こんにちはユレオです。
私はいくつか趣味を持っていますが、最近はもっぱらバイクにはまっており、キャンプや登山の趣味を楽しむ際もバイクを利用しています。
私が現在乗っているバイクはスズキVストローム250で、2020年12月にリターンライダーとして20年ぶりにバイクを購入したものになります。
バイクには様々なカスタムをしているのですが、その中の一つにETC車載器があり、高速道路を利用する際はかなり重宝しています。
先日能登半島一周ツーリングに出かけたのですが、その際に高速道路のジャンクション(JCT)を間違えた為、途中で高速道路を降りて入り直したのですが、その時初めて「特別転回」の制度を利用しました。
本日は高速道路の出口を間違えた時や、目的地を通りすぎたときに覚えておきたい対処法「特別転回」についてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 高速道路の用語について。
- 「特別転回」とは何か?
- 私が実際に「特別転回」を行った詳細について。
本記事では高速道路で出口を間違えたり、目的地を通りすぎた時に使える「特別転回」について記事をまとめています。
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高速道路の仕組みを解説!インターチェンジ(IC)とジャンクション(JCT)との違いについて
今回の記事は高速道路のお話をするので、少しだけ高速道路にまつわる用語を解説したいと思います。
さて、皆さんは高速道路にある「インターチェンジ(IC)」や「ジャンクション(JCT)」の違いを説明できますか?
一般道路と高速道路をつなぐ出入口が「インターチェンジ(IC)」であり、「インターチェンジ(IC)」には基本的には料金所が併設されています。「料金所=インターチェンジ(IC)」というわけではなくて、一般道路と高速道路をつなぐ出入口である施設に料金所が併設されているだけです。
そして「ジャンクション(JCT)」は、高速道路相互を直接接続するインターチェンジのことで、一般道路と高速道路をつなぐ出入口と区別するための「ジャンクション(JCT)」と呼ばれています。
つまり、「インターチェンジ(IC)」や「ジャンクション(JCT)」の違いは以下になります。
- 「インターチェンジ(IC)」は一般道路と高速道路をつなぐ出入口を指す。(基本的に料金所が併設されている)
- 「ジャンクション(JCT)」は複数の高速道路をつなぐ場所を指す。
「インターチェンジ(IC)」や「ジャンクション(JCT)」の違いは普段高速道路を利用するうえではさほど重要ではありませんが、これから説明する「特別転回」を正確にお伝えするうえで、それぞれの違いを説明させていただきました。
「特別転回」とは何か?
ではここから本日の記事の本題である「特別転回」について説明したいと思います。
高速道路のインターチェンジ(IC)を間違えた場合は、Uターンできるわけではないので、次のインターチェンジ(IC)まで走ってから降りる必要があります。また、場合によってはインターチェンジ(IC)で降りた後、再び高速道路に入り直して目的地のインターチェンジ(IC)に向かうこともあるでしょう。
これがインターチェンジ(IC)を間違えたぐらいであればそれほどまだよく、ジャンクション(JCT)を間違えて気が付くのが遅れた場合は、時間のロスだけではなくて痛い出費になります。
「特別転回」とは、高速道路を利用中に目的のインターチェンジ(IC)で降りれなかった場合や、誤って違う方向のジャンクション(JCT)向かってしまった場合などに、追加料金なしで高速道路に再入場(Uターン)できる制度です。
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「特別転回」を利用するにはどうすればよいのか?
それでは特別転回を利用する方法について説明いたします。
特別転回を利用するには、インターチェンジ(IC)にある料金所で、「一般」「ETC/一般」レーンに入り、必ず有人の料金所に行ってください。
この時ETCカードを利用している方は、あらかじめETCカードを抜いておくことができれば、処理がやや楽になります。
料金所で係員に「目的地を通り過ぎた」「向かう方向を間違えた」などの事情を説明します。
この後「通行券」の場合は特別転回の承認印を通行券に押してもらいます。
(*「特別転回証明証」を発行してもらうこともあります)
ETCの場合はカードの退場記録を消してもらい、ETCカードを抜いたまま一般道まで進んでからUターンをした後、再び高速入口の「一般」「ETC/一般」レーンに入り、必ず有人の料金所からETCカードを挿入していない状態で侵入します。
その後、本来の目的の出口についたあと、「一般」「ETC/一般」レーンに入り、必ず有人の料金所に向かい、「特別転回」をしたことを伝えたうえで、ETCカードを提示して支払い処理を行ってもらいます。
(*ETC払いだと何も発行されないですが、場合によれば「特別転回証明証」を発行してもらうことがあります。)
ETCカードは手続き完了後に料金所を出てから挿入してください。
このように「特別転回」の手続きを行えば、本来降りるインターチェンジ(IC)まで高速道路を通って引き返すことができ、乗り間違えたことでの通行料金は発生しません。
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私が「特別転回」を利用した際は「特別転回証明証」を発行することになった
先日私は福井方面に向かうために高速道路を利用していたところ、草津JCTで亀山方面に向かってしまいました。
道を間違えたことに気が付き、スマートフォンのナビを見ても違っていることを確認した後、次の草津田上のインターチェンジ(IC)で降りて引き返すことにしたのですが、その時に「特別転回」のことを思い出しました。
そんなわけで、記憶にあったマニュアルに従い、草津田上のインターチェンジ(IC)の料金所で、「一般」「ETC/一般」レーンに入り、マイク越しに「ジャンクション(JCT)を間違えた。」との内容を伝えたところ、料金所のそばにある駐車場にバイクを止めるように指示を受けました。
その後はシート下に入れているETC車載器からETCカードを取り出して、係りの方に渡して、「特別転回証明証」を発行することになりました。
その際に、「どこのインターチェンジ(IC)で乗ったのか」「どこのインターチェンジ(IC)で降りるのか」「高速道路周遊パスや二輪車定率割引は利用しているか」などの質問に答えて、書類を作成しました。
「特別転回証明証」を受け取った後、一般道まで進んでUターンをした後、ETCカードは抜いた状態で草津田上のインターチェンジ(IC)の「一般」「ETC/一般」レーンに入り、車両を確認してもらって、そのまま高速道路に乗りなおしました。
そのあとは目的地の敦賀のインターチェンジ(IC)の「一般」「ETC/一般」レーンに入り、「特別転回証明証」と抜いたままのETCカードを提示して支払い処理を行ってもらいました。
係りの方の話では、バイクは車に比べると「特別転回」の手続きがややこしく、若干処理に時間がかかるそうです。
また、私はこの日「二輪車定率割引」を利用していたのですが、草津田上インターチェンジ(IC)で降りた記録は処理で消えていることから、二輪車定率割引の割引条件でもある”1回の走行距離が100kmを超える”も該当しており、無事に後処理で割引を受けることができました。
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YouTubeでバイクに関連する動画を公開中
バイクのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさが少しでも伝わるように、また、バイクカスタムの方法が分かりやすいように、1本1本心を込めて動画編集しています。
また、今回の特別転回に関する情報をわかりやすくまとめた動画を公開しています。
Vストローム250に役立つ情報やおすすめのツーリングコースなどをYouTube動画にまとめてますので、ぜひご覧ください。
最後に
ここまで高速道路の出口を間違えた時や、目的地を通りすぎたときに覚えておきたい対処法「特別転回」についてお話ししてきました。
高速道路は当然ですがUターン禁止で、逆走などはもってのほかです。
しかし、年に数回は高速道路の逆走で事故が発生しており、そういったことを防ぐための制度として「特別転回」があります。
しかし、「特別転回」はあまり知られていないことから、今回このように私の経験を記事にまとめることにしました。
高速道路を利用される際は、万が一高速道路の出口を間違えた時や、目的地を通りすぎたときでも「特別転回」があることを覚えておいてください。