断酒

【断酒でうつ病になった時の対策】”断酒うつ”の症状と回復までの道のり【離脱後症候群】

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こんにちはユレオです。

数あるブログがある中、当ブログ「魂を揺さぶるヨ!」をご覧いただきありがとうございます。

この記事をご覧になられているということは、現在断酒や禁酒を行っており、気分が安定せず、いつもと調子が違うと感じられているのではないでしょうか。

本日はそう言った方に向けたお話をしたいと思うのですが、ところでみなさんは”断酒うつ”という言葉を聞いたことはありますか?

私は本格的な断酒を始めてから3ヶ月~12ヶ月の間、「断酒うつ」に悩まされました。 

ただ、病名として”断酒うつ”があるわけではなく、心療内科での診断結果は「不眠症」「うつ傾向あり」でした。

本日はこの”断酒うつ”とはどういったものなのかについてと、断酒うつの対策や断酒を続けるためのサポートの役割を果たす薬の存在のお話をしたいと思います。

断酒や禁酒を続けることでうつ病になる「断酒うつ」って何だろう?

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禁酒や断酒を続けていると、気分が落ち込んだり何事もやる気がしなくなったり、体がだるくて起きれないというような経験をされたことはありませんか?

断酒による離脱症状からの回復時期に、”うつ病”になることがありますが、原因は「離脱後症候群」によるものだそうです。

「離脱後症候群」とは

遷延性離脱症候群(せんえんせいりだつしょうこうぐん、protracted withdrawal syndrome)、急性離脱後症候群(Post-acute-withdrawal syndrome:PAWS)、離脱後離脱症候群(post-withdrawal withdrawal syndrome)とは、アルコール、オピエート、ベンゾジアゼピン系、抗うつ薬また他の物質からの離脱後に生じる、一連の持続的な症状である。離脱の急性期の後に、急性期よりも弱い水準で半年程度まで持続する。1年以上にわたって持続すると言及される場合もある。妊娠中に依存性物質を使用した母親から生まれた赤子は、この急性離脱後症候群が生じることがある。

引用元:遷延性離脱症候群 – Wikipedia


離脱後症候群を簡単に説明をすると、脳には神経伝達物質というものがあり、神経伝達物質は人間の精神や感情、睡眠といった重要な機能に深く関わっています。


断酒を始めると、アルコールによって体内に定期的に供給されていた神経伝達物質が供給されなくなる為、脳内の感情バランスが崩れて 鬱の状態になります。 


この断酒や禁煙による”うつ病”になると、慢性的な不安感や絶望感、不眠や食欲の増減、集中力の低下等、心身共に様々な不調が現れます。


ただ、この手の ”うつ病”は断酒や禁酒を継続して、いずれ脳の働きが正常化すると、正しく神経伝達物質が分泌されるようになる為、自然と回復します。


回復にかかる時間は個人差はあるようですが、私はおおよそ断酒を始めてから1年近くかかりました。


断酒うつになるのは大変苦しいことですが、断酒うつ にかかることは真剣に断酒に取り組んでいる証拠であり、禁酒や断酒をされている方の多くが大なり小なり精神的な不安定な時期を経験をされます。

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お酒を断つことで鬱になる「断酒うつ」はどのような症状が出るのか

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断酒うつ は依存物による神経伝達物質の供給が止まったことによる脳内の神経伝達物質の減少が原因で身体に影響が現れます。

その為、断酒うつからの回復方法は簡単で、お酒を飲めば回復します。

しかし、酒を飲めば一時的に回復するのがわかっていますが、飲むとそれだけ”本当の回復”から遠ざかります。

私の場合は今身体に起きている精神の不調の原因が「断酒うつ」と認識していたので、断酒の目的を見失わずに済みました。


断酒うつでは様々な症状が出ましたが、特に大変だったのは以下の症状です。

  • 不眠(中途覚醒、早朝覚醒)
  • 気分の落ち込み、気力の低下
  • 寝起きの辛さや起きた時の意欲の低下

こうして書くとお分かりだと思いますが、典型的な うつ病の症状であり、心療内科に行って診断してもらった際にも「不眠症」「うつ傾向あり」と診断されました。

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特に辛いのは不眠症(中途覚醒、早朝覚醒)などの睡眠の問題!

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断酒を初めて3ヶ月ほど経過したころから、次第に眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚めるようになり、ピークの時は2時間に1回が覚めて、一日の睡眠時間は4時間ぐらいでした。


だいたい12時に寝て途中2時か3時に目が覚めて、その後眠りにつきますが4時には目が覚めてあとは寝れなくなります。


夜寝れなくなるわけですが、では日中はどうかというと当然睡眠不足であるが為、眠くなりますが、仕事中に寝るわけにもいかないので気力で耐えてました。


集中力が低下し仕事の効率に著しく影響が出ましたが何とか耐え忍ぶといった感じやり過ごしました。

当初は心療内科に通って睡眠薬を処方してもらい就寝時に使用しましたが、私の場合は薬が体質に合わず効果が無かったこともあり、薬に頼らない方法で「不眠症に効く」と耳にすれば何でも試していました。

当時私が不眠症対策として2週間以上継続して試したものに以下のようなものがあります。

    • 枕元にリンゴを置く。 →香りによる安眠効果。
    • ひまわりの種を食べる。 →脳内物質を作り出す為の必須アミノ酸の摂取。
    • 毎朝バナナをを食べる。 →脳内物質を作り出す為の必須アミノ酸の摂取。
    • 有酸素運動 →自律神経の調整、セロトニンの分泌の促進。
    • ガムを噛む →自律神経の調整、セロトニンの分泌の促進。
    • 鍼灸治療 →自律神経の調整、セロトニンの分泌の促進。
    • 座禅&瞑想 →リラックス効果。副交感神経の働きを活性化。
    • 睡眠導入を促す音楽 →リラックス効果。副交感神経の働きを活性化。
    • 温めの風呂にじっくり入る。 →深部体温の放散による睡眠誘発。
    • 寝る前にホットミルクを飲む。 →脳内物質を作り出す為の必須アミノ酸の摂取。
    • グリシンの摂取 →深部体温の放散による睡眠誘発。

効果が無かったものを含めると試したものはもっとありますが、主に上記のようなものを不眠症解消の為に試してみました。

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「断酒うつ」の症状による気分の落ち込みがつらい

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断酒を続けることで うつ病になってしまったわけですが、気分の落ち込みについては毎日というわけではなく、周期的なものがありました。

当初は法則性がわからなかったのですが、後で考えると天気と連動していた気がします。


特に寒暖が激しいときや天気が大きく崩れた後など、気分の落ち込みが身体にも影響を与えているのが感じました。

漫画家の田中圭一さんも うつ病になられた過去があり、こちらの本でも同じような症状が描かれています。

私の場合は幸いにも仕事に支障をきたすほどひどい気分の落ち込みは月に1.2日程度であった為、ギリギリのところで持ちこたえました。


うつ病としては重度なものではなく、気分が冴えなくても会社に着いてしまえば気持ちの落ち込みは仕事で紛らわせたので何とかなりました。


ただ、家の玄関を出るまでが大変つらくて、朝は何度も玄関と部屋を往復してました。

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断酒をサポートしてくれる新しいタイプの断酒薬「レグテクト」の登場

断酒を始めたことで気分が落ち込んだり何事もやる気がしなくなったり、体がだるくて起きれなくなる 断酒うつ について私の経験をお話をしてきましたが、こうした精神的な不調や苦しみは個人差がある為、必ずしも皆が断酒うつになるわけではありません。

ただ、気分が安定しないといったことや、お酒が飲みたくて落ち着かないというような精神的な負担は感じることになり、禁酒や断酒は簡単に成功するものではありません。

そうした苦しみを少しでも軽減するために、私が断酒を成功するにあたって役立った薬について少しお話したいと思います。

昔から抗酒剤である「シアナマイド」や「ノックビン」は存在しますが、近年新しい断酒の為の薬である「レグテクト」が登場しました。

私は断酒をした際に、この「レグテクト」を使用し、断酒の苦しみを軽減しました。

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【レグテクトとは】

レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。

引用元:レグテクト

レグテクトの特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、お酒を飲みたいと思う気分を抑えてくれます。

またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。

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レグテクトは飲酒欲求抑える効果があり、簡単に言うと「お酒を飲みたい気持ちが減る薬」なので、身体的な抑止力が働かないので「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬です。

飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか

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こんなに断酒の為に役立つレグテクトですが、残念ながら街のドラッグストアでは売っておりません。

私はレグテクトをどちらで購入したかというと、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。

流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば出してもらえます。


アルコール依存症専門外来が無い場合は、内科でも対応できるところもあるそうですが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合は処方してもらえません。

先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。

私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。

その為自身の断酒の意思が固いと判断されて問題なくレグテクトを処方いただきました。

飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?

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この「レグテクト」ですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。

私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。

初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円

保険が適用されて9,500円という会計に驚きましたが、薬代だけでいうと自己負担が1日200円で、保険が効かなかったら1日600円ちょっとといったところでしょうか。病院で処方してもらったレグテクトは「新薬(先発医薬品)」でお値段が高いこともあったのですが、これを飲むことで酒を止められると思えば安いものと考え割り切ました。

飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想

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レグテクトを飲んだ感想は、「あーなるほどこういうことね・・・」って感じです。

「なるほどねー」では分かりにくいのではっきり言うと、素直に言って「飲酒欲求が不思議と消える感覚」が得られました。

今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家に着いて、いつもなら晩酌したいと思う状況でも不思議と飲酒欲求が湧かなくなり、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。

分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に置き換えて例えると以下のような感じです。

空腹だと「何か食べたい!」と思うが、満腹だと「何か食べたい!」という食欲が湧きません。レグテクトを飲むとお酒を飲んでいない時でも「お酒を飲みたい!」という飲酒欲求が抑えられる感じです。

個人的な感想ですが、私がレグテクトを飲んで飲酒欲求が抑えられたので、断酒初期の苦しい時期をかなり軽減することが出来ました。

こうしてレグテクトを飲み始めて本格的な断酒を再開しました。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法

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私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、保険が利くとは言え「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、決してお安い値段ではありません。

また、アルコール依存症の専門医療機関は少なく、車で1時間以上かかる距離であったため、初診だけ診てもらい、あとはレグテクトの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」を購入代理店で取り寄せました。

値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できて、効果については特に違いを感じませんでした。

ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽であったので、初診以降は購入代理店を利用して購入しました。

私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。

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最後に

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ここまで”断酒うつ”とはどういったものなのかについてと、断酒うつの対策や断酒を続けるためのサポートの役割を果たす薬の存在のお話をしてきました。

私は断酒うつ について、断酒を始めてから1年近く続くことになりましたが、今ではすっかり回復しています。

断酒8か月目を超えたあたりから次第に不眠症が改善し始めて、朝まで目が覚めずに寝れるようになると、後の回復は早かったです。

私は断酒うつ がどのような仕組みで起きて、どうすることで治るのかを知っていたおかげで治療に迷いがなく、しっかりと目標を定めて断酒を継続し回復することが出来ました。

また、断酒をサポートするための薬や睡眠を促進するための方法などを積極的に試し、少しづつですが自身が回復しているのを感じることが出来ました。

禁酒や断酒を始めて「お酒が飲みたくてしかたがない」という苦しみを少しでも減らすために、飲酒欲求を無くすための薬「レグテクト」を処方してもらうなど、アルコール依存症の相談ができる専門医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。

もし、レグテクトの効果を一度試してみたいという方はジェネリック医薬品の購入代理店で少量だけ購入して試してみるというのもおすすめです。

お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ

断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。

シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。

私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。

健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。

 

また、自分自身がお酒に対して遺伝的に強いのか弱いのかというのは知っておくことはお酒と正しく付き合う一つの目安になるので、気になる方は自身のアルコールに対する強さを一度調べてみてはいかがでしょうか。

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