こんにちはユレオです。
私は現在Vストローム250に乗っており、新車で購入してからそろそろ2年半になります。
Vストローム250は、通勤の足や日常的な買い物に使うという目的ではなく、週末にツーリングに行ったり、連休を使ってキャンプツーリングに行くなど、もっぱら「週末ライダー」としてバイクライフを楽しんでいます。
そんなVストローム250ですが、走行距離が38,000kmに達したこともあり、これまで一度もドライブチェーンの交換をしたことが無かったことから、チェーン交換も兼ねて、気になってたバイクカスタムである「ドライブスプロケットを14丁から15丁に交換するカスタム」を行うことにしました。
本日はVストローム250にドライブチェーンの交換とドライブスプロケットを14丁から15丁に交換した感想を記事にまとめています。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- チェーンやスプロケットの寿命はどれくらいなのか?
- Vスト250のスプロケットの丁数を変えるメリットとデメリット。
- Vスト250のドライブスプロケットを15丁に変更した感想。
本記事ではVストローム250のドライブチェーンの交換と、ドライブスプロケットを14丁から15丁に変更した結果や、乗り心地なども含めて感想をまとめています。
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バイクのチェーンやスプロケの寿命はどれくらいなの?
バイクに乗っていると「ガソリン」や「エンジンオイル」などは消耗品として認識しますが、厳密に言えば「タイヤ」「ブレーキパッド」「バッテリー」も消耗品です。
バイクはガソリンやエンジンオイル以外にも消耗する部品が多く、「スプロケット」や「ドライブチェーン」についても消耗品に含まれます。
普段意識することはないですが、バイクのエンジン部分にある「ドライブスプロケット」や、後輪に付いている「リヤスプロケット」は、ドライブチェーンが噛み合う構造でエンジンの駆動を後輪に伝えて推進力を生み出しています。
スプロケットはエンジンの強い力を駆動力に変えることから、非常に強い力がかかり、走るごとに摩耗していきます。
チェーンやスプロケットは、一般に以下の走行距離での交換が奨励されています。
- シールチェーン:15,000km~20,000km
- ノンシールチェーン:5,000km~10,000km
- ドライブスプロケット:10,000km~20,000km
- リアスプロケット:30,000km
上記を見比べると、私は38,000kmで一度もチェーンやスプロケットを交換していなかったことから安全管理に問題があるように思えます。
ただ、交換時期ついては、チェーンの状態やスプロケットの磨耗具合で判断することがほとんどで、私の場合はバイク屋にオイル交換の度にチェーンやスプロケットの状態を見て頂いてましたが、これまで一度も「交換が必要」とは言われませんでした。
しかし、最近になりバイク屋から「チェーンはそろそろ交換したほうが良いかも。」と言われたことから、ドライブスプロケットの丁数を14丁から15丁に交換するカスタムも含めて行うことにしました。
Vストローム250のスプロケを14丁から15丁に変えるメリットとデメリット
今回はVストローム250のドライブスプロケットを交換するカスタムですが、丁数を変更するカスタムは、そもそも可能なのでしょうか?
基本的にバイクの標準規格と異なる部品を取付けることは奨励されておらず、自己責任となります。
ただ、Vストローム250や、同じエンジンと足回りを持つGSX250Rは、ドライブスプロケットを15丁にカスタムする方が多く、問題なく15丁のドライブスプロケットで走行できることが分かっています。
Vストローム250のスプロケットの規格は以下となっています。
- ドライブスプロケット:14丁
- リアスプロケット:47丁
様々なVストローム250のオーナーさんに話を伺ったところ、ドライブスプロケットは14丁から15丁に交換されている方が多く、中にはドライブスプロケットが15丁、リアスプロケットが44丁に交換されている方もおられました。
そもそも、スプロケットを丁数を変えるとどうなるの?
Vストローム250はスプロケットの丁数を変更するオーナーさんが多いことをお伝えしましたが、そもそも丁数を変えると、どうなるのでしょうか?
バイクはエンジンの駆動を変速機を使って回転数をコントロールして「ドライブスプロケット⇒チェーン⇒リアスプロケット」という形で伝えて、推進力を生みだしています。
Vストローム250はアドベンチャーツアラーバイクの設計思想であることから、低速が重視された作りになっており、林道や未舗装地を走る際には低速で力強く安定して走れるように作られています。
しかし、実際のツーリングではほとんどが舗装された道路や、高速道路を走行するため、低速重視のギアは仇となり、Vストローム250は最高速度が犠牲になっていることから、マスツーリングなどでは他のバイクに付いていくのがやっとになることも珍しくはありません。
実際のところ、林道や未舗装地を走る機会から考えると、低速が重視されたVストローム250は、バイクが持つポテンシャルが十分に発揮できていないと言えます。
その為、多くのオーナーさんがスプロケットを交換することで、低速重視を捨てて、高速道路などの走りやすさを重視した形に切り替えています。
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Vストローム250のスプロケット交換のために用意したもの
そんなわけで、私はチェーンを交換するタイミングに差し掛かったことから、「ドライブスプロケット」「ドライブチェーン」「リアスプロケット」をまるっと交換することにしました。
今回のバイクカスタムで購入した具材は以下3点になります。
『サンスター(SUNSTAR) フロントスプロケット(3C4-15)』
『RKドライブチェーン シルバーメッキ SV520RXW 120L 』
『SUZUKI Vストローム250純正リアスプロケット 64511-21K00』
私は今回リアスプロケットは47丁のままにすることから、Vストローム250純正のリアスプロケット(47丁)にしましたが、より高速重視にカスタムしたい方は44丁の「サンスター(SUNSTAR) リアスプロケット 520-44T GSX250S/SV400/S RS-102-44」をお勧めします。
そんなわけで、「サンスター(SUNSTAR) フロントスプロケット」と「RKドライブチェーン」「SUZUKI純正リアスプロケット」が手に入ったので、早速交換を行おうと思ったのですが、素人が行うには少し難易度が高いカスタムであったことから、バイク屋に持ち込んで施工をお任せすることにしました。
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Vストローム250のドライブスプロケットを15丁に変えた感想
バイク屋にパーツを持ち込むことになったので、工賃が高くなりましたが、パーツを通販で安く仕入れたので、全体の工賃としては、初めからバイク屋に依頼する料金と変わりませんでした。
バイク屋で早速「ドライブスプロケット(15丁)」「ドライブチェーン」「リアスプロケット(47丁)」を交換頂き、翌日少しロングツーリングで遠出しましたが、ドライブスプロケットを交換したことで、以下のような変化がありました。
6速時のエンジン回転数 | 14丁の速度(標準規格) | 15丁の速度 |
5000回転 | 68km/h | 72km/h |
5500回転 | 73km/h | 77km/h |
6000回転 | 78km/h | 84km/h |
6500回転 | 83km/h | 90km/h |
7000回転 | 88km/h | 98km/h |
7500回転 | 93km/h | 105km/h |
これまでは90km/hで高速道路を巡行しようとすると、エンジンを7500回転で維持する必要がありましたが、それが6500回転と、1000回転近く下げても同じ速度が出せるようになりました。
ただ、当然高速道路などの走りやすさを重視に切り替えたことから、林道や未舗装地を走る際に重宝する低速で安定した走りは失われます。
とは言え、私の個人的な感想として、低速走行時の明確な違いは感じられませんでした。
Vストローム250のドライブスプロケットを14丁から15丁に変えた感想を列挙すると以下になります。
- 低速では影響が出るかと思ったが、舗装された道路では全く違いが感じられなかった。
- 燃費が良くなることを期待したが、明確に数値として現れるほど燃費が良くはならなかった。
- 高速道路の走行中のエンジンの負荷が明らかに軽くなった。
私としては高速道路を走行中、Vストローム250はエンジンが高回転だなーと気にはなっていたのですが、6500回転ぐらいで十分に速度が出るようになったので、非常に走りやすくなりました。
ただ、燃費については、「わずかに燃費が良くなった?」と感じる程度、明確に燃費が良くなったかと断言できない変化具合です。
一般にドライブスプロケットを14丁から15丁に変更したら、燃費が良くなるはずですが、私の場合はタイヤをオフロードタイヤに変更したり、エンジンガードを付ける等、様々なカスタムをしていることから、元から燃費が悪いこともあり、期待するような効果が得られませんでした。
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YouTubeでバイクのカスタム動画を公開中
バイクでのカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を公開しています。
ツーリングの楽しさやバイクのカスタムなどの紹介するチャンネルで、これまで行ってきた様々なバイクカスタムをご紹介しています。
もしよろしければチャンネル登録していただけると励みになります。
YouTube動画も100本近く公開しており、いろいろなカスタム動画も公開しているので、Vストローム250に興味がある方はぜひご覧頂ければと思います。
最後に
ここまでVストローム250にドライブチェーンの交換とドライブスプロケットを14丁から15丁に交換した感想を記事にまとめました。
新車で購入してから38,000km走ってきたことから、ドライブチェーンの交換するタイミングで思い切って「ドライブスプロケット」「リアスプロケット」も合わせて交換することにしました。
交換した結果、低速重視から高速に比重をおいたカスタムになったわけですが、低速走行が不安定になったわけではなく、高速道路の走行時にエンジンの回転数をそれほど上げなくても巡航速度を保てるようになり、デメリットを全く感じないカスタムとなりました。
Vストローム250のドライブスプロケットを14丁から15丁に変更するバイクカスタムは、基本的にメリットしかない感じないカスタムですが、規格とは異なるパーツを取付けることになるので、じっかりとご自身で情報を集めてカスタムの可否を判断されることをお勧めします。