こんにちはユレオです。
皆さんは夜寝ている状態で突然激痛が走って目が覚めたという経験はありますか?
筋肉痛が痛くて夜中に目が覚めたとか、寝返りをうったら肘をぶつけて目が覚めたとかそういった類ではありません。
穏やかに寝てたところ、文字通り稲妻のような激痛が走り目が覚めるというような経験をするというのはかなり稀なケースだと思います。
こうした目覚め方は本当に心臓に悪いというか体に悪いです。
私は4年前の夏の夜、深夜寝ているところをムカデに噛まれて目が覚めるという経験をしました。
このムカデの毒の影響が厄介で、実は今でも「虫刺されアレルギー」の後遺症が残っています。
本日はいざという時に知っておくべきムカデに噛まれた時の対処方法と、ムカデに噛まれたことで私の身に起きている「虫刺されアレルギー」の後遺症についてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
その日は家の猫が興奮気味に暴れまわっていた
本日のお話は寝苦しい夏日が続いている4年前お話です。
妻と子供たちは実家に遊びに行ってたため、一人でのんびりと家で過ごしていたのですが、どうもその日に限って飼っている猫たち(2匹います)が暴れまわっていました。
様子も変でいつもと違って興奮気味に家中を走り回っているので
なんというか虫の知らせかもしれないと、地震に備えて念の為庭への窓を開けて寝ることにしました。(網戸はした状態ですが、万が一に備えてすぐ出れるようにした。)
特にすることもなかったので、夜11時位には寝床についたのですが、相変わらず猫たちは興奮気味で唸り声を上げていました。
猫は明らかにいつもと違う様子でしたが、特になにかするわけでも無く寝ることにしたのですが、このときすでに「ヤツ」は室内にいたと思われます。
そう!「ヤツ」とはムカデです。
今思い返せば、猫たちはすでに家の中にムカデがいることに気がついてたと思われます。
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突然の激痛!まさに電気が走ったような痛みが右腕に走った
そのまま就寝して扇風機をかけながら寝ていたところ、突然右腕に激痛が走り目が覚めました。
なんというか表現でいうと感電したときのような痛みで、神経に直接ダメージが来るような痛みが走りました。
腕を見ると小さな穴が2つ空いており、血はほとんど出ていません。
最初は猫が噛んだのかと思ったのですが、どうも様子がおかしいく激痛が持続しています。
とにかく腕もしびれるし変だったので、部屋の電気をつけて周囲を確認したところ、布団の上に20cm以上はあるムカデが蠢いてました。
とっさに手にとった本で床にはたき落とし、そのまま本でプレスしてかかとで踏みつけて無事に仕留めることが出来ました。
役に立たない防犯猫ですが、猫が噛まれて病院に運ぶことになるよりはマシだったのかもしれません。
すっかり目が覚めムカデの死体を片付けたところ、右腕の様子が変で噛まれた付近を中心に腕がパンパンに腫れており、もうなんというか「腕が膨らんでる」といった表現のほうが正しいくらいです。
ポイズンリムーバー(毒吸引器)無しでムカデの毒を抜くことに
現在の時刻は深夜2時過ぎで病院も開いていないことから、とりあえずやれる治療を行うことにしました。
今思うとこの判断が悪かったのだと思います。
ちなみにムカデの毒は蜂の毒と成分が似ているため、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
まずはGoogle先生でムカデに噛まれたときの対処方法を調べるわけですが、ムカデに噛まれたときはスズメバチに刺されたときの対処と同様に、 ポイズンリムーバー (毒吸引器)などで毒を抜かなくてはなりません。
ポイズンリムーバーとはアウトドアで活躍するこのような商品です。
毒を抜くのはとにかく早いほうが良いわけですが、私は倒したムカデの後片付けや、他に虫がいないかを確認するために時間を使った結果、時間が経過し毒が回ってしまったようです。
とりあえず毒を絞り出す為にパンパンに腫れた腕の噛まれた部分を文字通り絞らなければならず、激痛が走りつつも「血ではない何か」が傷口から出てきました。もはやムカデの毒なのか体の体液なのかよくわかりませんが、噛まれた穴から何も出なくなるまで絞り出しました。
かなりあっさり書いていますけど、これが本当に激痛でしかも家には誰もいないため、一人で風呂場で唸り声を上げながらの治療です。
このときほどポイズンリムーバーがほしいと思いませんでした。
次にやけどしない程度の熱湯で噛まれた部分周辺を洗います。腫れているから冷やすのではと思いますが、ムカデの毒は冷やすのはまずいようです。
そして傷口と傷口の周囲にステロイド系の外用薬である「フルコート」を塗りました。
なぜ傷口周辺にも塗ったかというと、ムカデの足により皮膚が傷がついて毒が浸透している可能性があるからです。
この時点でネットでいろいろと調べながらの応急処置だったので、結構時間が経過しており時刻は午前3時前になっていました。
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腕の腫れが引かず、噛まれた箇所の痛みがひかない…
腕はパンパンに腫れており痛みは残っていますが、激痛ではなくなり冷静な思考が出来るようになりました。
このときは虫に刺されたぐらいで病院にいくという発想がなかったため、腕を消毒して絆創膏を貼っておしまいという感じで済ませることにしました。
その後再び眠りにつこうと布団に入ったのですが、結局痛みで寝れず、再び寝たのは7時位でした。
その後、昼過ぎに目が覚めるが具合が悪く、なんというか体全体が重くて風邪を引いたときのような感覚で、食欲も出ずにその日は一日寝て過ごしました。
なんとなく毒が抜けるようにと、水はたくさん飲むようにしたぐらいで、治療は何もしませんでした。
そしてその日の夜には腫れていた腕も元に戻り、傷口部分に青あざで残っているだけまで回復しました。
ちなみにこの青あざはムカデの毒を絞り出す為に、腕を絞り出した時に出来たものです。
家庭用常備薬はご家庭ごとに有るかと思いますが、こうした事態に備えてポイズンリムーバーは常備することを強くおすすめします。
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ムカデに噛まれた腕も腫れが引いて回復したと思いきや…
ムカデ騒動から3日ほど経過すると、特に傷口以外は痛みがなくなり、完全に回復したと思っていました。
ところが、このムカデに噛まれたことで、とんでもない体質変化がありました。
結構死活問題になる症状が後遺症として残ったのです。
何が起きたかというと蚊などの虫に刺されると全身が痒くなるという「虫刺されのアレルギー」症状が出るようになりました。
私はこれまでアレルギーなどで苦しんだこともない為、比較するのは難しいですが、今までは蚊に刺されても、刺された部分が痒く感じる程度でしたが、ムカデに噛まれた後からは、蚊などの虫に刺されると全身が痒くなるという症状が出るようになりました。
*この体質の変化は個人的に感じるようになったもので、ムカデに噛まれたときの共通する症状ではありません。
蚊に刺されただけで全身が痒くなる「虫刺されのアレルギー」症状が起きるようになり、夏場などは屋外に出ると全身が痒くなるという症状に苦しむようになりました。
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虫刺されのアレルギーとはどういったものなのか?
人には様々なアレルギー反応がありますが、蚊などの虫に刺された時に起きるかゆみもアレルギー反応の一つです。
健常者は蚊に刺された程度では刺された部分にかゆみを感じる程度ですが、虫刺されアレルギーになると、それが全身にも影響することがあります。
結局虫に刺されるということは体には無い異物が体内に入ってくることになるため、その物質に対して過敏に体が反応するようになることがアレルギー反応なわけですが、私はムカデに噛まれたことで、身体が虫の毒に対して過敏に反応するようになってしまったようです。
そしてこれは4年たった今でも症状が残っており、夏の時期はBBQやアウトドアでも厚着をしなければならなくなりました。
最後に
ここまでいざという時に知っておくべきムカデに噛まれた時の対処方法と、ムカデに噛まれたことで私の身に起きている「虫刺されアレルギー」の後遺症についてお話ししてきました。
虫刺されアレルギーというのは聞いたことがあったのですが、今までこうしたアレルギー反応の経験がなかった為、最初はなんで全身が痒くなるのかよくわかりませんでした。
虫に刺されたときだけではなく、注射でアルコールで消毒をしますが、それでも全身が痒くなることも起きるようになった為、注射のときはアルコールを含まない方法で消毒してもらうようにしています。
夏場でも山に行くときは厚着が必要で、何かと生活が不便に感じることがあるため、ムカデや蜂など毒性の強い虫に噛まれたり刺されたときは、適切な初期対応と速やかに病院に向かうことを強くおすすめ致します。
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