前回の記事で21日間不平不満を口にしない挑戦を始めたユレオですが、チャレンジの結果はどうなったでしょうか。
おさらいになりますが、「21日間不平不満を言わない」チャレンジの内容とルールは以下の通りです。
- どちらかの腕(手)にブレスレットをはめる。(ゴムバンドや指輪でも可)
- 不満や愚痴を言ったら逆の手にブレスレットを付け替える。
- 頭でイメージするのは問題が無いが、言葉を口にしたらダメ。付け替える。
- 自身への不満やネガティブな発言(「だるい」「めんどくさい」等)も口にしたらダメ。付け替える。
- このブレスレットを21日間付け替えることなく過ごせたらチャレンジ成功。
ユレオはこのチャレンジを2月1日にスタートしました。
本書によれば「21日間不平不満を言わない」チャレンジの成功までには、平均4ヶ月から8ヶ月かかるそうですが、ユレオはどうだったのでしょうか。
●スポンサーリンク
チャレンジの記録
ユレオは数年前の2月1日に腕時計を手首につけてチャレンジを開始しました。
記録内容が膨大すぎるので月ごとの一部の記録を公開します。
【2月】
2月1日 :右手でスタート。
2月2日 :朝起きたときに「しんどい」を2回言った。
2月2日 :電車で「疲れた」を1回言った。本日朝だけで3回言った。
このように腕時計を左右に付け替えるたびにスマホで記録を残しました。
始めの1週間は1日に何回も付け替えを行っていました。
こうして記録を見ると身体に対する言葉「しんどい」「疲れた」が多いです。
【3月】
3月1日 :仕事中データの読みこみが遅いことに対して「重っ!」と言った。
3月1日 :仕事中データの読み込みが遅いことに対して「くそっ!」と言った。
3月3日 :子供に注意するときに嫌味のある言い方をしてしまった。
3月に入り不満を口にしない日が出てきました。
最長で7日間言わない日があり、身体に対する言葉は意識が浸透したのか回数が減りました。
【4月】
4月1日 :仕事中PCの表示が遅くて「くそっ!」と言った。
4月8日 :エレベーターの案内の英語音声に対して「鬱陶しい」と言った。
4月13日 :仕事中PCが重くて「だめだ」と言った。
だんだんと不満を言う回数が減ってきたが、依然7日間以上を不満を言わない日は続が続きません。
こうして記録を見てると、言葉としては非常に短い単語「くそっ!」「だめだ」がほとんどです。
【5月】
5月2日 :買い物してて「あかん」と言った。理由が不明。なぜか言葉が口に出た。
5月9日 :スマホのアプリがバグっていて「くそっ!」っと言った。
5月15日 :寝起きに「だめだ」と言った。
不満を口にすることは減りましたが、理由不明の不満が口に出ることがありました。
今までは「何か」に対して不満を言っていたのに、無意識に言葉が出てしまい私自身がなぜその言葉を発したか理由がわからないこと何度かありました。
【6月】
6月9日 :寝不足が続いてて「しんどい」っと言った。
6月に不満を口に出したのはこの1回だけでした。
2月から考えるととんでもなく不満が口から出るのは減っています。
【7月】
7月1日 :無事に21日間のチャレンジに成功した。
2月から始めたチャレンジは開始からちょうど5か月目で成功しました。
平均4ヶ月から8ヶ月かかるとのことでしたが、ユレオは5ヶ月でクリアすることが出来ました。
スポンサーリンク
チャレンジに成功して私の身に変化したこと
まず皆さんにお話ししておきたいこととして、
チャレンジに成功して思考がポジティブになったとか、
いつもいい気分で過ごせるようになったとか、
そういう変化はありません。
えっ!なんで?不満を感じなくなったんじゃないの?思考がポジティブになったんじゃないの?
そのように思われる方がおられるかと思いますが、少なくとも私はチャレンジを行った結果としてはそんなことはありませんでした。
確かに不満を口にすることは激減しました。
ですが、言葉として不満は口には出しませんが、数こそ減れど頭の中では不満の声を発しています。
このチャレンジを行ったことで気が付いたことですが、今までは頭に浮かんだ不満を無意識にそのまま言葉として口に出していたわけです。
頭に浮かんだことを制御できずにそのまま言葉として口にしているとは恐ろしいと思いませんか?
ネガティブな発言の多くは頭の中で浮かんだ不満を自身がコントロールできずに口から言葉として出していたわけです。
電車でブツブツと独り言を言っている人を見かけたことは無いですか?
精神疾患、統合失調症なと病気のケースもありますが、基本的に頭に浮かんだことをコントロール出来ずに言葉として口に出している方です。
程度の差はあれ、あなたや私は「病気として認定されていない」だけで
思考として頭に浮かんだことを「不満」という形で無意識に言葉として口から出しているわけです。
チャレンジに成功してこの事実を「理解して体感」をすることが出来ました。
最後に
不用意な発言や不満が口から出なくなるだけで人間関係は改善します。
その事実を身をもって知ることが出来ました。
そして他に気が付いた事として問題が起きたり悪いことが起きて不満を口にしても、まったく意味が無い事と、逆に不満を言うことで自体がより悪くなるということです。
誰か他人が絡むケースでは確実に悪化しますし、独り言のようなものでも自身にも悪い方向に働きます。
自身に悪い影響があることについてこちらの記事で触れています。
この5か月のチャレンジで自身の不満に対する理解が大きく変わり、不用意な発言が激減して自身を冷静に見れるようになりました。
そして「自身を冷静に見れる」ということが、心理的な成長に大いに役立ちます。
この「もう、不満は言わない」に書かれている、「21日間不満を言わない」チャレンジはお金もかからず手軽に始めれる効果の高い自己啓発です。
ぜひともお勧めいたします。
スポンサーリンク