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アルコール6%のストロングゼロが登場!女性をターゲットとしたRTD市場の拡大【瞬感レモン・ライム】

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こんにちはユレオです。

皆さんは自宅で晩酌などお酒を飲まれることがあるかと思いますが、どういった種類のお酒を飲まれますか?

昔は多くの方がビールを飲まれていたと思いますが、最近ではビールではなくRTD(レディ・トゥ・ドリンク)と呼ばれるアルコール飲料が好まれるようになっています。

酒造メーカーでは近年特に「RTD市場(レディ・トゥ・ドリンク市場)」に力を入れており、ビールなどの販売が低迷する中でRTD市場は売り上げが伸びています。

若者のビール離れというようなニュースが流れる中で、売り上げを年々伸ばしているRTD市場は酒造メーカーにとっては売り上げ拡大を見込める部門であり、多くのメーカーが商品開発に躍起になっています。

本日はストロングゼロで有名なサントリーがアルコール度数が6%のストロングゼロシリーズを発売する狙いや、RTD市場の変化とアルコールの飲みすぎに対する問題についてお話ししたいと思います。

RTDとは何か?「レディ・トゥ・ドリンク(Ready To Drink)の解釈

本日のお話をする前に多くの方が疑問に思うかと思うのは「RTD」とう単語ではないでしょうか。

RTDって何?たしかプロレス技でそんなのを聞いたことがあるような…

突然「RTD」と言われても一般の方には何のことやらと思うので簡単に説明させていただきます。

RTDとは「レディ・トゥ・ドリンク(Ready To Drink、RTD)」の略で、購入後そのまま飲める缶やペットボトル入り飲料を差し、「お茶」「コーヒー」「カクテル」「粉末状ドリンク」「ヨーグルト飲料」「スムージー」など従来であれば飲むために何かしらの手間が必要だった飲み物が、すぐに飲めるという商品を差します。

ただ、狭く限定した意味として「缶酎ハイ」「缶カクテル」をはじめとした市販の低アルコール飲料のことをRTDとして指して使われています。

本日のお話しにある「RTD」は狭く限定した意味として「缶酎ハイ」「缶カクテル」などの市販の低アルコール飲料のことだとお考え下さい。

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RTD市場の拡大!サントリーがアルコール度数6%のストロングゼロを発表


ストロングゼロシリーズなどの高アルコール缶酎ハイで有名なサントリーが、2019年4月2日に「-196℃ ストロングゼロ〈瞬感レモン〉」と「-196℃ ストロングゼロ〈瞬感ライム〉」を発売いたしますが、これらの商品はアルコール度数が9%ではなくて「6%」となっています。

サントリーの缶酎ハイストロングゼロはアルコール度数が9%が通常商品のラインナップとして存在し、低価格で高アルコール度数であることから、お金を持たない若者やサラリーマンの懐にやさしいアルコール飲料として支持されています。

そして、2018年にはキリンの人気缶酎ハイブランドである「氷結」が、サントリーの缶酎ハイブランドである「-196℃ ストロングゼロ」に首位を奪われるというニュースが話題になりました。

【缶酎ハイ、「氷結」が首位譲る】 

2018年の缶酎ハイ出荷実績で、キリンビールの「氷結」シリーズが02年から16年連続で守ってきたブランド別首位の座を譲る見通しになったことが27日、分かった。年末商戦の行方にもよるが「ストロングゼロ」で知られるサントリースピリッツの「-196℃」シリーズが競り勝ち、初めてトップとなるのがほぼ確実だ。

関係者によると、-196℃の年間出荷量は前年比7~8%増となり4千万ケース(1ケースは250ミリリットル入り24本換算)を超す勢い。一方、氷結は過去最高だった17年の3890万ケースと同水準に落ち着く見通しとなっている。

引用元:Yahoo.co.jp 

この度、「アルコール度数9%」が売りであり、ブランドイメージとして定着した「ストロングゼロ」がキリンの「氷結」ブランドの牙城である「アルコール度数6%」の市場にも手を伸ばそうとしており、サントリーのRTD市場の販売路線の拡大を意識した戦略が見てとれます。

サントリーはRTD市場で女性をターゲットとしている

先ほど少し触れましたが、RTD市場は毎年前年度を上回る勢いで伸びており、2019年も前年を上回ると見込まれます。

サントリーはRTDに関する消費者飲用実態調査を行い公表していますが、その内容が大変興味深いものになっています。


引用元:サントリーグループ企業情報

ビールの売り上げが低迷している中でRTD市場は着実に右肩上がりに市場が拡大しており、2018年に至っては2012年の1.6倍まで伸びています。

これは裏を返せば自宅でお酒を飲む方が増えていることでもあり、節約志向のサラリーマンや主婦が、外で飲むのではなくていわゆる「宅飲み」を好むようになったことを裏付けています。


引用元:サントリーグループ企業情報

こういったことからRTD市場の伸びを意識し、サントリーは新たに女性をターゲットとした「低アルコールのストロングゼロ」であるアルコール度数が6%の「-196℃ ストロングゼロ〈瞬感レモン〉」と「-196℃ ストロングゼロ〈瞬感ライム〉」の販売に踏み切りました。

女性を意識したストロングゼロ 瞬感レモン・ライムの開発


引用元:サントリーグループ企業情報

上記の画像はサントリーの企業情報より引用したものですが、今回発表された「-196℃ ストロングゼロ〈瞬感レモン〉」を夫人が飲まれています。

サントリーはユーザーが自宅などで晩酌をする際に旦那はアルコール度数9%のストロングゼロを飲み、夫人はアルコール度数6%のストロングゼロを飲むといったイメージを展開しています。

こうしたことからサントリーの販売戦略として、「女性にも飲みやすいストロングゼロ」というイメージ戦略を持っていることがうかがえます。

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そもそもアルコール度数が6%は低アルコールではないと思う

RTD市場の拡大としてアルコール度数が6%のストロングゼロの販売を始めるサントリーですが、冷静に考えると少し恐ろしいお酒にまつわる市場の動きがあります。

ビールのアルコール度数は5%であり、昔は缶酎ハイのアルコール度数は3~4%となっていて、口当たりの良い飲みやすいお酒として存在していました。

ところが、現在では缶酎ハイのアルコール度数が年々上昇して、2018年には最も売れている缶酎ハイとしてサントリーの「-196℃ ストロングゼロ」が首位になっています。

ストロングゼロはアルコール度数9%と高アルコール飲料であるわけですが、それに比べると6%のストロングゼロは低アルコールと言えるかもしれません。

しかし、冷静に考えるとビールよりアルコール度数が高い飲料が果たしてRTDのカテゴリである「低アルコール飲料」と言えるのかというと、非常に解釈が難しいのではないでしょうか。

RTDは低アルコール飲料だから大丈夫!もっと飲もう♬

このように考える方も出てくるのではないかと心配ですが、酒造メーカーにおけるRTDの商品ラインナップにおけるアルコール度数の向上は、より顕著に加速するのではないかと心配です。

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缶酎ハイを始めRTDはアルコールの癖を感じにくいことが問題

本来アルコールとは刺激臭が強くて多くの人が嫌う臭いである為、お酒を飲む方でも日本酒や焼酎といったものを好まない方もおられます。

缶酎ハイはそうしたアルコールの刺激臭を感じさせない工夫がされており、「甘い味がする」「フルーツ味で飲みやすい」「炭酸の刺激が爽快」と言ったような口当たりの良い工夫がされています。

焼酎は飲みにくくて嫌いだけど缶酎ハイは飲みやすくていいね!

このように感じている方は多いのではないでしょうか。

缶酎ハイをはじめとするRTDの問題点として大きいのは、アルコール度数が高いのに口当たりもよくて価格も安くてスーパーやコンビニで手軽に手に入り、テレビでも大々的に宣伝されて気軽さが浸透し「アルコール度数が高いのに身近でポピュラーなお酒」と定着しつつあることです。

NHKの「ニュースウォッチ9」では500mmℓのアルコール度数9%の”ストロング系缶酎ハイ”に含まれるアルコールの量は、テキーラのショット3.75杯分に相当し、こうした缶酎ハイを飲み続けることでアルコール依存症と診断された人もいるとのことでした。

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引用元:NHK

NHKの番組で登場したアルコール専門外来の医者も、アルコール度数が高いのに口当たりもよくて価格も安いという問題を指摘しており、今後RTDの市場が拡大することで、アルコール依存症の方が増えるのではないかと警鐘を鳴らしていました。

自宅で高アルコール飲料を飲む回数が増えている

RTDの市場拡大はアルコールに関する専門家が警鐘を鳴らす事態となっているわけですが、それを裏付ける結果も存在します。

実際に自宅での宅飲みで以前よりもアルコール度数が高いものを飲むようになり、そして飲む機会がふえたというアンケート結果が存在します。


引用元:サントリーグループ企業情報

こうした調査から世間的には「若者のビール離れ」などとは言われていますが、ビールではない形で一部の方にはアルコール消費が増えており、アルコール依存症の予備軍を生み出しています。

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アルコールの飲みすぎはアルコール依存症を引き起こす

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改めてお話しするまでもありませんが、お酒の飲みすぎはアルコール依存症の問題を引き起こします。

アルコール依存症?アル中ってやつ?大げさな、俺には関係ないわw

このように思うかもしれませんが、ストロングゼロをはじめとする缶酎ハイは「アルコール度数が高いのに口当たりが良くて安くてどこでも手に入る」ということから飲まれる機会が多く、飲み続ければ誰でもお酒を飲み続けたらアルコール依存症を引き起こします。

アルコール専門外来の医者もRTDの「缶酎ハイ」「缶カクテル」はアルコール依存症を引き起こす要因になっているとのことを危惧しており、特に高アルコールRTDの代表ともいえるアルコール度数9%のストロングゼロは「ビールのような感覚で飲むものではない」と警鐘を鳴らすほどです。

私は以前アルコール依存症になった為、現在はお酒を断っておりますが、お酒を飲んでいたときは、「手軽に酔える」「安くてコストパフォーマンスが高い」ということでビールからストロング系缶酎ハイを好んで飲んでいました。

そうして長年お酒を飲む生活が続きましたが、アルコール依存症になったことで、私は生涯お酒を断つことになります。

私がアルコールを行うきっかけについてはこちらの記事で詳しく触れていますのでご興味があればお読みください。

【断酒1079日目】お酒をやめる為にアルコール外来で”レグテクト”を処方してもらった話 ◆お酒を止める薬レグテクト"を使った感想|飲酒要求を抑える効果と特徴◆酒の代わりに飲むおすすめの炭酸水!断酒や禁酒の苦しみを和らげる...

最後に

ここまでストロングゼロで有名なサントリーがアルコール度数が6%のストロングゼロシリーズを発売する狙いや、RTD市場の変化とアルコールの飲みすぎに対する問題についてお話ししてきました。

ビールなどの消費が減りお酒を飲む方が減っている一方で、RTD市場が伸びているところを見ると、お酒を飲む方のアルコール消費が増えていることを物語っています。

RTD市場のアルコール度数は高まることが予想され、既にアルコール度数12%の缶酎ハイの登場するなど市場が変化しております。

今後のこうしたRTD市場がどういう変化をするのか見守りたいと考えています。

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