こんにちはユレオです。
皆さんは普段生活を送る中で悩みをお持ちなのではないでしょうか?悩みの大きさは個人それぞれですが、悩みが無いという方はおられないのではないかと思います。
もちろん私もその時々によって様々な悩みを抱えており、何かの問題が解決したとしたら、新たな問題を悩みとして抱える… そんなことを繰り返しています。
ところで、こうした”悩みの原因は何か”ということについて考えられたことはありますか?実は「全ての悩み」は共通すると言われたらどう思われますか?
本日は人の持つ悩みの原因は全ての同じであるというお話しと、様々な種類の悩みを解決するための考え方についてお話ししたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 悩みは共感出来ないものが多い。
- 人が抱える全ての悩みは「対人関係」が起因する。
- 人の悩みはすべて対人関係に行き着く「アドラー心理学」の考えについて。
本記事では個人が抱える多くの悩みは完全に他人には共感することが難しいというお話しや、悩みの起因は「対人関係」であることを説明しています。
また、人の悩みは全て対人関係に行き着くという考えのアドラーの心理学の抑えるべきポイントについて私の実体験も含めて解説しています。
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個人の悩みは他人が理解できないものが多い
さて、「悩み」の内容というのは様々存在し、私にとっては重大な悩みでも他人にとっては「なんでそんなことが悩みなの?」と首をかしげるようなこともあります。
例えば私は今悩みの一つに次のようなものがあります。
- 運営しているブログのアクセス数が伸びない。
さて、これを見てブログ運営をしていない方にとってはどうでも良い話と感じるのではないでしょうか?
えっ?それが悩み?つまんね~w
もちろんこれは私の抱える悩みですから、他の方にとっては到底悩み事には思えないかもしれません。
しかし、世の中には私と同じようにブログ運営を行っている方もおられ、同じような悩みを抱えられているというのは事実です。
個人の悩みというのは、共通の境遇でなければ理解が難しく、たとえ共通の境遇であったとしても、悩みの大きさは個人により様々で、他人の悩みを理解するというのは基本的には難しいと言えます。
全ての悩みは対人関係に起因する
人は大なり小なり悩みを抱えているわけですが、そういった「全ての悩み」の原因は何かということを考えたことはありますか?
俺は給料が上がらないことで悩んでいるから、「全ての悩み」は”金”だな。
なるほど… 多くの方が共通で理解できるものとしてお金という存在があり、お金に対して不安を感じたりしたことで悩みを抱えられてる方は大勢おられます。
ですが、世にはお金に関係しない悩みも当然あるわけで、「お金」が全ての悩みの原因というわけではありません。
ふーん、じゃあ一体何が悩みの原因なの?
はい、では答えをお伝えすると、全ての悩みは対人関係にあります。
ふむ、確かに対人関係で悩むことあるけど、全ての悩みの原因とは言えないんじゃないの?
対人関係がすべての悩みの原因という考え方は一見すると理解しがたいと思われますが、少し具体的な例を出して説明してみたいと思います。
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「全ての悩みは対人関係である」という考え方
悩みは個人それぞれお持ちで、大小さまざまなものがありますが、それらの悩みの多くは「他人との比較やかかわり」により生まれています。
例えば背の低い男性がおられて、「身長が低い」ことに対して悩みを抱えていたとします。
この悩みについて解決方法をもし提示するとすれば、以下のようなものがあります。
- 身長が伸びる。
- 全ての他の人の身長が縮む。
普通に考えると「①」が解決方法ですが、現実的にはありえないですが「②」も解決方法としては有効です。
お気づきかと思いますが、「身長が低い」という悩みは他人との比較によって生まれ、もし他人と比較して身長差が無いのであれば、そもそも背が低いという悩みは生まれません。
これは「お金」にも当てはまり、「お金を持っている/持っていない」という比較がなければ悩みは生まれません。
少々極端な説明になりますが、人類が自分一人しかいないのであれば、「容姿」「学歴」「社会的地位」「収入」といったことで思い悩むことはありません。
また、同時に「あの人とは馬が合わない」というようなコミュニケーションによる悩みも一切なくなります。
ほー、じゃあ悩みは他人とのかかわりや比較で生まれているから「全ての悩みは対人関係である」というわけ?
はい、そうです。悩みは様々ありますが、突き詰めると「人とのかかわり」「他人との比較」「コミュニケーション」など”対人関係”によって生まれます。
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人の悩みはすべて対人関係に行き着くアドラー心理学の考え
人は群れを成して生きていく生き物で、一人で生きていくのは現代社会においては大変困難で、「人とかかわり」はどうしても避けることはできず、その結果、他人との接点が生まれて対人関係が生まれます。
対人関係はすべてが良好な関係を築けるわけではなく、比較やかかわりにより問題や悩みを生むこともあります。
アドラー心理学で有名な、アルフレッド・アドラー(1870年~1937年)は、「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言っています。
アドラーは、個人心理学(アドラー心理学)を創始した方で、現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人です。
【アルフレッド・アドラー】
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)、1870年2月7日 – 1937年5月28日)は、オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
初期の頃のフロイトとの関わりについて誤解があるが、アドラーはフロイトの共同研究者であり、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、個人心理学(アドラー心理学)を創始した。
引用元:アルフレッド・アドラー – Wikipedia
アドラーは人間の持つ悩みは根本的なところは、全て対人関係の悩みに行き着くと考えました。
もしあなたが今抱えている悩みが、「全ての悩みが対人関係の悩み」と言われても素直に納得できないかもしれません。
しかしながら、悩みの大半が対人関係であることは経験上納得がいくのではないでしょうか。
アドラーはお金や病気といった悩みも、「お金がないと、他者に迷惑をかける」とか「病気だと家族に迷惑をかける」という風に考えることで、最終的にはすべての悩みは対人関係の悩みに行きつくと説いています。
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他人を気にすることなく自分の考えを粛々と行えばよい
アドラーは人間の持つ悩みの根本的なところは、全て対人関係の悩みに行き着くと考え、あらゆる悩みは他人との比較やかかわりである対人関係から生まれると説いてます。
悩みを抱えた時に、それがどうして生まれるのということを冷静に判断し、分解していくと多くの方が最終的には「人とのかかわり」「他人との比較」「コミュニケーション」など”対人関係”によって生まれていることに気が付きます。
そうしたときの解決方法として共通して使える問題解決方法があります。
おお!それを待ってました!何をすれば解決するの?
はい、それは「他人を気にしない」ということで、「他人との比較」「他人にどのように思われるか」ということも気にしなくなれば悩みは生まれません。
………それだけ?
はい。ただ、直ぐになっとくするのは難しいかと思います。
ですが、先ほど少し例として挙げた「人類が自分一人しかいないのであれば悩みが生まれない」という考えにつながる物事の捉え方です。
何も「孤独を好む」とか「引きこもりになる」必要はありません。
悩みの種が対人関係から生まれていることを理解し、解決の手段として「他人を気にしない」ということは悩みの多くを解決する可能性のある考えであり、そうした選択肢があるということを覚えておけば、いざという時に役立ちます。
最後に
ここまで人の持つ悩みの原因は全ての同じであるというお話しと、様々な種類の悩みを解決するための考え方についてお話ししてきました。
悩みというのは個人それぞれが持つため、共通の事項であったとしてもなかなか他人には理解しづらいものです。
しかし、悩みの根幹は多くの方が共通しており、突き詰めると「人とのかかわり」「他人との比較」「コミュニケーション」など”対人関係”によって生まれ、「人の悩みはすべて対人関係に行き着く」というアドラー心理学の考えは、悩みを解決するための万能薬のような働きをみせます。
これらの考えはアドラーの心理学に関連する書籍に詳しく書かれています。
アドラーの心理学では人間はいかに生きるべきかに触れており、どうやったら今抱えている悩みを解決できるかを考える実践の心理学です。
また、どうすれば幸福になれるかということにも踏み込んでおり、新たな考え方や捉え方を学べる大変面白い内容が詰まっています。
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