こんにちはユレオです。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、私の職場では飲み会などがめっきり減りましたが、皆さんの職場ではいかがですか?
社会人であれば飲み会は付き物で、また日本人は新年会や花見など、季節柄お酒を飲む機会が多いと言えます。
ところで、「お酒が弱いと胃がんの発症リスクが高くなる」という研究結果が出たことをご存じでしょうか?
これは、国立がん研究センターが行った最新の遺伝子解析によるもので、日本を含む東アジアに多いとされる、アルコールを代謝しにくい体質の方が飲酒をすると、「びまん型胃がん」の発症リスクを高まるという内容です。
本日は、お酒が弱いと胃がんの発症リスクが高くなるといった内容や、私がアルコール依存症を克服するためにアルコール外来に通院したお話しをしたいと思います。
●スポンサーリンク
◆記事の目次◆
本記事の内容
- お酒に弱いと胃がんのリスクが高まる。
- アルコールの分解能力と胃がんの関係性について。
- 私がお酒をやめる為に行ったことの紹介。
この記事では、お酒が弱いと胃がんの発症リスクが高まるといった内容や、私がお酒をやめる為にどういったことをしたのかというお話しを記事にまとめています。
スポンサーリンク
お酒に弱い人は胃がん発症リスク高い
皆さんは普段の生活の中で、”癌(がん)”という病気に対して予防を意識した生活を送っていますか?
がんという病気にならないための予防はいくつもありますが、突き詰めると暴飲暴食をせずに、バランスの良い食事と適度な運動をすることになります。
日本人の胃がんによる死亡率は比較的高くて、2019年の統計によると、全死亡原因のうちの約7.5%にあたる約4万8千人が胃がんで亡くなっています。
また、胃がんは男女ともに上位にランキングされ、男性の場合は全死亡原因のうち約9.3%、女性の場合は約5.6%が胃がんでの死亡となっています。
このように胃がんは日本人にとって身近な病気なのですが、最近になり国立がん研究センターが発表によると、日本や東アジアに多いアルコールを代謝しにくい体質の方が飲酒をすると、「びまん型胃がん」の発症リスクが高くなることがわかりました。
『酒弱い人、胃がん発症リスク高く 遺伝子解析で関連判明』
日本を含む東アジアに多いとされる、アルコールを代謝しにくい体質の人が飲酒をすると、スキルス胃がんに代表される治療の難しい「びまん型胃がん」の発症リスクを高めるとする研究結果を国立がん研究センターなどが14日、発表した。千人以上の患者のがん組織を遺伝子解析した。発症予防や治療法発見につながると期待される。
もともとびまん型胃がんと飲酒の関連は指摘されていたが、遺伝子解析で初めて裏付けられた形。研究チームの柴田龍弘・がんゲノミクス研究分野長は「代謝しにくい人が飲酒する際は注意が必要だ」としている。
がんの中でも胃がんは患者数と死亡者数がそれぞれ3位と多い。チームによるとびまん型は胃がん全体の約3割を占める。
今回、日本人697人を含む米国や中国などの胃がん患者1457人の検体について、遺伝子解析を行った。すると、アルコールを分解しにくい体質の人の飲酒と、びまん型胃がん患者に特徴的な遺伝子変異に関連が示された。こうした体質の人は飲酒によって変異が起きやすい可能性があるという。
引用元:Yahooニュース(2023/3/14)
なぜお酒に弱いと胃がんのリスクが高まるのか?
国立がん研究センターは遺伝子解析によるアルコールのリスクを研究しているわけですが、どうしてお酒に弱いと胃がんのリスクが高まるのでしょうか?
日本人や東アジア人において、お酒が弱い人が胃がんになりやすい理由は、アルコールを代謝する過程で生成されるアセトアルデヒドという物質が、胃壁に直接作用して胃がんを引き起こす可能性があるためです。
一般的に、アルコールを代謝するためにはアルコール脱水素酵素(ADH)という酵素が必要で、この酵素の活性が高い人はアルコールを効率的に代謝することができます。
一方でアルコールを代謝する過程で生成されるアセトアルデヒドを分解するアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性が低い人は、アセトアルデヒドが体内に蓄積しやすく、胃がん発生リスクが高まると考えられています。
また、アルコールによる胃の粘膜の炎症や胃酸の分泌亢進による胃の損傷も、胃がん発生のリスクを高める要因の一つとされています。
このように、アルコールを分解する酵素が胃がんの発症リスクに影響することから、お酒が弱い方は、こうした事実を理解しておくことが求められます。
スポンサーリンク
私は7年前に断酒する為にアルコール外来に通院した
ここまでお酒が弱いと胃がんの発症リスクが高くなるという遺伝子研究についてお話ししましたが、お酒にまつわる話として、私が7年前に断酒するためにアルコール外来に通院したお話しをしたいと思います。
私は20代の頃から毎晩晩酌で缶ビールを2~3本缶程度飲む生活を送ってきたこともあり、お酒を我慢するという事に強いストレスを感じていました。
しかし、薬を服用する必要がありお酒を控えた結果、アルコールの禁断症状が出たことで心身がアルコールに依存していることに気が付き、お酒の依存性に恐怖を感じたわけです。
このことがきっかけでアルコール依存症にまつわる書籍を読んだり、webサイトで調べたりしたことで、アルコールに依存することの怖さやお酒で生じる問題について理解が深まり、思い切ってアルコール外来に通って医者に相談することにしました。
【レグテクトとは】レグテクトの有効成分であるアカンプロサートは脳に作用し、アルコールに対する欲求を抑える効果があるとされています。
アルコール依存症の場合は、飲酒によってグルタミン酸作動性神経活動が活発になります。
そして興奮状態をもたらすグルタミン酸が減少してくると、強い飲酒欲求を感じます。
ところがアカンプロサートは、グルタミン酸作動性神経の働きを抑制する作用があります。
そのためレグテクトを服用すると脳が興奮を覚えなくなり、飲酒に対する欲求も抑制されるのです。
脳神経の興奮が抑えられるため断酒を維持しやすくなる効果が期待できます。引用元:レグテクト
このレグテクトという断酒薬の特徴は「飲酒欲求を抑える」効能があり、「お酒を飲みたい」と思う気分を抑えてくれます。
またレグテクトの優れた点として、下の写真のこのような錠剤で持ち運びしやすく飲みやすいという点があります。
レグテクトはシアナマイドやノックビンの抗酒剤のような身体的な影響が無い為、お酒を飲んだとしてもアルコールの分解が阻害されることは無く苦痛を味わうことはありません。
そのため身体的な抑止力が働かないので為、「お酒をやめる」と強い意志を持っていない人には全く効果が無い薬ですが、お酒を自身でやめたいと考えている方には体への負担が少なく、私は自然にお酒から距離を置くことが出来ました。
飲酒欲求を抑える断酒の薬「レグテクト」はどこで購入できるのか
私はレグテクトをアルコール依存症の専門医療機関の専門医に処方を受けて病院で処方してもらいました。
流れとしては病院のアルコール依存症専門外来に行き「断酒したいのでレグテクトください」と言えば処方してもらえますが、医師の診断の結果が「レグテクト」が最適でないと判断した場合はその限りではありません。
先ほどもお話しましたが、「レグテクト」は本人の断酒の意思が無いと効果が薄いからです。
私は自らアルコール依存症専門外来に行って診察を受けたこともあり、医者が「自分の意思でアルコール依存症専門外来に来られるというのは大変珍しい」とおっしゃっていました。
飲酒欲求を抑えて断酒に役立つ薬、「レグテクト」のお値段は?
断酒薬であるレグテクトですが、2013年から日本で発売されるようになった比較的新しい薬ということもあるのか、「新薬(先発医薬品)」はお値段がそこそこします。
私が病院にて処方してもらった際には、健康保険を適用して9,500円ほどの自己負担になりました。
初診診察料(3,500円) + 1ヶ月分のレグテクト(6,000円) = 9,500円
薬代だけでいうと自己負担が1日200円で、保険が効かなかったら1日600円といったところでかなり高額です。
私は1ヶ月分処方してもらいましたが、処方された薬が「新薬(先発医薬品)」であったため、かなり高めのお値段でしたが、これを飲むことで酒をやめられると思えば安いものと考えました。
飲酒欲求を抑える薬「レグテクト」を飲んでみた感想
「レグテクト」を飲むと今まで飲酒欲求が湧いてた状況、例えば仕事を終えて家についていつもなら晩酌したいと思う状況で不思議と飲酒欲求が湧かなくなりました。
もちろん飲酒欲求が湧かないだけで飲むこともできるのですが、「お酒を飲む理由がない」という気持ちになります。
分かりやすく”飲酒欲求”を”食欲”に例えると以下のような感じです。
空腹時は「食べたい!」と思うが、満腹時は「食べたい!」と思わないのと同じで、レグテクトを飲むとお酒を目の前にしても「飲みたい!」と思う気分が湧きあがらず、飲酒欲求が抑えられる。
上記は私がレグテクトを飲んで個人的にそう感じたことで、万人がそう感じるかはわかりませんが、私はレグテクトの効果と恩恵を体感することが出来ました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)で「レグテクト」を安く手に入れる方法
私はアルコール依存症の専門医療機関に通院後レグテクトを1か月分処方してもらいましたが、病院で処方してもらう薬は保険が利くとはいえ「新薬(先発医薬品)」で非常に高価であったことや、診察料もかかる為、2回目以降は購入代理店でレグテクトを手に入れました。
日本では珍しい一部のサプリメントや健康食品を購入代理店で購入できるのは知っていましたが、アルコール依存症の治療薬であるレグテクトも購入できるのを知り驚きました。
購入代理店での値段は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」である為安く購入できたことや、飲み比べても差はなくて飲酒要求が強いときに飲むことで飲みたい気持ちを抑えることが出来ました。
ただ、こちらは健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、診察料やアルコール依存症の専門医療機関への通院のことを考えると楽で、私は初診以降は購入代理店を利用して購入しました。
私が使った購入代理店はレグテクトをまとめ購入すれば割引になるので、長期で断酒をしたいという方や、一度試しに使ってみたいという方には少量から購入できるのでおすすめです。
スポンサーリンク
最後に
ここまで、お酒が弱いと胃がんの発症リスクが高くなるといった内容や、私がアルコール依存症を克服するためにアルコール外来に通院したお話ししてきました。
自分自身がお酒に強いか弱いかというのは経験上わかるものですが、内科などに受診すれば、遺伝的にアルコールの分解酵素が多いのか少ないのかということを調べることができます。
そして、アルコールの分解酵素が少ない方は、どれだけ頑張ってもお酒に対しての耐性が少ないことから、飲酒をコントロールしなければ、身体に悪い影響を及ぼします。
私はお酒に対してそれほど強くはありませんが、アルコールに依存していたことから、6年前に断酒を始めて、今もなお断酒を続けています。
もしこの記事を読んで、健康のためにお酒を控えようと思う方がおられましたら、アルコール外来に通院したり、お酒を控えるためのレグテクトを使ってみるのをお勧めいたします。
●スポンサーリンク
お酒をやめいたいが、どうしてもやめられない方へ
断酒を始めた頃、私はお酒を辞めたいという強い意志でアルコール外来に足を運び、医者に相談して断酒の為の薬である「シアナマイド」や「ノックビン」を処方してほしいと伝えました。
シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
スポンサーリンク
頭皮や薄毛で悩んでいる方へ
私は40代になり髪の毛が痩せて細くなったことで、急に老けて見られるようになり、髪の毛について危機感を抱えていました。
AGA(男性型脱毛症)治療というものがあるのは知っていましたが、正直なところ懐疑的あったことや、高い治療費をかけて医療機関を利用したとしても、効果が無かったら悲しい思いをするので、「フィナステリド」と「ミノキシジル」のジェネリック医薬品(後発医薬品)を購入代理店で取り寄せて使ってみたところ、驚くほどの効果があり、3か月で髪がフサフサになりました。
薄毛が気になるけど、AGA(男性型脱毛症)治療のために医療機関を利用するのはハードルが高いという方は、購入代理店は「フィナステリド」と「ミノキシジル」を少量購入して試してみるのは一つの手だと思います。
スポンサーリンク