皆さんは「心が折られる」という経験をされたことはありますか?私はこれまで何度も経験して、そのたびにもだえ苦しんできました。
「心が折られる」というのは人それぞれ受け止め方が異なるので、ある人から見たら大したことはなく、ただ気分が落ち込む程度の事でも、その本人にとっては「心が折られた」と感じるほどの大事になることがあります。
心が折られた状態というのは平常な心理ではなく、気落ちした気分で以下のような気持ちを感じるのではないでしょうか。
- やる気が出ない、何もする気がしない。
- 楽しめたことが楽しく感じない。
- 誰とも会いたくない、一人でいたい。
- ああー!だめだ!!死んでしまいたい!!
誰しも心が折られるような経験はしたくないものですし、このような心理状況が長引くと体調を崩して睡眠障害やうつ病になりかねません。
今日は心が折れない人になる為の考え方と対策と習慣についてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
「心が折られる」とはどういうことか
心が折られるというのを辞書で調べると以下のように書かれています。
心の支えを失い、意欲がなくなる。障害にぶつかってくじける。「ずっとがんばってきたが、親友の裏切りで―・れた」
「心が折られる」というのは何かあなた自身が関わることの出来事に対してあなたの心理が受け止めきれない時に生じます。
つまり、あなたが思い描いていた「理想のイメージ」が「現実の結果」と比較して大きな差が生まれ、その差分に対してあなたの心理が絶えれなくなった時に心が折れるわけです。
この内容を数式イメージにすると以下のようになります。
「理想のイメージ」-「現実の結果」=「イメージの差分」
この「イメージの差分」があなたの思考や心理の許容量を上回ると「心が折れる」わけです。
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心が折られるパターンは大きく二通りある
例えば、あなたの心の許容量が50とします。
この50を超える精神的なダメージを受けるとあなたの心が折れるとしましょう。
理想が高くて心が折れるケース
これは理想を高く持ちすぎ、現実との差分によって心が折られるケースです。
高い理想のイメージを描き、現実の結果とのイメージの差分が大きくなってしまいました。
120 - 50 = 70
(「理想のイメージ」-「現実の結果」=「イメージの差分」)
イメージの差分があなたの心の許容量の50を超えて70であるため、心が折れてしまいます。
現実の結果が低すぎて心が折れるとき
今度は理想のイメージは妥当だが、現実の結果が芳しくなく心が折られるケースです。
適度な理想のイメージを描きますが、現実の結果が低く、イメージの差分が大きい結果になってしまいました。
80 - 10 = 70
(「理想のイメージ」-「現実の結果」=「イメージの差分」)
イメージの差分があなたの心の許容量の50を超えて70であるため、心が折れてしまいます。
つまり、心が折られるきっかけというのは、掲げる理想のイメージが高すぎるか、もしくは現実の結果があまりにも芳しくない結果に終わるかということで起きることが考えられます。
理想のイメージを高めすぎないにはどうすれば良いか
何か仕事をするにしても趣味をするにしても、それが達成されたり結果が出たときのイメージを持つことは大切です。
この時に「理想のイメージ」が低すぎるのも問題ですが、高すぎるのも問題です。
事前に伸びしろを奪うような気がするかもしれませんが、自分の実力は自分が一番理解しているはずです。
そういった事実に目向けたうえで立てる目標、つまり「理想のイメージ」は決して楽には届かず、頑張れば到達できるという良い塩梅に収まるはずです。
「理想のイメージ」を定める時は自分自身を見つめ直し、適切でバランスのとれた目標にするのが妥当です。
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現実の結果が低すぎないためにはどうすれば良いか
理想のイメージが適切でも、現実がひどい結果になった場合は心が折れてしまいます。
しかし現実というのはあなたの努力次第で変更することが出来ます。
そのために努力して集中することが最善の対策となります。
事前に準備をしたり、予想できる問題を排除しておくなど、考えれる対策を講じて努力することはあなたがその時に行える最善の策です。
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心が折られにくい性格になる為の考え方
ここまで「理想のイメージ」と「現実の結果」についてお話しましたが、もう一つ心が折られないようにするための対応策があります。
その方法とは「心が折られにくい性格になる」というものです。
これはかなり難しく長期的に取り組むことになるのですが、以下のような「心が折れやすい」性格というものは存在ます。
- 完璧主義者で理想が高い。
- 心配性で何事もネガティブに捉えてマイナス思考で考える。
- プライドが高く、自分の考えを曲げたくない。
これらの性格を直したり見直すということは心が折られないようにするには有効です。
性格はすぐには直すことは出来ませんが、上記のような考えを持ったりした時に
「ああ、今俺は完璧主義者の考えを持っているな。」
「ああ、今俺は無駄に高いプライドを持っているな。」
「ああ、今俺はネガティブなの考えを持っているな。」
と気が付くことを繰り返すことで、徐々に改善されていきます。
このように気が付くことの有効性については以下の記事で詳しく書かれています。
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まとめ
ここまで心が折れない人になる為の考え方と対策と習慣についてお話ししてきました。
- 「心が折れる」というのは思い描いていた「理想のイメージ」が「現実の結果」と比較して大きな差が生まれ、その差分に対して心理が絶えれなくなった時に起きる。
- 現実を直視して適切な「理想のイメージ」を持つ。
- 結果に結びつけるために努力を怠らない。
- 「心が折れやすい性格」というものは存在するが、これは”気付く事”で改善できる。
このように個人の努力での対策を講じていたとしても、天災や人災等で心が折られることがあり、そういった事を避けるというのは難しいかと思います。
一番理想なのは心が折られたとしてもすぐに立ち直れるメンタルを身に付けることですが、そういった「早期に立ち直れるメンタル」は大きな挫折を経験しないとなかなか身に付くものではありません。
天災や人災により心が折られたときは、「心を強くするきっかけが生まれた」と前向きにとらえて出来るだけ早く立ち直るよう努力することぐらいしか、今の私には対応方法が思いつきません。
ただ、心が折られる仕組みとその対策を講じていれば、普段の生活の中で起きる「心が折られる」経験をかなり避けることが出来ます。
是非一度お試しください。
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