こんにちはユレオです。
最近はkindleなどの電子書籍が普及しているので、紙の本を購入する機会は減っているかと思います。
私も本を購入するときは、場所を取らなくて済む電子書籍を購入してiPadで読むというスタイルが定着していますが、一部の書籍やコレクション要素がある漫画は紙媒体のものを購入しています。
こうした紙媒体の本は数が増えると置き場所が必要になり、そのために本棚を購入することになりますが、既製品の本棚ではちょうど置きたい場所に合う理想のサイズが無かったり、高価すぎて財布に合わないということがあります。
こうした問題の解決方法としては「DIYで自分の理想とする本棚を作る」というのがあり、私は居住スペースで使っていない空間にDIYで本棚を設置することにしました。
本日は「2×4の木材」と「若井産業 ディアウォール」を使い、DIYで理想とする本棚を安価で手軽に作る方法を図解で解説したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 自宅のデッドスペースに置く理想とする本棚はなかなか売ってない。
- 本棚を設置する際の有効な空間利用方法とは。
- 私が作ったオリジナル本棚の制作手順を図解で解説。
本記事では壁一面を利用した本棚の作り方や、本棚を作る際に失敗しないように制作ポイントを解説しています。
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理想とする本棚はなかなか見つからない
自宅には利用していない無駄になっている空間である「デッドスペース」が存在するかと思います。
本を置くための本棚はそうしたデッドスペースに設置することで居住スペースを有効活用できます。
しかし、デッドスペースにピッタリと形が合う本棚は探してもなかなか見つからず、また見つけたとしても値段が高価で財布に合わないということは良くあります。
さて、そんな場合はどうすればよいのでしょうか?
(・∀・) 理想の本棚がなければDIYで本棚を作ればいいじゃない。
理想とする本棚が無く、またあったとしても高価で手が出せないのであれば、自分で作ってしまえば使いやすい本棚が安価で手に入ります。
私は自宅の寝室奥にあるデッドスペースにピッタリと置くことが出来る300冊程度収納が出来る本棚が欲しく、DIYで本棚を作ることにしました。
本棚は壁一面に作るのが一番空間を無駄にしない
本棚を置いた上の空間は何も利用できないことから、本棚の接地面がそのまま壁一面本棚になっていることが一番有効な空間活用になります。
壁一面の本棚は探せば売っていますが、高価なオーダーメイドであったり、転倒防止の為に天井に突っ張り棒を設置したり、壁面に穴を空けて固定する必要があります。
しかしDIYであれば自分の望む形に本棚のサイズを調整できることや、材料費だけあればよいので安く済みます。
私は今回寝室にあるベッド脇のデッドスペースを有効するために本棚を作ることにしました。
(;´・ω・) マンションの柱と梁があって使いにくい空間なんだよね
マンションの柱の関係でベッドが詰めて置けないことからデッドスペースが生まれて、また天井に中途半端な梁がある為、既製品の本棚では設置が難しくなっています。
今回この空間にピッタリと合う本棚を作ることにしました。
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DIYでオリジナルの壁一面の本棚を作る方法を図解で解説
さてここからが本記事の本題になります。
本棚はDIYとして作る家具の中でもDIY初心者向けの題材で、しっかりと寸法を測って図面を引いてから作業に当たれば失敗しません。
私も今回の本棚の制作にあたり簡単ですが図面を引きました。
DIYでオリジナルの壁一面の本棚を作る方法の概要
DIYでオリジナルの壁一面の本棚を作った手順の概要を説明すると以下のようになります。
- 本棚を設置する箇所の採寸を行う
- 本棚の図面を引く
- ホームセンターに材料を買いに行く
- ホームセンターで木材カットしてもらう
- 木材のバリを紙やすりで落とす
- 片方の柱に中間ジョイントを付ける
- 図面に従ってネジ打ちしていく
- 若井産業 ディアウォールで柱を固定する
文字にして書くと簡単そうに見えますが、細かいところも含め図解で解説したいと思います。
1:本棚を設置する箇所の採寸を行う
まずは本棚を設置するデッドスペースの採寸を行いますが、メジャーとメモ帳があれば十分なので難しくはありません。
採寸は正確に行うためにも「cm単位」ではなく「mm単位」で行うと良く、私は本棚を設置する以下の赤く塗りつぶした空間のサイズを測りました。
(;´・ω・) 良く見ると床の壁際に1cm程のでっぱりがあるね。
このでっぱりは「出巾木(ではばき)」と呼ばれるもので、この寸法を測り損ねるとサイズがピッタリの本棚にならないので注意してください。
2:本棚の図面を引く
さて、デッドスペースの採寸が出来たら続いて設置する本棚の図面を引きます。
DIYに慣れている方だと本棚程度は図面を引かなくても作れるそうなのですが、私は間違いが無いように図面を引くことにしました。
とは言ってもホームセンターに材料を買う際のメモとして使うものなので、そこまで正確な図面ではありません。
(;´Д`) 図面としては酷いけどまあいいや
正直「図面」と呼べるものではありませんが、必要とする材料や木材のサイズは一通り記載しているので十分です。
3:ホームセンターに材料を買いに行く
図面が用意できたので早速ホームセンターに向かい材料を購入します。
私が今回本棚制作のために購入したのは以下の材料と具材です。
- 「2×4(8F)」の木材 ×2本 =1,196円
- 「1×6(6F)」の木材 ×3枚 =1,644円
- スリムネジ50本入り ×1袋 =98円
- 若井産業 ディアウォール×2個 =2,160円
- 若井産業 中間ジョイント×1個 =756円
( ゚Д゚) 木材は安く購入できたけど具材が高かった…
「2×4(8F)」の木材は本棚の柱パーツとして使用し、「1×6(6F)」の木材は棚の床板として使用する構成になっています。
木材は建築資材として使われるいわゆる「2×4(ツーバイフォー)」材であるため安く購入できたのですが本棚を壁面に設置するための具材が思った以上に高くなり、合計5,854円でした。
もし壁面や天井に穴を空けて固定するのであれば具材である「若井産業 ディアウォール」「若井産業 中間ジョイント」は不要なのでもっと安く済ませることができます。
4:ホームセンターで木材カットしてもらう
購入した木材ですが、自分でカットしても良いのですが大概のホームセンターでは有料のカットサービスを行っています。
私が購入したホームセンターではカット代金が100円だったのでホームセンターで材料の購入後に図面サイズにカットしてもらいました。
(*´ω`) 木材カット代がめちゃ安くて助かる。
木材カットを自分で行うと綺麗に切れなかったり、すごく疲れるので木材カットサービスは利用することをお勧めします。
木材カットの注意点としてノコギリの歯の厚みだけ木材が無くなるので、1つの木材から破材部分が必ず出るようにしましょう。
このことは木材カットを依頼すると必ず聞かれる内容なので、図面を引くときに「どのようにカットするか」をイメージしておけば慌てなくてすみます。
5:木材のバリを紙やすりで落とす
さて、ホームセンターで購入したものを自宅に持ち帰りました。
早速組み立てたいところですが、下準備として木材のバリを紙やすりで落とします。
木材はカットした部分にバリが残っているので、このままだと刺さって怪我をします。
( ゚Д゚) うん、危ないね。
バリ落としは紙やすりで十分で、目の細かさについてはバリを落とすだけなら粗目で問題ありません。
紙やすりは使いやすいサイズに切ってから使用すると無駄なく使いきれます。
バリを落としたら組み立てる前にニスを塗ったり塗装すれば本棚も長持ちしますが、外気にさらされるわけではないので、私は木面には何もせずに紙やすりで磨くだけにしました。
6:片方の柱に中間ジョイントを付ける
今回ホームセンターで購入できた本棚の柱となるパーツは「2×4(8F)」の木材であったため高さが2m44cm(2440mm)しかありません。
寝室の天井の高さは2545mmなので、「若井産業 中間ジョイント」を使って「2×4(8F)」の木材をつなぎます。
両サイドから挟むとしっかりと2本の木材が1本につながりました。
(・∀・) 木材の長さが足りなくてもつなげるのはすごい!
長めの木材が手に入れば中間ジョイントは必要ないのですが、2m44cm(2440mm)を超える木材はなかなか手に入らないのでこの具材は重宝します。
7:図面に従ってネジ打ちしていく
今回は難しいことを考えずネジ打ちで棚部分を固定することにしました。
長めのネジを打ち込む前にドリルでガイド用の穴を空けておくとネジ打ちがスムーズに行えます。
ドリルで穴を空けるときは破材などを敷いて床が傷つかないように気を付けてください。
ドリルでガイド用の穴が空け終わったら、棚を付けるためにネジ打ちしていきます。
後は単純作業なのでひたすら棚を付けて本棚を仕上げます。
(*´ω`) この作業は電動ドリルがあるとすごく楽よ。
ドリルでガイドを空けたりネジ打ちするのは結構大変ですが、電動ドリルがあればかなり楽になるので、DIYをするなら安物でも十分なので電動ドリルの購入をお勧めします。
またホームセンターでは電動ドリルのレンタルしていることもあるので、木材の購入の際にレンタルできるか確認するのもお勧めです。
8:若井産業 ディアウォールで柱を固定する
出来上がった本棚を壁に設置するのですが、このままだと壁に固定されないので「若井産業 ディアウォール」を使用します。
中を空けると「2×4」の木材の上下にぴったりとはまるパーツと、高さ調整用のプレートが2枚入っています。
こちらを柱に取り付けて本棚の設置場所に立て掛けることで壁面にしっかりと固定されます。
梁付近にもう一段棚を設けても良かったのですが、一番上の段は本の出し入れがしにくいので棚は手の届く高さに集約しました。
これでも300冊近くは入るので無駄になっていたデッドスペースの有効活用としては十分です。
材料費は合計5,854円なので、もし同程度の本棚を探したとしてもこの値段では見つからないと思います。
制作時間はホームセンターでの買い物を含めて4時間程度で、材料費も仕上がりも私としては十分満足の出来となりました。
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最後に
ここまで「2×4の木材」と「若井産業 ディアウォール」を使い、DIYで理想とする本棚を安価で手軽に作る方法を図解で解説してきました。
本棚は様々な形状のものが販売されていますが、居住スペースの空間を一番有効に利用するには壁一面の本棚が良いです。
ただ、壁面を埋めるような本棚となるとオーダーメイドであったり、転倒防止から天井に突っ張り棒を設置したり、壁面に穴を空けて固定する必要があります。
既製品で理想の本棚を見つけるのは大変ですし、また見つけたとしても高価になることから、この手の本棚はDIYで作るのがお勧めと言えます。
本棚は比較的簡単に作ることができるので、本棚の購入を考えている方はぜひ一度DIYでチャレンジしてはいかがでしょうか。