健康

タバコやアルコールの依存性は薬物より強い|国が公表しない不都合な真実と税収について

こんにちはユレオです。

さて、検索でこの記事を見つけてご覧になっているということは、あなたは煙草やお酒を好まれているのではないでしょうか。

煙草については、近年世界的に喫煙者に対する風当たりが強くなったこともあり、煙草を吸える場所がどんどんと減っている事や、値上がりといった様々な要因で喫煙者が減っています。

そうした中、煙草の煙害を軽減するものとして「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」などの”加熱式タバコ”が登場して、従来のタバコからそれらに切り替える方も増えており、国税庁は加熱式たばこにかかる課税方式を見直しました。

同様にお酒に対する国の考え方も顕著で、ビールの売り上げが減る中で税収を確保するために、税率が低かった「発泡酒・第三のビール」に対して課税方式を見直しています。

しかし、このようにタバコやお酒の税率を上げる動きがあるにもかからわず、タバコやアルコールに関する依存性の問題については、政府は放置しがちです。

本日はタバコやアルコールの依存性の問題や、そうした情報が何故積極的に公表されないのか、また煙草やお酒をやめる為の薬の存在についてお話ししたいと思います。

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本記事の内容

  • タバコやお酒の税収に関連するお話し。
  • タバコやお酒の依存性はどれほど高いのか?
  • タバコやお酒といった依存性が高い趣向品をやめる方法について。

本記事ではタバコやお酒の依存性に関する内容や、政府がタバコやお酒をなぜ規制しないかなどの内容を記事にまとめています。

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国は税収を維持するために煙草やお酒について対策を講じている

今更改めて書くようなことでありませんが、煙草やお酒は嗜好品である為、昔から課税の対象となっており、国の重要な税収の一つとなっています。

煙草に至っては「たばこ税」が本体価格の半分以上と税率が高く、愛煙家は国にとっては「良い納税者」とも言えます。

通りすがりの猫
通りすがりの猫
税率が半分以上ってヤバイね。
ユレオ
ユレオ
(´・ω・) そうだけど、それでもタバコを吸いたいと考える人がおられるので、国にとっては重要な財源なんだ。

お酒もまた同様に「酒税」が本体価格に加算されており、売れ行きの良いお酒に対しては税率がコントロールされています。

国のたばこ税に対する対応と課税方式の見直し

近年は世界的な禁煙傾向にあり、世界中で煙草に対する対応が進む中、タバコを値上げすることで、喫煙者を減らそうとする動きがあります。

日本では1990年には一箱220円程度であった煙草は徐々に値上がり繰り返し、2022年にはワンコインを超える一箱500円近くになりました。

また、煙害を軽減するものとして「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」といった”加熱式タバコ”が登場しましたが、当初は販売数も少なかった為、煙草と同じ課税方式が適応されていませんでした。

しかし、加熱式タバコに切り替えるユーザーが増えた結果、国税庁は加熱式たばこに係る課税方式を見直しています。

これまで、加熱式たばこは税法上「パイプたばこ」に区分されていましたが、平成30年度の税制改正によって、新たに「加熱式たばこ」の区分が新たに設けられました。

つまり簡単に言うと「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」といった加熱式タバコもしっかりと国が税金を取る仕組みに切り替えたわけです。

国の酒税に対する対応と課税方式の見直し

近年若者の「酒離れ」が顕著で、特にビールの売り上げが落ちています。

代わりに「発泡酒・第三のビール」が登場し、酒税が安いということから低価格で販売され、多くのユーザーが「ビール」から「発泡酒・第三のビール」へと切り替えるようになりました。

しかし、国は酒税の課税方式を見直すという驚くべき方針を決めて、「ビールの税金を引き下げて、発泡酒・第三のビールは増税する」という課税方式に変更します。

通りすがりの猫
通りすがりの猫
タバコの話もそうだけど、政府ってやる事がきたないよね。
ユレオ
ユレオ
(;´Д`) まあ、世間から反感をできるだけ受けずに、効率よく税金を徴収しようと日々頭を悩ませているんだろうね。

これにより、ビールの消費が落ちたことで税収が減っても、発泡酒・第三のビールの酒税が増える為、税収が維持されることになり、しっかりと国が税金を取る仕組みを確保したことになります。

国が積極的に公表しない煙草やお酒の依存性と有害性

日本は昔から煙草産業や飲酒ビジネスが確立されており、そういった配慮から煙草やお酒に対しての制限が諸外国に比べて緩いと言われています。

対照的に大麻などの危険ドラッグなどの薬物はしっかりと取り締まっており、危険性について学校でも教えるなど国民への配慮がなされています。

しかしながら、実は煙草やお酒は大麻などの危険ドラッグよりも依存性が高くて身体に対して有害という事実をご存知でしょうか?

通りすがりの猫
通りすがりの猫
えっそうなの?でも本当に危険なら国が真っ先に煙草やお酒を禁止しているんじゃないの?
ユレオ
ユレオ
(;´・ω・) 本当に国民の健康だけを考えればすぐに禁止すべきなんだろうけど、タバコやお酒は各種産業と密接な関係になっているから、禁止には出来ないんだ。

普通に考える健康を損なうタバコやお酒は禁止されるべきですが、国は税収によって成り立っている関係や煙草産業や飲酒ビジネスが確立されていることもあり、煙草やお酒に対しての危険性を積極的に公表していません。

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薬物依存に関するデビット・ジョン・ナットの論文

日本では大麻や危険ドラッグなどの薬物などに対して、しっかりと危険性と問題性を示していますが、煙草とお酒に関してはかなり寛大と言えます。

煙草を吸われたりお酒を飲む方にとって、煙草やお酒に依存性が高いことや身体に有害性があることを理解されている方が大半です。

しかし、残念ながら国の方針は健康にとって有害であるものの販売を許可しており、今日もコンビニやスーパーで煙草やお酒を24時間手軽に手に入れることが出来ます。

煙草やお酒に関する依存性や有害性を定量的に知る方法として、イギリスの精神科医デビッド・ジョン・ナット氏の論文が有名です。


引用元:神経精神薬理学者デビッド・ジョン・ナットの論文より

デビット・ナットの論文は薬物政策の議論でたびたび注目を集め、薬物に関する数値解析を用いたそれぞれの薬物の有害性の評価を行っています。

これを見るとお分かりなように「タバコ」「アルコール」は依存性と有害性が高く、オレンジ色に色分けされたグループにあることが分かります。

タバコやアルコールは依存性や危険性が高いが禁止されない理由

デビット・ナットの論文では薬物が引き起こす有害性について、実際の証拠に基づいて9つの「有害性の要因」に分けています。

これを見ると明らかに「タバコ」や「アルコール」は依存性でも有害性でも上位に入ることが分かります。

通りすがりの猫
通りすがりの猫
こうした結果があるのに何で国は他の薬物と同じように規制しないの?
ユレオ
ユレオ
(。-`ω-) まあ、既に何度が説明しているけど、各種産業と深く結びついていることや、税収が減るから規制できないんだ。

これが国が公表したがらないタブーで、煙草やお酒を規制すると税収が減り産業が煙草産業や飲酒ビジネスが衰退することになるので、すぐに取りやめることが出来ずにいます。

将来的にこれらの産業を無くすということはほぼ不可能で、今後も課税方式を見直しはあるかもしれませんが、煙草やお酒が禁止されることはないと思われます。

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煙草やお酒を止められない依存性は何故起きるのか?

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ところで、なぜ人は煙草を吸いたくなったりお酒を飲みたくなるのでしょうか?

煙草やお酒を嗜む理由は人それぞれ異なりますが、共通している言えるのは煙草を吸ったり、お酒を飲むことで脳内に神経伝達物質を取り込むことです。

多くの人は煙草を吸いお酒を飲むことで、健康に悪影響を及ぼすことがはっきりと分かっているにもかかわらず、喫煙や飲酒を続けています。

何故身体に悪影響があることが分かっているのに喫煙や飲酒を続けるかという問いについては、答えははっきりしており、単純にこれら「タバコ」や「アルコール」に対して依存しているからです。

タバコに含まれるニコチンには、神経伝達物質であるアセチルコリンに分子構造が類似しているため、レセプターに作用することで、神経伝達物質であるドーパミンの生成が促進されます。

これはアルコールも同様でアルコールが脳に作用して楽しさや心地よさといった感情を生むドーパミンの生成が促進されます。

ドーパミンは「楽しい」「幸せ」を感じる時に分泌される神経伝達物質で、このような神経伝達物質が生まれている時の感覚を脳が記憶してしまい、神経伝達物質を出し続けてようと脳が依存してしまい煙草やアルコールを求めるようになります。

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依存性の高い煙草やお酒をやめる為の薬が存在する

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煙草やお酒の依存性や有害性はご理解いただけたかと思いますが、国は政策により禁止することは無く、また今後も禁止される見込みはほぼないかと思います。

そうなってくると、自分自身でコントロールする必要があり、生活や健康に支障が出ないように制限する必要があります。

私はこの7年間は煙草も飲酒も完全にやめており、現在は健康的な生活を送っております。

依存していたものをやめるというのは大変苦しいものですが、私が煙草やお酒をやめる為に使った「禁煙薬」や「禁酒薬」についてご紹介したいと思います。

禁煙補助薬「ニコレットクイックミストデュオ」

禁煙の為の補助薬は多数売られており、禁煙ガムや禁煙パッチといった商品があります。

私が使ったのは禁煙スプレーというもので「ニコレットクイックミストデュオ」という商品になります。

この商品は1セット2本入りでお得感があり、またスプレー1本で150回分となるので計300回分使用できます。

「ニコレットクイックミストデュオ」はニコチンをミスト状にしてスプレーを使って口から体内に摂取する方法になり、「煙草を吸いたい!」と思ったときにポケットから取り出し、口に1プッシュするだけでニコチンを摂取できるので、場所を問わず離脱症状を緩和させることが出来ます。

何より素晴らしいのは、一見禁煙補助薬に見えないという点で、仕事中にパソコンに向かいながらニコチンを摂取することが出来ます。

また、煙草でニコチンを摂取するのとは異なり、ミストを口からスプレーすることで摂取するため、肺からの摂取ではないので肺への影響はなく、煙草を止めたことによる離脱症状を和らげる為に必要になる血中濃度を簡単に保てます。

使い方としては1回プッシュして、喫煙衝動が収まるかしばらく様子を見て、それでも吸いたいと思うならもう2回目をプッシュするといった感じで使いました。

使用上の注意を読むと1時間以内に4回以上の使用は避けて、1日のスプレー回数が64回を超えないようにする必要があります。

「ニコレットクイックミストデュオ」を使った感想は、はっきり言って抜群の効果で、使い続けたくなる衝動すらあり、スプレーをしてすぐに喫煙衝動が収まり、2回プッシュをした場合は、しっかりと明確に「効いてる」と分かります。

禁煙補助薬をこれまで何種類か試しましたが、スプレータイプは人目を気にせず使えることや、禁煙ガムのように口に残らないところも良く、場所を選ばすに喫煙衝動が出たときに即座に対応できるのが大変すばらしいです。

私はこの「ニコレットクイックミストデュオ」を安く購入するために代理店を通して購入しました。腐るものではないのでまとめて購入したのですが、こちらの店ではまとめ買いすると若干の割引が適用されます。

飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」

私がお酒をやめる為に利用したのは「レグテクト」と呼ばれる薬で、禁酒薬を処方してもらうためにアルコール外来に通院しました。

医者から聞いたお話をまとめると、レグテクトの一番の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、お酒を飲みたいと思う気分を抑えてくれます。

レグテクトは飲酒欲求抑える効果があり、簡単に言うと「お酒を飲みたい気持ちが減る薬」である為、身体的な抑止力が働かないので「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬です。

またレグテクトの優れた点として錠剤で持ち運びしやすくどこでも飲みやすいという点があります。

このレグテクトですが街のドラッグストアでは売っておらず、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらうか、購入代理店で海外から購入する方法で手に入れることが出来ます。

レグテクトは「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」が存在し、私は両方購入しましたが効果については特に違いを感じず、初回はアルコール外来に通院してレグテクトを処方してもらったものの、以降は購入代理店を利用して購入しました。

私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、無理なく禁酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。

最後に

ここまでたばこやアルコールの依存性の問題と、そうした情報を何故国が積極的に公表しないのかということや、また煙草やお酒をやめる為の薬の存在についてお話ししてきました。

煙草やお酒は国の大切な税収の一つとなっているため、依存性や有害性が明確であったとしても禁止されることは無いかと思います。

国が取れる方針としては税率を上げて販売価格を上げることで、販売総量を減らすというような政策で、今後も煙草やお酒の値上げが続くのではないかと予想しています。

煙草やお酒はやめる必要はないかもしれませんが、依存性と有害性が高いものとして認識して付き合うことで、健全な生活が送れるかと思います。

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