こんにちはユレオです。
皆さんが今お住まいの自宅には和室はありますか?私はマンションに住んでいますが、和室が1室だけあります。
この和室はこれまで寝室として使用していたのですが、リモートワークに伴い部屋の入れ替えを行った結果、和室を自室&仕事部屋にすることになりました。
部屋の入れ替えの際に和室の畳をやめて、フローリングにするDIYによる安価なリフォームを行いました。
そして障子の代わりにロールカーテンを付けようかと思ったのですが、障子は別に嫌いではないので、破けて色あせた障子を張り替えてそのまま使うことにしました。
(・∀・) フローリングに障子は一周回ってオシャレさん。
私は今のマンションに5年住んでいますが、これまで一度も障子を張り替えたことはなく、また人生で一度も障子の張替えを行ったことがありません。
とはいえ、何事も初めての経験は貴重なので障子の張替えを自分でやってみることにしました。
本日はDIYの一環と呼べるかわかりませんが、障子の張替え方法を図解で解説したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- テレワークになり和室のリフォームを行った。
- 障子の張替えの詳細な手順を図解で解説。
- 障子の張替えのコツについて。
本記事では初心者が障子の張替えを行う際に、失敗しないようにポイントを解説しています。
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テレワークになり自宅で仕事をするようになった
私の自宅はマンションですが間取りは広めの4LDKで、これまで洋室の1つを私の自室にしていました。
ところが2020年になって新型コロナウイルスの感染拡大から、自宅で仕事をするテレワークに移行し、毎日の通勤から解放されることになります。
しかし、通勤から解放されたことで自宅に会社と同じような仕事をする為の空間が必要になり、これを機に自宅の部屋割りを見直したところ、寝室として使っていた和室を私の自室&仕事部屋にすることにしました。
仕事用の部屋を増築するというのはマンションだとできないことから、部屋の入れ替えを行い、和室に自室を移してリフォームすることにしました。
和室をフローリングにして障子はそのまま使うことに
先日和室を仕事部屋にするべくデスクチェアが置けるようにと、DIYで畳をやめてフローリングにしました。
畳のフローリング化はまじめにやると大変お金がかかりますが、このウッドカーペットを使うことで思った以上にお安くフローリング化することができたので、この勢いでロールカーテンを付けようかと思ったのですが、障子はそれはそれで味があったので張替えを行いそのまま使うことにしました。
(;´・ω・) だけど障子の張替えってどうやるんだろ?
私はこれまで障子の張替えを行った経験は無く、幼少の頃に父親が障子の張替えを行っているのを見たことがある程度だったのですが、難しそうではなかったので記憶を頼りに自分で張り替えることにしました。
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障子の張替え方法を図解で解説
さてここからが本記事の本題になります。
先に結論をお伝えすると障子を張り替える作業は覚えてしまえばそれほど難しいものではなく、一度やれば簡単に覚えられます。
面倒くさいと思う方もおられますが、多くても1年に1回程度の作業なので一度やってみるのは良い経験になりますし、覚えてしまえば業者に依頼するのが馬鹿らしくなります。
ただ、手順を間違えるとうまくいかないので、本記事は私にとっても備忘録としてまとめさせていただきました。
障子の張替え方法の概要
障子の張替え方法の概要を説明すると以下のようになります。
- 障子の張替えに必要な道具を用意する
- 「障子はがし剤」を使って障子を剥がす
- 障子の節をまんべんなく拭く
- 新しい障子紙を貼る
- 障子の外枠に合わせて障子紙をカットする
- 霧吹きで水をかけてしわを取る
- 霧吹きの水が乾いたら完成
文字にして書くと簡単そうに見えますが、知らないと手順を間違えるとうまくいかないので、細かいところも含め図解で解説したいと思います。
1:障子の張替えに必要な道具を用意する
当たり前のことですが、障子を張り替えるためには張り替えるために道具を用意する必要があります。
私が用意したのは以下になります。
- 障子紙
- 長めの金属製の定規
- カッター
- 障子糊
- 障子はがし剤
- 筆(刷毛)
- 糊を入れる小皿
- 霧吹き
こうして書くと結構な数になりますが、筆や小皿は自宅にあるもので良く、霧吹きは100円均一に売っていますし、障子専用の商品はホームセンターやAmazonでセットで販売されており価格も安価です。
そんなわけで私はAmazonでポチり、翌日にはすべての道具がそろいました。
(・∀・) よし!道具がそろってしまえば半分作業は終わったようなものだ
必要とする道具は以上となり、私は今回の障子の張替えに筆を用意しましたが、もし刷毛(はけ)があるのでしたら刷毛の使用をお勧めいたします。
2:「障子はがし剤」を使って障子を剥がす
さて、障子の張替えを行うためには、古い障子を剥がす必要があります。
この時は破壊衝動に駆れて正拳突きで穴を空けたくなりますが、昔の障子と違って今の障子紙は丈夫なので手を怪我したり、場合によっては障子の節を壊してしまうので正拳突きはやめましょう。
何より破けた障子は剥がしにくくなるので、おとなしく障子はがし剤を使用します。
この障子はがし剤を節に塗ります。
全ての節にまんべんなく塗り終わったら5分間放置します。
5分間放置して障子はがし剤が浸透したら障子を持ち上げて剥がします。
( ゚Д゚) スルスル剥がれる!すげーなんだこれ?!
親父が障子の張替えをしてた時は障子はがし剤というものを使わず手作業で障子を剥がしていました。
その為、障子を剥がすのに苦労していた記憶があるのですが、障子はがし剤の力に驚きました。
(; ・`д・´) これは数百円どころか千円くらいの価値がある便利道具!
障子の張替え作業では障子はがし剤は無くても何とかなりますが、あるとすごく作業が楽なので購入をお勧めします。
3:障子の節をまんべんなく拭く
古い障子紙を剥がし終わったので、すぐに新しい障子紙を貼るかというとその前にやることがあります。
それは障子の節の掃除です。
(*´Д`) 直ぐに新しい障子紙を貼りたくなるけど我慢。
しっかりと障子の節にたまったほこりを取っておかないと、新しく障子紙を貼ったときに糊と一緒にほこりが張り付いてしまいます。
その為、固く絞った雑巾で隅から隅までしっかりと拭き掃除をして埃を取り除きます。
固く絞った雑巾で拭いた後、乾くまでしばらく待ちますが、木の特性で水分を含ませた状態で急に乾かすと歪むので、日陰で時間をかけて乾かします。
4:新しい障子紙を貼る
障子の節が綺麗になりしっかりと乾いたことを確認した後、ようやく新しい障子紙を貼る準備をします。
今回使用する障子紙はこちらの特に特徴のもない一般的な障子紙です。
この障子紙を取り出し3か所ほどセロハンテープなどで仮止めします。
先にこのようにセッティングしておけば糊が乾かないうちにすぐに新しい障子紙を貼ることができるからです。
続いて糊を塗っていきますが、使用する道具はこちらです。
私は筆を使いましたが、もし自宅に刷毛があるのでしたらそちらの使用をお勧めします。
糊は「ちょっと塗りすぎたかな?」と思うくらいがちょうど良く、たっぷりと塗ってください。
(;´Д`) この作業は結構しんどいから筆より刷毛のほうがおすすめよ。
塗り始めて直ぐに「刷毛にしとけばよかった」と思ったのですが、残念ながら手元になかったのでそのまま作業を進めました。
塗り終わったら障子紙を転がして軽く節に押さえつけながら貼り付けていきます。
糊が乾かないうちに障子紙の筒を転がして一気に貼ります。
(・∀・) この時多少はしわがあっても問題ないよ。
しっかりとしわを取らないとまずいと思いがちですが、後程の工程でしわが綺麗に取れるので大丈夫です。
5:障子の外枠に合わせて障子紙をカットする
新しい障子紙が貼れたわけですが、この状態だとはみ出ているので、はみ出ている分をカットしていきます。
使用する道具はこちらですが、金属製の定規とカッターがあれば十分です。
カットする際にしっかりと障子紙を節の端に押し付けて形を付けたうえで裁断していきます。
障子紙の押し付けが甘いと紙が浮くので定規でしっかりと押さえるのがコツです。
なお、この作業は金属の定規のほうが良い理由は、プラスチックだと裁断する際に定規も一緒に切ってしまうからです。
障子紙の外周をしっかりと押さえつけて丁寧に裁断します。
(;´・ω・) 思った以上にしわが残っているね…
この時点では障子紙にしわがありますが、次の工程でしわを解消するので、このまま1日は日陰でゆっくりと糊を乾かします。
この糊を乾かす作業は重要で、一見糊が乾いているように見えても中途半端だと次の工程で紙がずれますので1日は放置しましょう。
6:霧吹きで水をかけてしわを取る
しっかりと糊が乾いたら最後の仕上げになり、よれている障子紙をピンと張る作業になります。
ここでやる作業は簡単で霧吹き使って障子紙を湿らす作業になります。
私が貼った障子紙ですが、右側はしわがあるのが分かるかと思います。
この障子に霧吹きで水をまんべんなく吹き付けます。霧吹きであればなんでも良く、使い切った洗剤容器や百円均一で売っているもので構いません。
霧吹きにで水をまんべんなく吹き付けて障子紙を湿らせて行きます。
まんべんなく霧吹きで水を吹き付けて、また日陰でじっくりと乾かしていきます。
この時、太陽光に当てたりドライヤーなどで急速に乾かすとよれてしまうので気をつけてください。
7:霧吹きの水が乾いたら完成
霧吹きで湿らせた水が乾くと不思議としわになっていた障子紙がピンと張ってしわが綺麗に無くなりました。
これは和紙が水を吸って乾く際に縮むからで、この工程でしわやよれが一気に無くなります。
糊の渇きが甘いと和紙の縮む力に耐えきれず紙がずれて余計しわが出来るので、霧吹きで水をかける前に1日放置して糊を乾かすのは綺麗に障子を張り替えるうえで非常に重要な工程となります。
(*´ω`) 時間がかかったけど綺麗に障子の張替えができた。
障子の張替え作業は1日半ほどかかりましたが、実際の作業よりも糊を乾かしたりする時間のほうがかかる為、人の手がかかるのは1枚1時間弱といったところです。
初めての障子の張替えでしたが、思った以上にうまくできました。
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最後に
ここまでDIYの一環と呼べるかわかりませんが、障子の張替え方法を図解で解説してきました。
障子の張替え作業は覚えてしまえばそれほど難しいものではなく、一度やれば簡単に覚えられます。
ただ道具がそろっていなかったり手順を間違えると、しわが綺麗に取れずにやり直しになるので、焦らず正しい手順でゆっくりと作業をするのがコツです。
道具も高価ではなく、百円ショップやホームセンターで揃うことから、障子が自宅にある方は是非一度障子の張替えにチャレンジしてはいかがでしょうか。