転職・キャリアアップ

サラリーマンが転職するべき5つの理由|自身の市場価値を正しく理解することで選択肢を増やす

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こんにちはユレオです。

当ブログを読まれる方のどれくらいの割合がサラリーマンとして仕事をされているかはわかりませんが、結構な割合の方が労働を対価に賃金を得るサラリーマンを生業とされているのではないでしょうか。

もちろん当ブログを読まれる方には会社経営している社長であったり、家庭を守っている専業主婦といった方から、現在学生の方まで様々の方がおられるかと思いますが、本日のお話は「サラリーマン」を主体としたお話になります。

私自身がサラリーマンとして普段仕事をしており、社会人になってから十数年もの間、労働という対価に給料を得て生活の糧を稼ぐ生活を送っております。

世の中には様々な仕事があり、多くの方がそれぞれ違った仕事をされているかと思いますが、皆さんは勤めている会社を辞めて同業他社に移ったり、会社を移るだけではなく職種を変えたりする転職をされたりしたことはありますか?

私はこれまで何度か転職を繰り返してきている人間ですが、転職を繰り返してきたことで様々なメリットを感じております。

本日はサラリーマンの移り行く状況と、私の転職経験から考える「サラリーマンが転職すべき5つの理由」と自身の市場価値を調べる方法についてお話ししたいと思います。

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転職することはこれまでは「良くないこと」と思われていた

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私は昭和生まれのサラリーマンですので、平成生まれの方に比べると少し古い考え方を持っていました。

古い考えの代表的なものが「終身雇用」で、私が社会人として就職したころには終身雇用という制度がまだ残っており、生涯同じ会社に勤めることが美徳と考えられている時代がありました。

【終身雇用とは】

同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である。長期雇用慣行(ちょうきこようかんこう)ともいう。

語源としてはジェイムズ・アベグレンが 1958年の著書[日本の雇用慣行を「lifetime commitment」と名付け、日本語訳版[で「終身の関係」と訳されたことから「終身雇用制」と呼ばれるようになったとされています。

アベグレンは、年功序列、企業別労働組合とともに日本的経営の特徴であるとしました。

引用元:終身雇用 – Wikipedia

現在に比べると私が社会人として就職したころには、多くの会社は年功序列の制度や、退職金の制度などが残っており、同じ会社に長く勤めることにメリットがあるように制度や就業規則を導入する会社が多く存在しました。

今でも大企業の一部ではそういった慣習や制度が残っているところもありますし、一定の年齢以上の方は同じ会社に勤め上げることを美徳と捉えている傾向が強いと思われます。

しかし現在では多くの会社経営者は「社員を長く雇い続けること」を美徳と捉えなくなっており、年功序列のシステムや昇給のシステムなどを見直した会社が大半で、経営者と従業員との間で大きな考え方の違いが生まれています。

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昔はサラリーマンは気軽な稼業だった

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年配の方であれば「サラリーマンは気楽な稼業と きたもんだ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか

この言葉は歌手の植木等の曲で1962年にヒットした「ドント節」という曲があるのですが、その中で歌われているものです。

歌詞の一部を抜粋しますが、とても現在のサラリーマンとの考え方とは大きく違うように思えます。

サラリーマンは気楽な稼業と きたもんだ
二日酔いでも 寝ぼけていても
タイムレコーダー ガチャンと押せばどうにか格好が つくものさ
チョッコラ チョイとパアにはなりゃしねェ アッソレ

引用元:ドント節

この曲がヒットした時代は、昭和の高度経済成長期時代のサラリーマンの待遇や給料が毎年どんどんと上がっていた時代でサラリーマンが謳歌した時代でした。

その後1991年(平成3年)3月から1993年(平成5年)10月までの景気後退期である、いわゆる「バブル崩壊」が起きたことで安定成長期は終わり、その後は「失われた20年と」呼ばれる低成長期に突入することになります。

このバブル崩壊を機に多くの会社が雇用形態を見直すようになり、現在では残業代を払わずに済む「裁量労働制」といったものもが主流になり、サラリーマンにとっては冬の時代が続いています。

サラリーマンの給料は減り続けている

1998年(平成9年)を機にサラリーマンの平均年収は下がり続け、2009年(平成21年)にはリーマンショックなどがあったことでサラリーマンの平均年収が大きく下げています。

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引用元:年収ラボ

しかし2010年(平成22年)より横ばいになり緩やかな回復傾向にあります。

あれ?2009年(平成21年)まで平均年収が減り続けているけど、俺は給料減ってないが?

もちろん、あからさまに会社からの給料が減った会社ばかりというわけではありません。

しかし景気の先行きが不透明になってことで、昇給制度を見直した会社や年功序列をやめて能力給に変えた会社などが生まれたことで、サラリーマンが手にするお金が減ってきていることで年々平均年収が下がっているということが考えられます。

そして消費税を始め、様々な増税の影響もあり家計としては苦しくなっている世帯が増えています。

昭和の高度経済成長期のように給料がどんどん昇給していた時代があったなんて信じられないな…

今の20代から30代前半の多くが、毎年のように昇給があった時代を知らないため、昇給が無いことを「当たり前」と考えられている方も大勢おられるのではないでしょうか。

今の時代は定期昇給の仕組みを持つ会社は少なく、一度定期昇給の仕組みをなくした後にそれを復活させるというのはなかなか難しい判断が必要で、結果的に年々サラリーマンが手にする平均年収は20年前に比べてまだまだ低いままです。

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私が考える転職が良いと考える5つの理由

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私はこれまで何度も転職をしており、同じような業界で仕事をしていますが、職種についてはいくつか変更をしてきました。

デザイナーであった時期もあればマネージャーを担当している時期など、その時々の会社で様々な仕事を経験しています。

転職することは勇気がいることですが、転職することで得られるものというのは確実にあり、私はそれらを求めて転職をしたり職種を変えているわけですが、私と同じような考えで転職されている方は身近に結構おられます。

私がこれまで転職により感じてきたメリットは以下のようになります。

  1. 転職することで給料を大きく上げれる可能性がある
  2. 人間関係をリセットできる
  3. 自身の求める仕事を選択できる
  4. 転職により自身が正しく評価されるきっかけとなる
  5. 自分の能力を新たな再発見がある

それぞれについて詳細をお話ししたいと思います。

1:転職することで給料を大きく上げれる可能性がある

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サラリーマンであれば当然給料は多いほうが良いと思う方が大半だと思います。

給料というのは本来は労働の対価ですが、純粋に仕事に対して払われるものではなく雇用形態や仕事のポジション、会社からの評価といったものが加味されて決定されます。

一般的に会社で給料を上げようと思うと、大きな成果を出すことが求められ、一定の成果を出した場合は昇給という形で還元されますが、その額というのは大きく上がるということはめったにありません。

しかし、転職であれば入社の際に給料の希望額を伝えられる場が存在し、合意が得られれば給料を上げることができますし、提示された給料の額面が気に入らない場合は転職を取りやめればよいだけです。

転職であれば勤めている会社ではできないような大きな給料交渉を行うことができます。

2:人間関係をリセットできる

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人間関係の問題というのは人が集まる場所では必ず起きるもので、当然会社組織でも人間関係は付きまといます。

様々な性格や考え方を持つ方がおられるわけですから、全ての方と良好な人間関係を築くというのは難しく、中には馬が合わないという方もおられるのではないでしょうか。

会社という限られた人数の組織で人間関係が悪化した場合、異動などがなければずっと顔を合わすことになるため、人間関係が一度崩れた場合は元に戻すことに労力を割く必要があったり、そのために大きなストレスを抱えることになります。

転職ではこういった良くも悪くもすべての人間関係をリセットできますし、本当に仲が良い方は会社が変わったとしても付き合いは続くものですから、不必要なストレスを生む人間関係を一掃できると考えるとこれは大変なメリットと言えます。

3:自身の求める仕事を選択できる

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転職に何を求めているかというところにかかわりますが、今自分自身が行っている仕事が「天職」かどうかというのはなかなか判断するのは難しいところです。

当然やってみなければ天職であるかどうかは判断が付かないため、社内で部署移動を願うというのも手ですが、社内に求めている仕事が無いということは十分考えられます。

仕事というのは生涯を過ごす中で大きな割合を占めるものですから、後悔をしないようにしたいものです。

自分自身がやってみたいことや「夢」「希望」というものがあれば、自ら求めているものであるため人生に良い結果をもたらす可能性があります。

私は何度も転職する中で職種を変更してきてますが、後悔はほとんどなくて今では様々な職種を経験したことが私の仕事の武器となっています。

4:転職により自身が正しく評価されるきっかけとなる

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現在勤めている会社に自分自身が正しく評価されていないと感じることはありませんか?

評価システムは会社によってさまざまですが、評価するのは人間なので個人の関係や感情といったものが影響し、正しく行えているかという点においては難しいのではと思われます。

場合によっては不当に低く評価されているケースがあったり、逆に過大評価されているケースもあるでしょうが、転職を行うことで会社での人間関係がリセットされることで評価が適正に行われる可能性があります。

もちろん、転職先の会社がどのような評価システムを使っているかによるわけですが、少なくとも個人に対する先入観によって不当な評価や扱いを受けている場合は、転職によって自身が正しく評価されるきっかけになります。

5:自分の能力を新たな再発見がある

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転職をすることで今まで慣れてきた仕事を手放すこともあり、新たに覚えることや勉強が必要なことが生まれます。

そういったことがしんどいと思う反面、新たなことを学んだことで自身の新しい能力に気が付くこともあります。

自分には合っていないと思っていた仕事をしたら周囲からの評価が高かったり、出来ないと思っていたことが意外とできたりといった新しい発見があるものです。

私は業務の関係で未経験の分野のデザインをすることになり、無理だと思いながら進めたところ、高く評価されるものを仕上げることが出来て「あと10年早く気が付いておけばなー」とちょっと悔しく思ったことがあります。

無理だと思っていたらやってみると意外とできたということはあるものなので、そういった挑戦という意味でも転職は新たな能力の再発見の機会となります。

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転職をしなくとも自身の市場価値を調べておくことは重要

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今勤めている会社の給料や人事評価というものについて満足していますか?自信をもって満足していると言える方は本当に幸せなことだと思います。

今の給料は不満があるけど、転職しても給料は上がらないんじゃないかな…

企業の視点から見た自分自身の評価というのは、勤めている会社からの給料で判断できますが、それが社会全体において自身の評価として適正であるかというのは、なかなか知り得るのは難しいものです。

また、転職活動は調べることが膨大で、「自分自身の能力がどういった会社で活躍できるのか」「自分の能力を高く評価してくれる会社はどこか」というのを個人で調べるのは大変です。

近年は雇用を行う企業側も雇用条件や新しいビジネスに合わせた人材を確保するために頻繁に情報を更新するので、個人でそれらの情報を網羅するのは難しいと思われます。

しかしそうしたことを代行してくれる転職エージェントがあり、しかも無料で利用することができます。

こうした転職エージェントが無料で利用できる理由は、転職成功時に成功報酬で転職先の企業がエージェント対して報酬を支払うからで、サービスを利用する個人は一切の費用負担がなく有益な情報が無料で得られます。

  • 自分自身の市場価値がどれくらいなのか?
  • 今の会社からもらっている年収は適正なのか?
  • 他の会社では私にいくらの年収を提示するのか?
  • 現在の経験を活かしながら別業種に転職は可能なのか?

こういった情報を知っておくだけでも自分自身の今後の将来において有効な選択肢を確認することができます。

もしあなたが現在転職を考えていなかったとしても、自分自身の市場価値がいくらなのかを知っておくことは有効で、勤めている会社に対して正しく評価されているのかの判断材料にもなります。

自分自身が今どのような状態であるのか、仕事の可能性や未来の選択肢を増やすためにも、転職エージェントに登録することで自身の市場価値を調べることは、将来の選択肢や現状の給料の額面の妥当性を判断するのに役立ちます。

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最後に

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ここまでサラリーマンの移り行く状況と、私の転職経験から考える「サラリーマンが転職すべき5つの理由」と自身の市場価値を調べる方法についてお話ししてきました。

転職は感情に任せて突然後先考えずに行うものではなく、また気軽にするものではないですが、「今勤めている会社の自身への評価が正しくない」「自身の市場価値はもっと高い」と冷静に判断できるのであれば、現在の会社に留まる理由は少ないと思います。

転職することで得られるメリットがあるのと同様に、職場が変わることでの引っ越しなどデメリットも当然ありますが、そうしたことを加味しても私はこれまで何度も転職してきたことで大きなメリットを感じています。

自分自身の市場価値を知っておくことは有用で、現在勤めている会社からの給料が適正かどうかというのを、同僚を比較して行うのではなく、日本の企業を比較して行うことは、自身の価値を正しく知ることができます。

もし自分の市場価値を正しく知りたいという方や、勤めている会社との給料の額面の交渉をしたいという方は、一度自身の価値を調べてみるのをお勧めします。

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