断酒

コロナの影響でアルコール依存症が増える?人がお酒をやめられない理由とは

スポンサーリンク


こんにちはユレオです。

中国武漢で発生して、またたく間に世界中に感染拡大した新型コロナウイルスですが、ウイルスの影響は健康面だけでなく社会の仕組みそのものに大きな影響を与えています。

その一つに不要不急の外出を控える動きであったり、これまであまり定着していなかった「リモートワーク」が一気に広がる事態となりました。

こうした外出自粛の影響で、先行きの見えない不安やストレスといった問題や、店舗の休業要請などの影響で外食するの機会が減り、自宅で深酒をする人が増えています。

この動きは日本のみならず世界中で起きており、特に家庭でのアルコールの消費が増えて、結果としてアルコール依存症になる方が増加することが懸念されています。

本日は新型コロナウイルスによる外出の自粛やストレスによりアルコール依存症が増える傾向など、お酒を簡単にやめられないメカニズムについてお話したいと思います。

本記事の内容

  • 内食や中食で家庭でのお酒の消費が増えている。
  • お酒をやめても些細なことで飲酒欲求が湧き上がる。
  • 私はお酒を断つためにアルコール外来に通った。

本記事ではコロナウイルスによる感染拡大により外出が減ったことで、家庭のアルコール消費が増えていることについて話ししています。

また、断酒を続けている私が些細なことから強い飲酒欲求が湧いたことや、お酒をやめられない脳の仕組みについて記事にまとめています。

スポンサーリンク

新型コロナウイルスにより酒の販売量が増えている

新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごすことが増えた結果、「外食」を減らす方が増えて外食業の売上が低下していますが、代わりに自宅で調理して食事をする「内食」や、惣菜や弁当などを買って家で食べる「中食(なかしょく)」が増えています。

そしてこれまで外でお酒を飲んでいた方も自宅で飲むようになり、新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、ビールの売上が伸びているというニュースが報じられています。

【2月のビール販売1%増 「巣ごもり」で家庭消費増加】

ビール大手4社は11日、2月のビール系飲料の販売量や販売額を公表した。販売量合計はサントリービールの推定によると前年同月比で1%増えた。新型コロナウイルス感染防止のための在宅勤務や外出自粛など自宅で過ごす時間が増える「巣ごもり」の動きが月後半から見られ始めた。ただ3月以降は飲食店向けが宴会中止などで冷え込む影響が本格化しそうだ。

2019年10月の消費増税以降、プラスに転じるのは5カ月ぶり。同社の市場推計ではビールと発泡酒は前年並み、第三のビールは2%程度増えた。うるう年で前年よりも出荷日数が増えたことなども影響した。第三のビールを中心に家庭向けが増える一方、飲食店向けは宴会を控える動きがあった。

ビール系飲料全体の販売量ではキリンビールが1%増、サッポロビールが2%増だった。ともにビールと発泡酒で前年を下回った一方、第三のビールが前年を上回り、全体をけん引した。9%減少したサントリービールは前年に第三のビールを発売した反動が出た。

販売金額で公表するアサヒビールは4%増えた。「スーパードライ」が販売量で4%増えた。

不要な外出を控え自宅で過ごすための巣ごもり消費も、小売店で見られている。関東地盤の食品スーパーのいなげやでは、2月の酒類の販売が前年同月比で7.6%伸びた。ビールとウイスキーで10%以上伸びた。新型コロナウイルスの感染拡大で「家庭での食事への回帰の動きが見える」(同社)という。

大手食品卸も「ドラッグストアの来店客の増加でビールのついで買いが顕著にみられた」としている。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56661460R10C20A3XQH000/

これは国内のニュースですが、海外でも同様の外出自粛やロックダウン(都市封鎖)が行われていることから家庭でのお酒の消費が増えているそうです。

また、インターネット回線を使った「オンライン飲み会」などが流行し、外食を内食や中食に切り替えることで、飲み会の費用が安く済むということもあり、これまで以上に飲酒量が増えている方もおられるのではないでしょうか。

オンライン飲み会で強い飲酒欲求が湧いた

私はアルコール依存症だったことから3年前に酒を断ち、これまでお酒を一切口にしない生活を送っています。

これまで仕事の付き合いで飲み会に誘われることはありしたが、飲み屋でもソフトドリンクで過ごす形で参加してました。

ただ、断酒を始めた当初から順調に断酒出来ていたわけではなく、最初の1年ほどはアルコール飲料を目にしないように気をつけていました。

しかし、2年目になる頃からはスーパーでお酒を見かけても渇望するような飲酒欲求は沸かなくなり、もう断酒が定着したと思っていました。

ところが、この新型コロナウイルスによる外出自粛やテレワークになったことで、生活の中でストレスを感じていることもあり、先日オンライン飲み会に参加した際に同僚がお酒を飲んでいるのを見て、なんとも言えない強い飲酒欲求が湧きました。

あっ… これやばいやつ来たかも…(´・ω・`)

オンライン飲み会の最中でしたが、なんとも言い難い飲酒欲求が湧いてきたので、途中で退席することにしました。

お酒の記憶はいつまでも残り、些細なことで飲酒を誘発する

アルコール依存症の治療法として有用なものは「一生お酒を飲まない」ことです。

ポイントとしては「お酒を減らす」ではないところで、お酒を減らす方法だとアルコールに依存する生活からの回復が難しいからです。

一度アルコールに依存した方は、お酒を年単位でやめていた場合でも、再び飲み始めると依存してた頃と同じような飲み方に戻ってしまうことがほとんどで、アルコール依存症の治療で有効なのは、お酒が如何に無駄なものであるかということをすり込み、お酒から遠ざける生活を送ることにあります。

なぜアルコール依存症になった方は年単位でお酒を断ったとしてもお酒を口にすると元に戻ってしまうのでしょうか?

これについて大変興味深い研究結果があります。

オランダの総合大学である「アムステルダム自由大学(Vrije Universiteit Amsterdam)」の研究者によると、人はアルコールを口にすると強い満足感が味わえる体験となり、結果として脳に持続的な変化が生じて、ついお酒に手を出したくなってしまう「記憶痕跡」が形成されてしまうとのことです。

このお酒に対して手を出してしまいたくなるきっかけ(トリガー)は、何もお酒そのものではなく、ワインのボトルであったり缶ビールの開けるときの音であったりと、人それぞれ異なります。

「記憶痕跡」とは記憶とは異なり、学習時に活動した特定のニューロンとして脳内に残る物理的な痕跡で、人が幼少の頃に自転車に乗れるようになった後、大人になって数年ぶりに自転車にまたがったとしても、難なく乗りこなせるのと同じように、強い記憶の痕跡として残ります。

この記憶痕跡は生涯脳に残り続けるので、アルコールに依存していた方はどれだけ禁酒や断酒を続けていたとしても、ささいなトリガーによってお酒の記憶が蘇り、強い飲酒欲求が湧き上がります。

これはもう脳の仕組みの問題で、意志だけで解決するのは難しく、物理的にお酒を遠ざけることがアルコール依存症の有効な治療法としている理由にもなっています。

スポンサーリンク

私は断酒を始めるときにアルコール外来に通った

私はアルコール依存症を自覚してなんとかしたいと思った3年前の当時、アルコール依存症にまつわる書籍を読んだり、webサイトで調べたりしたことで、お酒に対する怖さやお酒で生じる問題について理解を深めました。

そうした情報からアルコール依存症は本人の意思で治療することが難しいことを知り、私は断酒を成功させるために最初からアルコール外来に通い断酒のための薬を処方してもらうことにしました。

昔から抗酒剤である「シアナマイド」や「ノックビン」は存在しますが、近年は新しい断酒の為の薬である「レグテクト」が登場したことで、私はこの「レグテクト」を使用して断酒の苦しみを軽減しました。  

f:id:soul-vibration:20180228195934j:plain

【レグテクトとは】
レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。

引用元:レグテクト

このレグテクトという断酒薬の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、「お酒を飲みたい」と思う気分を抑えてくれます。

またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。

f:id:soul-vibration:20170613211442j:plain

レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。

そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬ですが、お酒を自身でやめたいと考えている方には体への負担が大変少なく、自然にお酒から距離を置くことができる薬で私にはピッタリでした。

飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか

f:id:soul-vibration:20171011095202j:plain

この断酒薬であるレグテクトですが、街のドラッグストアでは売っておらず、アルコール外来に行って処方してもらうか、個人輸入で購入するといった方法で手に入れることができます。

私はレグテクトを最初は、アルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。


流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば処方してもらえますが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合はその限りではありません。

先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。

私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。

飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?

f:id:soul-vibration:20171011095305j:plain
断酒薬であるレグテクトですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。

私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。

初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円

薬代だけでいうと自己負担が1日200円となり、保険が効かなかったら1日600円ちょっとといったところでかなり高額です。

私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でしたが、これを飲むことで酒をやめられると思えば安いものと考えました。

飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想

f:id:soul-vibration:20181024204238j:plain

レグテクトを飲んだ感想は、素直に飲酒欲求がなくなる感覚があり薬の効果は感じられました。

「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。

もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。

分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると以下のような感じです。

空腹時は「食べたい!」と思うが、満腹時は「食べたい!」と思わないのと同じで、レグテクトを飲むとお酒を目の前にしても「飲みたい!」と思う気分が湧きあがらず、飲酒欲求が抑えられる。

ただ、これは私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかというと難しいところですが、私はレグテクトの効果と恩恵をしっかりと体感することが出来ました。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法

f:id:soul-vibration:20181021201124j:plain

私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、病院で処方してもらう薬は保険が利くとは言え「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、2回目以降は購入代理店でレグテクトを手に入れました。

日本では珍しい一部のサプリメントや健康食品を購入代理店で購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。

購入代理店での値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できたことや、飲み比べても差はなくてしっかりとレグテクトとしての効果を感じました。

ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽で、私は初診以降は購入代理店を利用して購入しました。

私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。

スポンサーリンク

最後に

ここまで新型コロナウイルスによる外出の自粛やストレスによりアルコール依存症が増える傾向など、お酒を簡単にやめられないメカニズムについてお話ししてきました。

私はオンライン飲み会という場で強い飲酒欲求が湧く事態となったのですが、幸いにも自宅にお酒がなかったことから飲まずに過ごすことが出来ました。

正直なところ何が原因で強い飲酒欲求が湧いたのかわかりませんが、外出せずに自宅で過ごす生活が続いていた事でのストレスも原因の一つかもしれません。

現在の外出自粛の動きは今後も続くことが考えられることから、飲酒量が増えることでアルコールに依存する方が増えることが心配されます。

お酒は節度を持ってうまく付き合うのが一番で、最近飲みすぎていると感じている方は意識してお酒を減らすことや、別のストレスの発散方法を探してみることをおすすめ致します。

 

お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ

断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。

シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。

私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。

健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。

スポンサーリンク