こんにちはユレオです。
私は10代後半から20代前半にかけてバイクに乗っていましたが、結婚をして家庭を持ったのを機にバイクを手放しました。
それから20年経ち、子育ての手がかからなくなったことから、2020年12月にバイクの趣味を再開することを決意し、SUZUKI(スズキ)Vストローム250を購入しました。
バイクを購入してから1年2か月といったところですが、走行距離も約2万キロを超えるなど、リターンライダーとしては結構走っています。
本日はVストローム250を購入して2万キロを走ったということで、Vストローム250のインプレッションというか、素直な感想を記事にしたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- Vストローム250の特徴について。
- Vストローム250のメリットやデメリットの解説。
- Vストローム250の総評のまとめ。
本記事ではスズキ(SUZUKI)Vストローム250を2万キロ走って感じた良い点や悪い点などのレビューを記事にまとめています。
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Vストローム250はどんなバイクなのか?
引用元:https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm1/?page=detail
スズキ(SUZUKI)Vストローム250は遊び心があるデザインと低~中速域が強いロングストローク設計のエンジンを搭載した250ccクラスでは最高の積載量を持つバイクで、標準で以下のようなオプションが付いています。
- ウインドスクリーン
- ナックルカバー
- センタースタンド
- サイドケースアタッチメント
バイクの車種としては「アドベンチャーツアラー」になり、ウインドスクリーンやナックルカバーが始めから付いていることから、走行時の快適性が高くて長距離を乗っても疲れないようになっています。
エンジンはGSX250Rをベースにしていることから、低速が非常に扱いやすくなっているのですが、Vストローム250ではさらに低~中速重視のギアにアレンジしていることで、ゆっくりトコトコと走ったり、坂がきつい峠などを安定して走るのに向いています。
また、燃費が非常に良くて、リッター30km/h以上は当たり前で、条件が良ければリッター40km/h近くにもなることや、タンクの容量が17ℓと250ccクラスではかなりの容量となっており、ガソリンを満タンにすれば、東京-大阪間を無給油で走ることが出来ます。
また、排気量が250ccであることから車検が要らないという点でも維持費を安く出来るので、家計に優しいバイクとも言えます。
私がVストローム250を選んだ理由
引用元:https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm1/
私はバイクを購入する時に最初に候補に挙がったのは、スズキ(SUZUKI)Vストローム250ではなく、ヤマハ(YAMAHA)MT-25でした。
MT-25はフルカウルスポーツモデルのYZF-R25をネイキッド仕様にしたもので、街乗りに向いていることやデザインが好みだったのが理由です。
ただ、私は趣味である「ソロキャンプ」を考えた際に荷物を積載できるバイクの方が良いことから、アドベンチャーツアラータイプのバイクで再検討していたところ、250ccでありながら荷物を運ぶことが出来るVストローム250を見つけて一目ぼれしました。
Vストローム250の価格について
バイクを購入する時に気になるものの一つに「価格」がありますが、スズキ(SUZUKI)Vストローム250は新車価格帯がおおよそ60万円と、250ccクラスの中では「比較的安い方」のバイクと言えます。
価格コムで調べた感じではVストローム250の新車価格は「58万800円~ 61万3800円」といったところで、中古車市場にはあまり数が出ていないことから、中古でもそれなりに値段はします。
Vストローム250は決して安い買い物では無いので中古で買う事も考えましたが、新車での価格と中古での価格でそれほど差が無かったことから、私は新車で購入することにしました。
ただ、購入時に以下のようオプションを付けたことで、乗り出し価格としては75万円となりました。
- フルパニアケースセット(トップとサイドの3点)
- デイトナのエンジンガード
- ガラスコーティング(CR-1)
Vストローム250のパーツを細かく見ると灯火類が全てハロゲンライトが使われているなど、コストダウンするための企業努力が感じられ、高級感はありません。ただ、値段から考えるとお得感があるバイクと言えます。
Vストローム250の外見的特徴
スズキ(SUZUKI)Vストローム250はアドベンチャーツアラーバイクらしい「クチバシ」が全面に出たフォルムで、遠くから見てもを「Vスト」であることが分かる特徴的な形状をしています。
また、正面から見た時の丸型のヘッドライトも非常に特徴的で、対向車にVストが走って来ると直ぐに気が付きます。
それ以外の外見的特徴としては、Vストローム250は重量は250ccクラスではかなり重く、車体がものすごくでかいです。
【Vストローム250の基本スペック】
タイプグレード名 | V-Strom 250 ABS |
---|---|
全長 (mm) | 2150 |
全幅 (mm) | 880 |
全高 (mm) | 1295 |
ホイールベース (mm) | 1425 |
最低地上高(mm) | 160 |
シート高 (mm) | 800 |
車両重量 (kg) | 189 |
全長も2150mmと大きく、スズキ純正のトップパニアケースを取り付けると、2300mm近くなることから、マンションの駐輪場の規約次第では止めることが出来ないサイズになります。
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Vストローム250は荷物を運べるバイク
スズキ(SUZUKI)Vストローム250には標準で様々なオプションがついていますが、「サイドケースアタッチメント」はスズキ純正のサイドパニアケースを取り付ける為のパーツとなっており、Vストローム250はパニアケースを取り付ける事を前提とした設計思想で作られていることが分かります。
そして、メーカーであるスズキがオプションとしてフルパニアケースを販売しており、トップパニアとサイドパニアを取り付けることで、最大63ℓの積載を誇るバイクに様変わりします。
トップケースやサイドパニアケースをメーカーが純正のオプションとして販売しているのは250ccクラスでは他に類がない特徴で、Vストローム250は荷物を積載することを前提に設計されたバイクであり、アドベンチャーツアラーバイクとしてバランスの取れたバイクと言えます。
VERSYS-X 250はオンロードもオフロードも両方に対応できるマルチパーパスとして設計されたバイクで、標準でサイドパニアケースが付いていますが、メーカー純正のトップケースは販売していません。
トップケースはバイクにとって重心の中心からいちばん遠いく高い位置に装着するオプションパーツであることから、運転時の操縦性能に影響を与える為、メーカーとして販売が難しいオプションパーツとなっています。
しかしVストローム250は、アドベンチャーツアラーバイクとして設計されており、荷物を運ぶことを前提とした設計で、スズキが純正のトップケースとサイドケースとを販売しています。
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Vストローム250はでかくて重いバイク
スズキ(SUZUKI)Vストローム250は、250ccクラスではトップケースやサイドパニアケースをメーカーが純正のオプションとして販売している珍しいバイクとお話ししましたが、当然それにより、「でかくて重い」バイクということになります。
Vストローム250はリアにトップケースやサイドパニアケースを取り付けることから、重心が後ろに偏らないようにするために、フロント部分を荷重する必要があり、フロントタイヤが17インチでワンサイズ太めのものが使われて、重量バランスをとっています。
このような感じでトップケースとサイドパニアケースを付けて安定して走行できるようにするため、重量が189kgと250CCのバイクとしてはかなり重くなっています。
その為、Vストローム250は取り回しが難しく、車体の重心が車重の割に高いことから、Uターン時など一旦車体が不安定になると、重さで抗えないことから、立ちごけしやすいバイクとも言えます。
Vストローム250の足つきについて
Vストローム250は足つきが「良いか/悪いか」で言えば、足つきの悪いバイクと言えます。
私は身長が172cmなので問題がありませんが、女性だったり身長が170cm無い方にとってはちょっと扱いが難しいのではないでしょうか。
シート高は800mmと250ccでは高い方ですが、シート周りが若干スリムになっていることで足を下ろしやすくしてるようです。
ただシートから足をまっすぐ下ろしたところにステップがある為、エンジンをかけずにシートに跨った状態で車体を動かそうとすると、ステップが邪魔で動かしにくいという問題があります。
なので、ステップの位置や車体重量がある為、跨ったままでは動かしにくいです。
たまに「Vストローム250って足つきが良いバイクと聞くけど?」という話を耳にしますが、それはおそらく「アドベンチャーツアラーバイクの中では」ということで、バイク全般で見たら足つきは悪いバイクと言えます。
Vストローム250は迫力のあるバイク
Vストローム250は250ccクラスでは「でかくて重い」バイクなので、デメリットのようにも聞こえますが、メリットにもなります。
それは「中型二輪免許でも大型バイクに乗っている気分が味わえる」というものです。
ツーリング先でいろんな方に「そのバイク何cc?」て聞かれるので、250ccだと答えると驚かれます。
私としてはバイクのカッコよさの定義の一つに「大きさ」もあるので、「大きいバイク=カッコいいバイク」という思いがあり、「でかくて重い」というのはデメリットだけではなく、メリットにもなっています。
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Vストローム250のエンジンの特徴
スズキ(SUZUKI)Vストローム250はロングストローク設計のGSX250Rと同じエンジンが使われていますが、さらにギアが低~中速重視にされています。
その為、低速からの加速が安定しており、信号待ちからの発進などで気をつかうことがありません。
また、雑にクラッチミートしても、エンストすることなく穏やかに発進してくれます。
エンジンの特性として低回転からよく粘るエンジンでエンストする気配がほとんど無いし、一度6速まで上げた後に低回転になっても驚くほど安定して走れます。
低回転になっても安定して走れることから、ギヤ選択を間違えてもある程度許容してくれるので、バイク初心者にはおすすめのバイクと言えます。
小排気量である250ccにロングストローク設計をしたエンジンは、「最高速での“速さ”を重視していない」と聞くとネガティブに聞こえますが、街中を走ったり、荷物を積んで坂を上ったりする際には真価を発揮してくれます。
逆に高速道路でスピードを出して走る場合、高回転を維持することになる為、燃費が悪くなる傾向があります。
時速30km/hのゆっくりとした運転でもストレスを感じさせず、うっかりシフトダウンを忘れてもエンストせずに粘ってくれるので、私としては非常に乗りやすいバイクだと言えます。
Vストローム250の燃費は?
私がVストローム250を乗って最初にびっくりしたのが「燃費の良さ」でした。
ガソリン代を気にしながら走るというのはバイカーとしては避けたいところですし、純粋にツーリングを楽しむうえで妨げになります。
私がVストローム250を選んだ理由には「250ccだと車検が要らない」という事もありますが、燃費の良さに定評があったからです。
実際に私が運転した場合でも、夏場であればリッター34kmから36kmくらい出ますし、冬場でもリッター30kmを下回ることはありません。
夏場に信号のない国道をゆっくり走った時はリッター39.4km出た時は、「こいつ本当に250ccか?」と思いました。
Vストローム250で長距離を走るとどうなの?
Vストローム250は乗車姿勢が背筋を真っ直ぐ伸ばす感じになるので、視界を広めにとることが出来るので、安全で快適です。
また、ウィンドスクリーンやナックルカバーが付いているので、走行時の風が和らげられることから、長距離を走っても疲れにくいバイクと言えます。
シートについては賛否両論あるようですが、私は特に固すぎず/柔らかすぎずといったところで、長距離を走ってもお尻がそれほど痛くなることがありません。
ただ、ブレーキレバーとクラッチレバーが広めであることから、手が大きくないと握りにくいこともあり、私は指が腱鞘炎になりました。
その為、私はカスタムレバーである「U-KANAYA ツーリングタイプ レバーセット」を取り付けています。
私は決して手が小さいわけではないのに、指が腱鞘炎になったことから、Vストローム250で長距離を走ったり、街乗りを重視する方はレバーのカスタムを検討しても良いかと思います。
Vストローム250があれば複数のバイクを持つ必要がなくなる
バイカーの中には、複数のバイクを所有して目的に合わせて使い分けをしているという方がおられるのではないでしょうか。
街中で移動手段として「手軽に乗れるバイク」と、趣味として「ツーリングを楽しむバイク」として2台持っているという話はよく耳にします。
バイクの使用目的が異なるので、それに合わせて複数のバイクを持つというのは理想ですが、マンション住まいの方やバイクを止めるスペースが限られている場合、複数のバイクを所有するのは難しいです。
ですが、スズキ(SUSUKI)Vストローム250は大型バイクと思わせる風貌と、ロングツーリングに長けた性能を持ち、ストップ&ゴーが多い街中でもストレスなく走れることや、荷物を積んでキャンプに行きたいといった夢もかなえてくれる、1台で様々なバイクの長所を持つバイクと言えます。
また、250ccでありながら大型バイクのような風貌も満足感が高く、「お金があれば目的に合わせて何台もバイクが欲しい」という願望がある方にはすごくお勧めのバイクと言えます。
また「大型バイクに乗りたいが手軽に乗る中型バイクも欲しい」というような願望もかなえてくれます。
まあ、これについては私の主観ですが、Vストローム250は様々なバイクの長所をおさえているバイクなので、複数台のバイクを所有する必要性が無くなります。
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Vストローム250に向いている人と向いていない人
ここまで長々とVストローム250に関するレビューを書いてきましたのでお分かりだと思いますが、Vストローム250はオールマイティに乗れるバイクではあるものの、メリットである点がデメリットと感じることもあります。
Vストローム250に「向いている人」と「向いていない人」をまとめたいと思います。
Vストローム250に向いている人
Vストローム250を購入して失敗しない人というか、Vストローム250の購入に向いている人は以下のような方になります。
- 免許を取り立てでバイクの扱いに慣れていない方。
- ゆっくりした運転でツーリングを楽しめる方。
- キャンプツーリングなどで多くの荷物を積む方。
- 大型二輪免許を持っていないけど大型に乗りたいと考えている方。
- 維持費や燃費を安く済ませたい方。
- 普段使いのバイクとツーリングが楽しめるバイクが欲しい。
Vストローム250に向いていない方
逆にVストローム250を購入して失敗する人は、以下のような方になります。
- ツーリングで飛ばしたいと思ったり、峠を攻めるような走りを楽しみたい方。
- 身長があまり高くなく、体格が小柄な方。
- 自宅の駐車スペースが狭い。(出し入れが難しい)
- バイクに”高級感”を求めている方。
- バイクの使用用途に合わせて乗り分けたい。
Vストローム250のメリットとデメリット
ここまでVストローム250の良い点や悪い点などを語ってきましたが、メリットとデメリットについてまとめたいと思います。
- バイクだけど荷物を積むことが出来る。
- 下道でものんびり走れて低速でも安定している。
- 背筋を伸ばして乗れるので疲れにくい。
- 燃費が非常に良い。
- タンクが大きく給油を気にしながら走る必要がない。
- 車検が無く維持費が安い。
- アドベンチャーツアラーバイクとして考えるとかなり安い。
- 一目でVストローム250とわかる独特なスタイル。
- パワー不足を感じる事がある。
- 車体がでかく取り回しが難しい。
- 車体が250ccクラスではかなり重い。
- 重心が比較的高く、傾き始めると支えきれない。
- 灯火類が全てハロゲンライトである。
- ギア比がショート気味なので、高速走行がやや辛い。
YouTubeチャンネルでVスト動画を公開しています
Vストローム250でのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさやバイクのカスタムなどの動画を公開しています。
先日バイク購入から約1年で2万キロ走ったという事もあり、Vストローム250の良いところや悪いところなどのインプレッションを動画にまとめました。
Vストローム250の特徴などもわかる内容となっていますので、もしよろしけれご覧ください。
YouTube動画の作り方を勉強中の身の素人編集ですが、暖かく見守っていただけると嬉しいです。
最後に
ここまでVストローム250を購入して2万キロを走ったということで、Vストローム250のインプレッションというか、素直な感想を記事にまとめました。
Vストローム250は250cc中ではオールマイティに乗れるバイクで、街乗りからロングツーリングまでこなしてくれるバイクです。
ですが、一方で250ccとしては大型で重いことから取り回しが難しいバイクでもあります。
ただ、ここまで何度か書いていますが、「大きいバイク=カッコいいバイク」という思いある方には、「でかくて重い」というのはデメリットだけではなく、メリットにもなり、Vストローム250はおすすめのバイクと言えます。
また、Vストローム250は荷物を積載しても安定して走れることから、バイクで旅をしたいと考えている方にはお勧めのバイクと言えます。
Vストローム250を購入を検討している方や、Vストローム250が自分に合っているバイクなのか不安がある方は、参考にしていただけると嬉しいです。