こんにちはユレオです。
私は10代後半から20代前半の頃にバイクに乗っていましたが、結婚を機にバイクを手放し、そして、子供も大きくなり手がかからなくなったことから、20年ぶりにリターンライダーとしてスズキVストローム250を購入しました。
昔のバイクと違って、今のバイクはしっかりとした作りであることから、滅多に不調になることはありませんが、先日ツーリングに出かけた際に、前輪付近から異音がした為、バイク屋に持ち込んだところ、前輪のホイールベアリングが壊れているということで、修理交換することになりました。
本日はVストローム250のホイールベアリングが壊れた経緯や、ホイールベアリングの交換費用がどれくらいかかるかといった内容を備忘録として記事にまとめています。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- Vストローム250で起きた不具合について。
- ホイールベアリングとはどういったパーツなのか。
- ホイールベアリングの交換費用について。
本記事ではVストローム250のホイールベアリングが壊れた経緯や、修理にどれくらいの費用が掛かるのかといった内容をまとめています。
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Vストローム250の特徴について
引用元：https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm1/
まず初めにVストローム250がどのような特徴を持つバイクなのかを知らない方に向けて、簡単にお話したいと思います。
スズキ（SUZUKI）Vストローム250は、遊び心があるデザインと低～中速域が強いロングストローク設計のエンジンを搭載した250ccクラスでは最高の積載量を持つバイクで、標準で以下のようなオプションが付いています。
- ウインドスクリーン
- ナックルカバー
- センタースタンド
- サイドケースアタッチメント
上記のオプションからお分かりの通り、バイクの車種としては「アドベンチャーツアラー」になり、ウインドスクリーンやナックルカバーが始めから付いていることから、走行風を逸らしてくれるので長距離を乗っても疲れない乗りやすいバイクです。
エンジンはGSX250Rをベースにしていることから、低速が非常に扱いやすく、Vストローム250ではさらに低～中速重視のギアにアレンジしていることで、ゆっくりトコトコと走ったり、坂がきつい峠などを安定して走れるバイクです。
また、燃費が非常に良くて、リッター30km/h以上は当たり前で、条件が良ければリッター40km/h近くにもなることや、タンクの容量が17ℓと250ccクラスではかなりの容量となっており、ガソリンを満タンにすれば、東京-大阪間を無給油で走ることが出来ます。
そして、Vストローム250はトラブルも少ないことでも定評があるバイクで、販売台数も多いことからカスタムパーツや、修理パーツが比較的容易に手に入ります。
そんなVストローム250ですが、先日、北海道ツーリングに出かけた際に、前輪付近から異音がするトラブルに見舞われました。
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Vストローム250の前輪から原因不明の異音が発生
先日、私は1週間で北海道を一周するキャンプツーリングに出かけたのですが、その際に前輪から異音がするトラブルに見舞われました。
具体的どのようなトラブルが起きたかというと、何の変哲もない国道を走行中、前輪から大き目の「シュッシュッシュッ」という物が擦れたような音や、「ギィィィー」というような錆びた金属が擦れたような音がしました。
前輪から異音がするというのは尋常ではない事態であることから、バイクを即座に停車して音が鳴っていると思われるフロントフォーク付近をくまなく調べましたが、目視では異常が無く、そして停車後に走り出すと、異音がしないということで、当初は「ディスクブレーキに異物（虫など）が入ったのでは？」と考えていました。
北海道ツーリングでは7日間で約2,800kmほど走ったのですが、明らかな異音は2回しか鳴らなかったことから、バイク屋に慌てて持ち込まず、地元に帰ってからバイク屋に見てもらうことにしたわけです。
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自宅に帰りフロントフォーク付近をくまなく調べた
北海道ツーリングが終了し、無事に帰宅できたので、洗車ついでにフロントフォーク付近をくまなく調べたのですが、やはり目視では異常が無く、またディスクブレーキなども不自然に金属が擦れたような痕跡もありませんでした。
バイク屋に持ち込んだとしても、状態の異常を説明できないため、どうするか悩みましたが、実は半年ほど前からハンドル周りで微妙な違和感を感じており、オイル交換のついでに見てもらうことにしました。
ハンドル周りの微妙な違和感について
私のVストローム250は、現在43000kmほど走っていますが、今年の春先頃にタイヤ交換をした際に、「微妙にハンドルがガタつく」という違和感を覚えました。
具体的にどのような違和感を覚えたかというと、以下のような内容になります。
- 時速10km/h以下だとハンドルが微妙にぶれる感じがする。
- たまに「シュッシュッ」という感じの擦れた小さな音がする。
- 前輪ブレーキをかけた瞬間にハンドルにわずかなガタつきを感じる。
- 時折燃費が10％ほど悪くなることがある。
低速走行時にハンドルに微妙なぶれを感じたり、前輪のブレーキをかけた瞬間にわずかなガタつきが感じられたことから、「フロントフォーク付近のボルトが緩んでるのかも？」と考えました。
フロントフォーク周りの部品はこれまで交換したことが無かったので、普通に考えればボルトが緩むことは無いのですが、北海道ツーリングを終えてオイル交換が必要になったことから、ついでにフロントフォーク付近のボルトが適切なトルクで締まっているか確認してもらうことにしました。
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Vストローム250のホイールベアリング壊れていた
オイル交換のためにバイク屋に持ち込んだ際に、ついでにハンドル周りの違和感について説明し、フロントフォーク付近のボルトが適切なトルクで締まっているか調べてもらうことにしました。
バイク屋に調べて頂いたところ、ボルト回りはしっかりとしたトルクで締まっているが、前輪のホイールベアリングに異常があり、わずかに前輪にブレが起きているとのことでした。
わずかなブレというのは本当に微妙なブレで、問題に気が付かないことも多く、私の場合も北海道ツーリングで異常を感じるほどの大きな異音がしなければ、バイク屋に診てもらうことはなかったと思います。
うおー🐟！北海道ツーリングでフロント周りから異音が聞こえたことがあったので念のためバイク屋に持ち込んだらベアリングがやられてた…。
今週末のツーリングは無理かもしれん…Σ('◉⌓◉’)#vストローム250#モトブログ pic.twitter.com/fjRLlCeVwb
— タマシイ ユレオ＠バイクの旅人 (@tamashii_yusa) September 12, 2023
ハンドル周りの違和感を覚えたのが半年前であることから、おそらく私は半年近くホイールベアリングに問題を抱えたまま乗っていたことになります。
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Vストローム250のホイールベアリングを交換した
バイク屋に改めてVストローム250の前輪付近をくまなく見ていただいた結果、異状があったのはホイールベアリングだけであったことから、上記の画像の「③」「④」を交換してもらうことにしました。
今回は不具合解消のために以下のパーツ交換を行うことになりました。
- シールフロントハブ ×2
- ベアリング ×2
ホイールベアリングの交換費用については、パーツ代は安いのですが、交換のために前輪を外すなどの大掛かりな作業が必要なことから、工賃が結構かかりました。
ベアリングは720円（計1,440円）、シールフロントハブは400円（計800円）と安価ですが、前輪を外して施工する工賃がお高く、1万円となり、ホイールベアリングの交換費用はは合計12,240円となりました。
ホイールベアリングを交換したことで違和感がすべて解消された
今回ホイールベアリングが異常をきたしていたことからパーツ交換することで、問題が解決し、これまで感じていたいくつかのバイクへの違和感が解消されました。
- 低速走行時のハンドルが微妙にぶれる感じが解消された。
- 物が擦れた音が一切しなくなった。
- ブレーキをかけた時のガタつきが一切なくなった。
- 燃費が非常に良くなった。
ハンドル周りの微妙な違和感は半年前から感じていましたが、普通に乗れていたため、バイク屋で修理するに至りませんでした。
今回のことで、普段からバイクの調子を細かく観察して、なにか違和感を覚えたら調べる癖をつける必要があると痛感しました。
バイクのホイールベアリングの異常は気が付きにくい
ここまで無事にVストローム250のホイールベアリングの不具合を解消した流れをご説明しましたが、そもそも「ホイールベアリング」とはどういったパーツなのかを簡単に説明したいと思います。
バイクのホイールベアリングとは、ホイールに組み込まれているベアリングパーツで、前輪具の回転軸を支えて回転をサポートする役割を持つパーツになります。
ベアリングはバイク以外にも、自動車や航空機、船舶といった機械や乗り物には欠かせない重要な部品となっています。
バイクのホイールベアリングの役割は主に以下のような内容になります。
- ホイール本体と軸受の摩擦抵抗を減らす。
- ホイールが回転するときの振動を防ぐ。
- タイヤの回転を滑らかにする。
そして、ホイールベアリングは消耗部品と言え、グリスアップ等のメンテナンスが必要で、走行距離によって交換が必要となります。
ホイールベアリングの交換の目安とは
ホイールベアリングは消耗部品であることから、定期的に交換する必要があるのですが、どれくらいの頻度で交換するのでしょうか？
バイク屋に伺ったところ、走り方やベアリングの品質によりまちまちであることから、走行距離での目安は特に無いということでした。
目安の走行距離が無いことについて、詳しくバイク屋に伺ったところ、ホイールベアリングにおける定期メンテナンスの頻度は、普通に街中を走行するような乗り方であれば1年に1回の定期点検で見てもらうのが一般的とのことでした。
ですが、以下のような問題が生じた時は、できるだけ早くバイク屋に持ち込む必要があります。
- ホイールが回転した際に異音や違和感がある。
- 長年ベアリングのメンテナンスや交換をしていない。
- ダストシールにオイルが漏れ出ている。
ダストシールからオイルが漏れているといった目視で確認できる問題が無ければ、ベアリングの不具合は気が付きにくいものであることから、バイク屋の話ではベアリングに不具合を抱えたまま走っているバイクはそこそこあるとのことでした。
また、ホイールが回転したときに擦れたような音が鳴る場合は、どんなに些細な音だったとしてもベアリングに異常をきたしている可能性があることから、チェーンメンテナンスなどで確認すると良いとのアドセンスを頂きました。
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YouTubeでバイクのカスタム動画を公開中
バイクでのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさやバイクのカスタムなどの紹介するチャンネルで、Vストローム250の様々なカスタムの詳細を説明した動画を公開しています。
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バイクメンテナンスの方法や、バイクで起きた不具合などを備忘録として動画にまとめていますので、ご覧いただけると嬉しいです。
最後に
ここまでVストローム250のホイールベアリングが壊れた経緯や、ホイールベアリングの交換費用がどれくらいかかるかといった内容を備忘録として記事にまとめました。
半年ほとの間、「微妙にハンドルがガタつく」という違和感がありましたが、走行に問題が無かったことから放置しており、ホイールベアリングの問題発見が遅れることとなりました。
ただ、今回のことで「ホイールベアリングに不具合が起きると、どんな症状が起こるのか。」ということが分かったので、次回以降は不具合を早期に発見できるかと思います。
もし、私が感じていたような症状がご自身のバイクで起きているのでしたら、一度バイク屋に詳しく診てもらうことをお勧めいたします。
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