症が自身の意志だけでは回復が難しい」ということを知り、断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してもらうために向かいました。
しかし、診療を受けた結果医者からは「シアナマイド」や「ノックビン」ではなく「レグテクト」が処方されました。
詳細はこちらで詳しく触れています。
私はこの時「シアナマイド」や「ノックビン」ではなくて「レグテクト」が処方されたことに不満を感じましたが、後から考えるとしっかりと私のこれまでの飲酒状況やお酒を辞めたいと思ったきっかけを医者に話したことで、医者が私に合った薬を処方してくれたのだと思います。
「レグテクト」についてはアルコール外来で1か月分を処方してもらった後、ジェネリック医薬品(後発医薬品)をまとめて購入すると割引が利くインターネットの購入代理店を見つけたので、そちらで継続して購入するようになりました。
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断酒の最初の1年間はきつかった
断酒を決意してアルコール外来で断酒の為の薬である「レグテクト」を処方してもらって家族にもお酒を辞める宣言をしたわけですが、その後順風満帆に断酒が上手くいったわけではありません。
私は十数年間お酒を継続的に飲んでいた習慣を突如やめたわけですから、体への影響が大きくて離脱症状が出たことや「離脱後症候群」による”うつ病”になりました。
「離脱後症候群」とは
遷延性離脱症候群(せんえんせいりだつしょうこうぐん、protracted withdrawal syndrome)、急性離脱後症候群(Post-acute-withdrawal syndrome:PAWS)、離脱後離脱症候群(post-withdrawal withdrawal syndrome)とは、アルコール、オピエート、ベンゾジアゼピン系、抗うつ薬また他の物質からの離脱後に生じる、一連の持続的な症状である。離脱の急性期の後に、急性期よりも弱い水準で半年程度まで持続する。1年以上にわたって持続すると言及される場合もある。妊娠中に依存性物質を使用した母親から生まれた赤子は、この急性離脱後症候群が生じることがある。
離脱後症候群は、脳の神経伝達物質の供給バランスが崩れることで起きます。
これまではアルコールを体内に接種することで脳の神経伝達物質のバランスが取れていたのに、お酒を飲まなくなり神経伝達物質の供給量が減ったことで、脳内の感情バランスが崩れて鬱の状態になる「断酒うつ」と呼ばれています。
ただ、この手の離脱後症候群による ”うつ病”は断酒や禁酒を継続して、いずれ脳の働きが正常化すると、脳が正しく神経伝達物質が分泌されるようになる為、自然と回復します。
詳細はこちらで詳しく触れています。
私は断酒始める際に「断酒うつ」の存在を知っていた為、気分が落ち込む状況を理解して耐えられました。
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7年間お酒を辞めたことで私の生活で変わったこと
私は2016年1月にお酒を辞めることを決意し、それから断酒による離脱症状や離脱後症候群等の体調不良がありましたが、約一年後の2017年には一定の落ち着きを取り戻しました。
その後はお酒を見ても強い飲酒要求も沸かず、「今日は危ないかな?」と思う日はレグテクトを飲むという方法で毎日を送り、2年目には自分の意志でコントロールできるようになり、また気分の落ち込みも大きく改善されました。
その後、趣味でブログ運営を始めたり、当時勤めていた会社を辞めて転職をするといった大きな転換期を迎えて、お酒をやめたことがきっかけで人生が良い方向に変わりました。
- お酒を辞めたことで年間30~40万円ほどあった出費が無くなり、7年間で250万円近いお金が節約できた。
- お酒を辞めたことで自由になる時間が年間1000時間増えた。その結果いろいろと考える時間が取れるようになった。
- 時間が増えたことから将来のことを考えるようになり、当時の会社を辞めて転職をして収入を大きく増やすことができた。
- 不摂生な生活を送らなくなったことから健康な肉体を取り戻した。
- 季節的な肌荒れが無くなり若く見られるようになった。
- これまで感情のコントロールが出来ていると思っていたが、お酒を辞めたことで出来ていなかったことに気が付いた。
- 怒りや精神的な落ち込み等に冷静に対応できるようになった。
金銭面についての大きな変化は「不必要な支出が減った」ことや、転職をして「収入が大きく増えた」ことになります。
身体面についての大きな変化は、お酒を辞めたことで運動をする機会が増えて体重が減ったことや、肝臓を年中健康に保てるようになったことで肌がきれいになって、年齢以上に若く見られるようなったことです。
そして一番恩恵が大きいと感じたのは精神面についての変化で、これまでは感情のコントロールが出来ていると思っていたのは実は誤りで、お酒を飲んでいた頃は感情のコントロールが出来ていなかったことに気が付きました。
お酒を止めた後は喜怒哀楽が緩やかになり、極端な気分の高揚は無くなった半面、冷静さを失う激しい”怒り”や生活に支障をきたす”落ち込み”が無くなりました。
精神面についての詳細はこちらで詳しく触れています。
もちろんこの精神面については私の感想である為、万人が同じように感じるかどうかはわかりません。
しかし私はお酒を止めたことで人生を穏やかに過ごせるようになったことは金銭面や身体面よりも大きな恩恵を受けられたと考えています。
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最後に
ここまで私の備忘録もかねて7年間お酒を辞めたことで私の生活がどのように変わったのかお話ししました。
私の場合はお酒を止めたことで「金銭面」「身体面」「精神面」の3つでそれぞれ恩恵を受けることになり、自身の能力をまっとうに評価してくれる会社に転職したことで今ではストレスを感じることなく自分のやりたいことを仕事としています。
私はお酒をやめたことがプラスに働いたと感じているわけですが、今お酒を日常的に飲んでいる方であれば、お酒を止めることによるメリットの大きさを実感できるのではないかと思います。
お酒を止めることは短期的には人生の楽しみを失う喪失感があるかもしれませんが、長期的にはお酒を止めたことで得られるものが多く、私の断酒の現状を記事にまとめさせていただきました。
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