こんにちはユレオです。
私は10代の頃からバイクに乗っていますが、遠方まで遠出する「バイクの旅」をするようになったのは、Vストローム250を手に入れてからになります。
現在Vストローム250の走行距離は43,000kmほどで、新車で購入後、約3年間で走った距離としては、週末ライダーとしては走っている方だと思います。
私はVストローム250を手に入れてから、キャンプツーリングで四国を一周したり、九州を一周したりしてきましたが、2023年9月に一生で一度は行きたいと考えていた北海道をバイクで一周する旅に行ってきました。
そして、無事に故無違反で無事に帰宅し、旅の記録をYouTubeチャンネルで公開しています。
本日は9月に北海道をバイクで一周するキャンプツーリングで、どのようなものを持って行ったのかや、準備でどんなことをしたのかを備忘録も兼ねて記事にまとめています。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- バイカーはなぜ北海道に憧れるのか?
- 北海道一周キャンプツーリングで持って行ったキャンプ道具について。
- 北海道をバイクで走る際に気を付けるべきこと。
本記事では北海道ツーリングを楽しむために、どういった準備が必要かや、気を付けるべきポイントなどをまとめています。
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北海道はバイカーのあこがれの聖地
改めて説明するまでもありませんが、バイクは基本的に道路さえ繋がっていれば、どこにでも行けるお手軽な移動手段だと言えます。
1980年代は今では考えられないほどのバイクブームで、多くのライダーが夏になると北海道をこぞって目指したそうです。
中には仕事をやめて北海道にバイクで渡り、農業や漁業のバイトをしながら初夏から秋頃まで長期間滞在するといった猛者もいたそうで、現在も数は減ったものの、北海道で農業バイトなどをしながらお金を稼いで長期滞在する方がおられます。
80年代に起こったバイクブームも90年代の終盤には落ち着き、ライダーがこぞって夏の北海道を目指すことは無くなりましたが、今でも北海道が「ライダーの聖地」であることに変わりはなく、毎年夏になるとX(旧Twitter)などのSNSで、北海道を目指すライダーをよく見かけます。
そうしたX(旧Twitter)やSNSを見ていた私も、いつしか北海道にあこがれるようになり、死ぬまでには一度はバイクで北海道をキャンプしながら一周したいと考えていたのですが、幸運にも1週間近い休みが取れたことから、思い切って2023年9月1日~9月10日の日程で北海道を一周してきました。
バイカーにとって北海道の魅力は何なのか?
そもそも、なぜバイカーは北海道にあこがれるのでしょうか?この記事を書いている私は既に北海道一周キャンプツーリングを終えているので、その魅力についてお伝えできるかと思います。
私の個人的な主観も含まれますが、北海道をバイクで旅する魅力を簡単にまとめると以下になります。
- 雄大で美しく、地平線などが見渡せるスケールのでかい風景がある。
- 見晴らしが良く、信号のない道幅が広い走りやすい道路が延々と続く。
- 北海道全般を通して食べ物が旨い。
- 観光地が多く、どこを走っても新たな発見がある。
北海道の魅力を書き出すときりがありませんが、端的にまとめると上記の4つになるかと思います。
特に、バイクにとって「信号のない道幅が広い道路」は魅力で、車も少ないことから自分のペースで走り続け、美しい風景を見かけたら、好きなタイミングで休憩をするといった憧れのツーリングが存分に楽しめます。
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北海道に行くために用意したキャンプ道具について
私は今回の北海道をバイクで一周する旅を6泊7日で計画し、できるだけお金をかけずに楽しむことを考えて、宿泊はキャンプ中心にすることにしました。
ただ、雨天の場合は無理してキャンプはせずに、北海道に数多くある「ゲストハウス」や「ライダーズハウス」を利用することにしました。
私にとってキャンプツーリングは慣れているので特別なことではなく、道具も新たにそろえるものはありませんでした。
今回の北海道の旅で用意したキャンプ道具は以下になります。
- テント(2~3人用)
- 寝袋(夏用)
- キャンプマット
- ガスバーナー/ウィンドスクリーン
- メスティン(2合用と1.5合用の2つ)
- カトラリーセット
- 小型アウトドアテーブル
- LEDランタン
- モバイルバッテリー
- 3日分の着替え
- 春秋用の厚手の服とレインウェア
テントはバイクの荷物を全部収納できる少し大きめのものを持っていくことにしました。そして、今回のキャンプツーリングで「アウトドアチェア」「焚き火台」は持っていきませんでした。
なぜ、「アウトドアチェア」や「焚き火台」をもっていかなかったというと、これまでの経験上、決められたスケジュールで北海道を一周するので、焚き火などをしてゆっくりとキャンプを楽しむ余裕はなく、翌日に備えてすぐに就寝するスタイルになるのが目に見えていたからです。
余裕がある日程なら、キャンプの醍醐味ともいえる焚き火を楽しむことができますが、今回は初めから難しいことがわかっていたので、持って行かないことにしました。
また、着替えは荷物としてかさばるので、道中のコインランドリーで洗濯することを前提として3日分に抑えました。
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北海道に行くための手段とルート設定について
まずは北海道までの移動手段ですが、2023年9月1日~9月10日と日数が限られたバイクツーリングなので、無理せず「新日本海フェリー」を使って一気に北海道に上陸することにしました。
往路は敦賀港で乗船して苫小牧港で下船し、復路は小樽港で乗船して舞鶴港で下船するプランになります。
新日本海フェリーは往復を同時に申し込みすると「往復割」が適用されることや、格安のツーリストプランもあり、バイクの輸送費用も含めて、往復で4万円程度でした。(※季節により変動あり)
そして、北海道に上陸後は観光地を調べながら進むのは時間がもったいないので、事前にルート選定と、訪れるべき観光地の下調べを行いました。
観光地を調べる方法いくつかありますが、私は日本一周をした方のブログやSNSを参考にして、よさげなところを多数ピックアップして、それを地図上に記載し、その日の移動ルート上で立ち寄れそうなポイントがあれば立ち寄るという方法を取りました。
よさげなところを多数ピックアップして、その日の移動ルート上で立ち寄れそうなポイントがあれば立ち寄った結果、以下のようなルートで北海道を一周しました。
【9月3日(1日目)】
【9月4日(2日目)】
【9月5日(3日目)】
【9月6日(4日目)】
【9月7日(5日目)】
【9月8日(6日目)】
【9月9日(7日目)】
行き当たりばったりの旅のように思うかもしれませんが、この方法は私にとって都合が良く、ペース配分や走行距離をコントロールしやすいことから、ソロのバイクツーリンでよく使う手法です。
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北海道にバイクで行くなら絶対に持っていくもの
今回私は宿泊がキャンプが中心だったので、キャンプギアは非常に重要ですが、もし「北海道をバイクで走るなら絶対に持っていくものは何?」と聞かれたら応えられるものがあります。
北海道をバイクで走るなら、以下のものを持っていくことを強くお勧めします。
- フルフェイスのヘルメット。
- ウェットティッシュ。
- 使いつぶしても良いライダーズジャケット or 黒地のライダーズジャケット
ハーレーなどのバイクに乗っている方はフルフェイスのヘルメットではなく、ハーフヘルメット(半ヘル)などを被られている方がおられますが、これは北海道ツーリングでは命とりになります。
理由は北海道の虫は大型で、道路付近にも大量に飛んでいることから、走行中に当たり所が悪いとケガしますし、下手したら事故になりかねません。
そして、ウエットティッシュは、バイクやヘルメットに当たった虫をふき取るために必要になります。
また、ライダーズジャケットについても、潰れた虫の体液が付いたままだとシミになり、白いライダーズジャケットだと入念に洗濯してもシミが落ちません。
なので、北海道を走る際にはシミが目立ちにくい黒地のライダーズジャケットや、使いつぶしても良いライダーズジャケットを着ることをお勧めします。
北海道はとにかく虫が多くて個体としても大きいことから、虫対策は入念に準備しておいて損はありません。
北海道をバイクで走るなら気を付けること
そして、北海道を知らない方が北海道をバイクで走るなら、絶対に気を付けるべき事があります。
北海道の道を走ると色々と驚くことがありますが、私が最も驚いたのは鹿などの動物が普通に道を横断してくることです。
本州でも山間部では鹿やイノシシなどが道路を横断することはありますが、北海道はその頻度が桁違いに多く、また、朝晩などでは街中でも鹿がうろつき、珍しい動物だと狐も道路に出没します。
鹿はバイクなどの走行音で逃げていくますが、運が悪いと突然飛び出してくる鹿と鉢合わせすることもあり、バイクでぶつかった場合は、転倒を伴う大事故になりかねません。
北海道に住んでいる方であれば、「鹿ポイント」と呼ばれる鹿が出現しやすい場所をご存じのようですが、北海道を知らない方にとっては朝晩や山間部の走行は、かなり警戒が必要になります。
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YouTubeでバイクに関連する動画を公開中
バイクのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさが少しでも伝わるように、また、バイクカスタムの方法が分かりやすいように、1本1本心を込めて動画編集しています。
また、本記事で紹介した「北海道一周キャンプツーリング」について詳しい動画を公開しています。
Vストローム250に役立つ情報やおすすめのツーリングコースなどをYouTube動画にまとめてますので、ぜひご覧ください。
最後に
ここまで9月に北海道をバイクで一周するキャンプツーリングで、どのようなものを持って行ったのかや、準備でどんなことをしたのかを備忘録も兼ねて記事にまとめました。
バイカーにとって北海道は憧れの聖地ともいえる場所なので、私は1週間という思わぬ休暇が取れたことで思い切ってフェリーを予約し、満足度の高いバイクの旅となりました。
今回は私は6泊7日というスケジュールで北海道を一周しましたが、北海道を無理なく一周するには、理想としては10日間ほどの日程があると良いかと思います。
もし、これからバイクで北海道に行こうと考えている方がおられましたら、参考にしていただけると幸いです。