こんにちはユレオです。
私は20代の頃から自転車を趣味としており、ロードバイクやミニベロをロードカスタムにして乗ってきました。
私の場合はロードバイクのレースに出るような本格的ものではなく、あくまで健康維持やストレス発散を目的としたものなので、ゆるく20年来の趣味として続いています。
そして今年になり本格的なエアロロードバイク「MERIDA REACTO 4000 2021年モデル」に買い換えました。
私はこれまでロードバイクを乗ってきましたが、ディスクブレーキの自転車に乗るのも初めてで、気を付けて清掃やメンテナンスをしていましたが、半年が経過したあたりでディスクブレーキをかけた際に「ギィィィィイギィ」という異音がするようになりました。
本日は自転車のディスクブレーキが異音&音鳴りするようになった時の油分が付いたディスクローターとパッドを洗浄する方法についてご紹介したいと思います。
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本記事の内容
- ディスクブレーキの特徴について。
- 自転車のブレーキの種類やそれぞれの特徴。
- 油分のついたローターとパッドを洗浄する方法を図解で解説。
本記事では油分がついたディスクローターとパッドを洗浄する方法を写真を多数使って説明いたします。
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ディスクブレーキは扱いが難しい
自転車のブレーキには大きく分けて「ハブブレーキ」「リムブレーキ」「ディスクブレーキ」の3種類があります。
ハブブレーキはいわゆるママチャリなどの一般車で採用されることが多く、「リムブレーキ」は一般車やスポーツ車で採用されており、「ディスクブレーキ」は本格的なマウンテンバイクやロードバイクなどのスポーツ車で採用されています。
ディスクブレーキは高い制動力で悪天候や泥にも強いということで、最近は「ディスクブレーキ」がトレンドとなっています。
ディスクブレーキの制御はワイヤーを使った「機械式」と「油圧式」があり、機械式は比較的安価なため、エントリーモデルで多く採用されており、油圧式は少ない力でしっかりと制動出来る為、ハイエンドモデルに採用されています。
油圧式のディスクブレーキは扱い気を付ける点が多く、車輪を外した状態でブレーキを握った場合、ブレーキパッドが閉じてしまい車輪が取り付けられなくなるため、ディスクブレーキパッドスペーサーが必要になるなど輪行時に気を付ける事が多いです。
ディスクロードバイクの輪行時の注意事項はこちらの記事で詳しく触れています。
このように扱いがめんどくさいディスクブレーキですが、悪天候や泥にも強く高い制動力を持つことから個人的には大変満足しています。
ディスクブレーキの異音&音鳴りが酷くなった
ディスクブレーキはリムブレーキなどに比べて扱いで気を付ける点がいくつかありますが、その中で「ディスクローターを指で触るな」というものがあります。
ディスクローターを指で触ると何が悪いかというと肌の油分がディスクローターに付着してしまうからというもので、私は自転車を洗う時も指で触れないように気を付けて扱っていました。
しかし、半年を過ぎたあたりから前輪ブレーキをかけた際に「ギィィィィイギィ」という異音がするようになり、自転車屋に見てもらうと「ディスクとパッドに油分が浸みこんじゃっているね」と言われました。
自転車屋の店員にはディスクローターはこれまで一切指で触れていないと伝えたのですが、指で触れてなくても走っているうちに排気ガスやアスファルトに積もった油分などが付着するので、どんなに気を付けていも2000kmくらい走ると音鳴りするようになるそうです。
また、雨の中走るとアスファルトを跳ねた水しぶきが付着することでディスクに油膜が張るようになり、その状態でブレーキをかけるとパッドの方にも付着してしまうとのことでした。
そんなわけで自転車屋の店員にディスクブレーキのメンテナンス方法を教わり、自分でローターとパッドを洗浄することにしました。
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ディスクブレーキのローターとパッドを洗浄する方法を図解で解説
では早速「MERIDA REACTO 4000 2021年モデル」のディスクブレーキのメンテナンスをしたいと思います。
私が乗っている「MERIDA REACTO 4000 2021年モデル」は一番お手頃な値段という事もありブレーキは「Shimano R7070 disc」となっています。
引用元:https://www.merida.jp/lineup/road_bike/
各パーツもそれなりに値段がする為、慎重に清掃を行いたいと思います。
まずは異音がする前輪のローターを外します。
ディスクローターを外すには六角スパナを使います。
六角スパナで緩めていけばそのまますんなりとハブ軸が抜けます。
前輪が外れたので続いてパットを取り外したいと思います。
パッドを外すには下図にある留め具のピンを外します。
この留め具は非常に小さいので無くさないようにしてください。
留め具を外したらマイナスドライバーでパット軸を抜きます。
パッド軸は少し緩めるとすんなりと抜けます。
続いてパットを板バネごと引き上げて抜き取ります。
板バネとパッドを熱湯で温めた後に中性洗剤で丁寧に洗います。
中性洗剤は食器洗い用でもいいけどしっかりとした自転車用の高浸透タイプの洗浄剤を一つ持っておくと良いです。
中性洗剤で洗った後にしっかりと水洗いして水気をふき取ったらパッドを板バネで挟んで組み立てます。
それをこれまでの逆の手順で組み上げていきます。
ディスクローターも熱湯に浸けて中性洗剤で丁重に洗い、しっかりと水でしっかりと水洗いして水気をふき取ったら組み立てます。
後はこれまでの手順と逆に前輪を取り付けてハブ軸を差して組み上げます。
以上で油分が付いたディスクローターとパッドを綺麗に洗浄することが出来ました。
前輪は比較的メンテしやすいですが、輪行で前後輪を外す機会があれば、そうした時にまとめてやってしまうと楽です。
これで「ギィィィィイギィ」という異音が無くなり、購入時のような静かな状態に戻りました。
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最後に
ここまで自転車のディスクブレーキが異音&音鳴りするようになった時の油分が付いたディスクローターとパッドを洗浄する方法についてご紹介してきました。
ディスクブレーキのメンテナンスはリムブレーキに比べると少々めんどくさいですが、悪天候や泥にも強くて高い制動力を持つことから最近流行りのブレーキとなっています。
ただ、油分が付くと異音や音鳴りがするようになる為、指で触らないようする等気を付ける点が多く、また雨の日などに走るとアスファルトに付着した油分が付いてしまうため、いずれにせよメンテナンスは必要です。
私は自転車屋のアドバイスを受けてディスクブレーキのメンテナンスをするようになりましたが、手間でなければ1.2か月に1回程度はローターとパッドは洗浄してやると良いかと思います。
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