こんにちはユレオです。
以前公開したこちらの記事は多くの方に読んで頂くことが出来ました。
今回の記事は前回の補足事項になることと少々難しいテーマであるため、大変恐縮ではありますが前回の記事を読まれていない方は一読いただけますと幸いです。
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前回の記事の振り返り
駆け足で前回の記事を振り返ります。
———-振り返り———-
自身の思考が「不安」「恐怖」「怒り」「嫉妬」「執着」と言った負の感情の想像を膨らませて、その結果あなたの心が「その想像」をあたかも現実に目の前で起きているように感じ取り、現実に起きていると誤認することで心が乱されます。
そしてその対処方法は想像した内容に騙されていると”ただ気が付けば良い”というお話をしたと思います。
例えばあなたは会社に向かう途中の電車内でふと思い出します。
「そういえば家の玄関の鍵締めたっけ・・・」
「しまった!!リビングの棚に現金50万円を置いたままだ。」
「そういえば先月隣のマンションに泥棒が入ったらしいよな・・」
「どうしよう!50万が奪われるかも… 家賃が払えなくなり家を追い出される。」
これは現実では鍵が開いたままか閉まっているかという事象にすぎません。
しかし思考が想像を膨らませた結果、経済的な困窮陥るかもしれないという不安に心が支配されてしまった例です。
このように実際に起きてもいないことを人はいろいろと想像し、事前に危険を回避するという素晴らしい能力が備わっているのですが、その能力は時に強力働き「起きてもいない事」に恐怖し慄き、不安を感じ、平常な心を奪います。
こういった心理に陥った時の考え方とし以下の方法が有効です。
①:思考は悪いものではない。むしろ社会生活を送るうえで必要不可欠なものです。
②:あなたが今感じている不安や恐怖は”目の前に起きているもの”なのか?
③:”目の前で起きていない”のならば、それは「思考の想像」の働きすぎが要因である。
④:自身が思考に騙されているということに”気が付く”。
この「④」の答えである”気が付く”ということを心がけておくと、心が乱されたときにすぐに平常心の戻ることが出来ます。
気が付くことが出来れば心を乱された内容の正体は”些細なもの”か、もしくは”存在しない思考が生んだ空想”であったりします。
生活の中で不安や恐怖等を感じて心が乱されたとき、”気が付く”という行動を選択肢の一つとして取り入れることで、負の感情が無くなるというお話でした。
———-振り返りはここまで———-
少々駆け足にまとめたので詳細を読まれたい方こちらをどうぞ。
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不安や恐怖を求める心理はなぜ起きるのか
ここからが本題です。
”気が付く”ことが出来るようになると、「不安」「恐怖」「怒り」「嫉妬」「執着」といった負の感情からの解放が早まり、落ち込んだり怒ったりしてもすぐに平常心を取り戻せるようになります。
しかし、こういった”気が付く”ことが出来るようになると、不安や恐怖を求めようとする”不思議な心理”が働くことがあります。
①:「そういえば家の玄関の鍵締めたっけ・・・」
「しまった!!リビングの棚に現金50万円を置いたままだ。」
「そういえば先月隣のマンションに泥棒が入ったらしいよな・・」
「どうしよう!50万が奪われるかも… 家賃が払えなくなり家を追い出される。」
②:いやいや、まて!鍵の締め忘れで家を追い出される心配をしてどうする。
俺は”気が付けた”ぞ!
③:”気が付けた”ので今必要なのは「鍵を閉め忘れた」可能性の対応だ。
不要な不安や恐怖は幻想であることが分かっている。
④:・・・しかし本当にこれでいいのだろうか?
不安や恐怖を感じないといけないのでは無いだろうか?
不安や恐怖を感じないとなんだか落ち着かない。
①から③までは前回の記事で触れている内容で、この例をみるとうまく対応しています。
しかし、「④」の感情を感じてわざわざ「不安や恐怖を求める」のはなぜでしょうか?
今回は「④」の心理がなぜ起きるのかというお話です。
過去の習慣は便利ではあるが恐ろしい
人は安定性を求める傾向があり、今と変わらない普遍性を求めます。
新しい考え方や物事の受け止め方を行うようになると不安を感じて安定した今までのやり方を守ろうとする傾向があります。
こちらの記事で少し触れています。
それが正しくないことや自身に不利益になることだとしても、長年行ってきた考え方や物事の受け止め方は「習慣」として定着している為、今まで行ってこなかった良い考え方を行い不安や恐怖といった負の感情から解放されたとしても、わざわざ「不安や恐怖を感じないから感じた方が良いのでは」と無意識に求めようとします。
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過去の習慣に対する”気が付く”という対応方法
このような「習慣の問題」が起きたときにどう対処すればよいのでしょうか。
次から次へと問題が出るので疲れてきそうですが、実はこちらの対応も簡単です。
ただ”気が付けば良い”のです。
”気が付く”ことで不安や恐怖から解放されて、落ち着いた時やってくる
「本当にこれでいいのか?不安や恐怖を感じた方が良いのでは?不安や恐怖を感じないと落ち着かない」
という心理が働いたら、だだこう思えばいいのです。
「ああ、俺は過去の考え方や習慣にまだ縛られているんだな」
そのように気が付くだけで構いません。
これも繰り返すようになるとやがて習慣ではなくなり、わざわざ「不安や恐怖を求めよう」とすることは無くなります。
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まとめ
「不安」「恐怖」「怒り」「嫉妬」「執着」といった心理で心が乱され、”気が付く”ことで解放された後に訪れる、
「本当にこれでいいのか?不安や恐怖を感じた方が良いのでは?不安や恐怖を感じないと落ち着かない」
という心理が働いたら、以下のように考えてください。
「ああ、俺は過去の考え方や習慣にまだ縛られているんだな」
そういった思考が過去の習慣であると”気が付く”ことでわざわざ不安や恐怖と言った負の感情を求めようとする”不可思議な心理”から解放されます。
このような過去の習慣による”不思議な心理”が訪れたらこの記事の内容を思い出してください。
きっとお役に立てるかと思います。
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