◆酒の代わりに飲むおすすめの炭酸水!断酒や禁酒の苦しみを和らげる飲み物
◆断酒でうつ病になった時の対策”断酒うつ”の症状と回復までの道のり
こんにちはユレオです。
日本には「正月」「花見」「お盆」「クリスマス」など、四季折々の季節イベントが多く、人が集まる場では必ずと言っていいほどお酒が付き物となっています。
また、会社での人付き合いで飲み会があることや、冠婚葬祭といった親戚付き合いにも必ずお酒が出てきます。
人が集まる場ではお酒が出る為、お酒が好きな方に嬉しいイベントですが、お酒を控えようと考えている方にとっては辛いイベントと言えます。
日本人は昔からお酒を人とのコミュニケーションツールとして使っているわけですが、ご存知の通りお酒は身体には良くありません。
では、何故多くの方がお酒が身体に良くないことを知っているのにもかかわらず、お酒を飲むのでしょうか?
今日は「お酒を飲みたいと考えている」のは実は自分ではないという事と、読むだけでお酒をやめることが出来る書籍「禁酒セラピー」の評判や、私が断酒をするきっかけなどをお話ししたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- お酒を求めている正体について。
- お酒を飲むのを急にやめるとどうなるのか。
- 書籍「禁酒セラピー」について詳しく解説。
本記事では人がお酒を飲みたいと考える理由や、日常的にお酒を飲んでいる方が急に飲むのをやめるとどのような影響が出るのかや、お酒をやめる為に役立つ書籍を紹介しています。
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お酒がやめられないのは「脳」が求めているから
さて、皆さんへの質問になりますが「お酒」をどういった理由で飲んでいますか?
このような解答をされる方が多いのではないでしょうか。
なるほど、お酒を飲む理由は「味」が美味しいからなんですね!それなら日本酒やビールといった飲み物からアルコール成分を除いたものでも満足できますよね?
おやっ?つまりお酒を飲まれる理由は「味」ではなく「酔う」事が目的なのでしょうか?
このように多くの方がお酒を飲む理由として「酒が美味い」という理由を挙げますが、多くの方が、実のところは「酔ったときの酩酊感」を味わうために飲んでいます。
お酒で酩酊感を得る行為は脳にとっては薬物と同じ
お酒を飲むとアルコールは胃で20%、腸で80%が吸収されて、血液中に含まれ全身に廻り、その血液が肝臓に到達するとアルコールは酢酸(アセテート)に分解されます。
こうして生まれた酢酸(アセテート)は再び血液で運ばれ、全身の筋肉や脂肪組織などで水と二酸化炭素に分解された後に、呼吸や尿や汗という形で体外に排出されますが、全てのアルコールが分解されるわけではありません。
アルコールは血液に循環されて一部は脳に到達し、脳の神経細胞を麻痺させて人の理性をつかさどる大脳皮質の活動を低下させます。
この結果、抑えられていた大脳辺縁系と呼ばれる人の本能や感情をつかさどる部分の活動が活発になります。
この時に人は「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質の分泌が促され「不安」「悩み」等の心理が和らぎ、普段抑え込んでいた感情を介抱するのでストレスの解消になります。
また、アルコールが脳に作用して楽しさや心地よさといった感情を生む「ドーパミン」と呼ばれる神経伝達物質の分泌が促されます。
「ドーパミン」は「楽しい」「幸せ」を感じる時に分泌される神経伝達物質なのですが、このような神経伝達物質が生まれている時の感覚を脳が記憶することで、神経伝達物質を出し続けてようと脳がアルコールを摂取させるために自分自身に嘘をついてお酒を飲まそうとします。
その些細な嘘の一つが「お酒は味がおいしいから飲む」という言い訳で、本当は「脳内に神経伝達物質をドバドバ出したい」という脳が求める本能をオブラートに包んで自分自身をうまく騙しているわけです。
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お酒を突然辞めると鬱になる理由
お酒を日常的に飲み続けている方が、急にお酒をやめると精神的に不安定になり、うつ病になることがあります。
この鬱の原因は「遷延性離脱症候群」によるものです。
遷延性離脱症候群(せんえんせいりだつしょうこうぐん、protracted withdrawal syndrome)、急性離脱後症候群(Post-acute-withdrawal syndrome:PAWS)、離脱後離脱症候群(post-withdrawal withdrawal syndrome)とは、アルコール、オピエート、ベンゾジアゼピン系、抗うつ薬また他の物質からの離脱後に生じる、一連の持続的な症状である。離脱の急性期の後に、急性期よりも弱い水準で半年程度まで持続する。1年以上にわたって持続すると言及される場合もある。妊娠中に依存性物質を使用した母親から生まれた赤子は、この急性離脱後症候群が生じることがある。
遷延性離脱症候群を簡単に説明すると、お酒を飲んだときに分泌が促される「ドーパミン」や「セロトニン」をはじめとする神経伝達物質が、お酒を止めたことで体内に定期的に供給されなくなり、脳内の感情バランスが崩れて鬱になります。
このような鬱は、依存物による神経伝達物質の供給が止まり脳内の神経伝達物質の減少が原因で、依存しているもの(例えば酒やタバコ)を口にすれば一時的に回復するのですが、それでは脳本来の機能回復から遠ざかります。
症状は人によって異なりますが、「遷延性離脱症候群」の症状は「不眠(中途覚醒、早朝覚醒)」「気分の落ち込み、気力の低下」等が挙げられます。
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お酒は脳が依存しているものを求めているだけである
このようにお酒を飲むという行為を分解していくと、「脳」と「自分」というのを切り離して考える必要があります。
脳が自分自身をうまく騙して酒を飲まそうとしているだけで、多くの人が脳に嘘をつかれていることに気が付かず、「自分自身の意志」で飲んでいると思っています。
お酒を飲む理由が「脳が神経伝達物質をドバドバと出したい」ということに気が付き、間違った支配関係である「脳>>>自分」を改め、「自分>>>脳」に気が付く事が出来れば、お酒に対して間違った認識を改めることが出来て、冷静に距離を置いて見られるようになります。
普段の生活を送っている限り、こうしたことに気付くことはありませんが、「読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー (以後「禁酒セラピー」)」という本を読むことで、この脳の仕組みに気が付くことになり、「お酒の呪縛」から解放させてくれます。
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「禁酒セラピー」は読む断酒薬である
さて、本記事の本題になりますが、「禁酒セラピー」はお酒によるデメリットをこと細かく書かれており、またお酒を飲むことで生まれるメリットが如何につまらなく無意味であるかが詳しく書かれています。
冷静に見れば「お酒を過度にディスる内容」の本で、かなりお酒に対する偏見に満ち溢れていますが、これくらい過剰に書いておかないと「お酒の呪縛」に気が付くことはありません。
個人的な見解ですがお酒は宗教に似ていると思います。
お酒を「幸せをもたらして不安を消し去る魔法の水」と信じてありがたいと思っている方に、そうした事実が嘘で幻であることを説明するというのは至難の業です。
「禁酒セラピー」はお酒を飲みたいと思う渇望がただの思い込みであり、お酒を飲む習慣というのが社会に植え付けられた幻想であることを上手に分かりやすく解説しています。
著者のアレン・カー氏は「禁酒セラピー」の中で禁酒は簡単であると語っています。
実際この本を読むことで「お酒が飲みたい」と思う感情の正体を知ることが出来て、その気付きを得ることで飲みたいと思う欲が無くなります。
もちろんこの本を読んでも断酒や禁酒に失敗している方もおられるのですが、今まで気付かなかった「お酒を飲みたいという渇望」は自分自身が生んでいるのではなく、「脳がそのように仕向けている」ということを知るだけでも大編大きな収穫です。
私が断酒に成功した断酒薬「レグテクト」について
私は7年前に断酒を始め、もうすぐ8年目を迎えようとしています。
断酒を始めた頃、あらゆるお酒にまつわる書籍を読み漁り、その中の一冊に「禁酒セラピー」がありました。
禁酒セラピーを読んでお酒に対するデメリットが明確になり、お酒を飲むためのメリットが無いことを理解したわけです。
ただ、理屈で理解しても脳はアルコールを求める為、私は苦しみを少しでも軽減するために断酒薬を使いました。
昔から抗酒剤である「シアナマイド」や「ノックビン」は存在しますが、近年新しい断酒の為の薬である「レグテクト」が登場しました。
【レグテクトとは】レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。抗酒薬の作用はお酒に対する恐怖心が植えつけられることですが、レグテクトの場合は脳に作用します。あくまでも脳内に対してダメージを与えるわけではないために、そこまで悩むことではありません。
アルコール依存症の人は、肝臓や腎臓などに障害があることも多いので、抗酒薬の服用には慎重である必要があります。
体に負担を与える抗酒薬は肝硬変がある方に投与することはできません。
レグテクトは肝臓にかかる負担が比較的少ないとされています。引用元:レグテクト
レグテクトの特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、お酒を飲みたいと思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。
レグテクトは飲酒欲求抑える効果があり、簡単に言うと「お酒を飲みたい気持ちが減る薬」です。
そして、レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。
そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒を止める」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬です。
飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」の口コミと評判
こんなに断酒の為に役立つレグテクトですが、残念ながら街のドラッグストアでは売っておりません。
私はレグテクトをどこで購入したかというと、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。
流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば出してもらえます。
アルコール依存症専門外来が無い場合は、内科でも対応できるところもあるそうですが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合は処方してもらえません。
先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。
私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。
その為自身の断酒の意思が固いと判断されて問題なくレグテクトを処方いただきました。
飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?
この「レグテクト」ですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。
私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
薬代だけでいうと自己負担が1日200円で、保険が効かなかったら1日600円ちょっとといったところでしょうか。
そんなわけで、私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でした。
しかし、薬としては高いですがこれを飲むことで酒を止められると思えば安いものです。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
レグテクトを飲んだ感想は、「あーなるほどこういうことね・・・」って感じです。
「なるほどねー」では分かりにくいのではっきり言うと、薬の効果は感じられました。
「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。
もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると、、、、
空腹時は「食べたい!」と思いますが、満腹時は「食べたい!」と思わないですよね。レグテクトは空腹はそのままですが、空腹時でも「食べたい!」と思う気持ちが抑えられるといった感じです。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来たことで、本格的な断酒を再開しました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいました。
病院で処方してもらう薬は保険が利くとは言え「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、決してお安い値段ではありません。
また、アルコール依存症の専門医療機関が車で1時間以上かかる距離であったため、初診だけで診てもらい、あとはレグテクトの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」を購入代理店を通じて取り寄せました。
こういった購入代理店で一部のサプリメントなどが購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。
値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できて、効果については特に違いを感じませんでした。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽であったので、初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
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最後に
ここまで「お酒を飲みたいと考えている」のは実は自分ではないという事と、読むだけでお酒をやめることが出来る書籍「禁酒セラピー」の評判や、私が断酒をするきっかけなどをお話ししてきました。
「禁酒セラピー」はお酒をやめたいと考えている方にとって、かなり後押しをしてくれることや、自分自身が脳に騙されていることに気が付くきっかけが分かりやすく解説されています。
また、お酒を飲むことで生まれるデメリットを細かく説明しており、その内容は多くの方に共通しています。
実際私はこの本を読むことで断酒の後押しとなったことや、脳と自分自身を切り離して考えるようになり、お酒に対して客観的に見れるようになりました。
「禁酒セラピー」は「今年こそはお酒を止めよう!」「今年こそはお酒を控えよう!」と考えている方に大変おすすめの本なので、お酒をやめたり控えることを目標とされている方はぜひ一度読んでみてください。
また、お酒を止めるには強い意志が必要である為、アルコール外来に足を運び、医師に相談するのも断酒への近道となります。
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