近年、eスポーツなるものが注目を集めています。
eスポーツといっても、いったいどんなスポーツのことを示すのかしっかり理解している方は、実はあまり多くはいないのかもしれません。
eスポーツとは、ビデオゲームをプレイすること?
それともスポーツベッティングのようなもの(スポーツベッティングについての詳しい詳細はこちらから。続きを読む)ないのでしょうか?
本記事では、そんな今さら聞くことができないeスポーツの基本について、くわしく、そして簡単に解説します。
◆記事の目次◆
eスポーツとは?
eスポーツとは、簡単にいえばビデオゲームの対戦です。
正式名所は、「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」といいます。
世界には多くのプレイヤーが存在し、世界のeスポーツ人口は約1億3,000万人ともいわれています。
国別でみるとアメリカの人口が一番多く、日本は、プレイヤー人口は、世界で比べるとまだ多いとはいえませんが、eスポーツのプロも存在し、国内の大会も増加しています。
そのため、世界的傾向に比例して日本でも、今後プレイヤー人口は増加すると予測されます。
まだ、同時に観戦者の数も拡大していて、現在、世界中で約4.5億人の観戦者がいるといわれています。そのため、eスポーツの市場は、近年注目されている分野の1つです。
また、その人気に伴い、将来オリンピックの正式種目になるのではともいわれているスポーツです。
eスポーツの魅力
欧米諸国を中心に盛り上がりを見せているeスポーツ。
人々を引き付けるこの新しいタイプのスポーツには多くの魅了があります。
まず、最初にあげられるのは、「場所を問わずにどこにいてもプレイができる」という点です。
ゲームとコントローラーさえあれば、インターネットを通じて世界中どこでもプレイができる、いわゆるリモートプレイができるという現代人のライフスタイルにピッタリあった、手軽さもeスポーツの人気の理由の一つです。
2つ目は、「年齢、性別など問わずにプレイができる」という点です。
ゲームスキルさえあれば、子供が大人に勝利を収める事ができる他、身体にハンディがある方でも勝利を収めることができます。
この点からいえば、年齢やハンディに関係なくいつでも、だれでもはじめられる数少ないスポーツといえるでしょう。
eスポーツの歴史
eスポーツの歴史は、1970年代から、始まったと言われています。
1972年にスタンフォード大学の「人工知能研究所」で行われた大会がもっとも古い正式な記録として残っているオンラインゲーム対戦の大会です。
この大会は、お互いの宇宙船を破壊し合うゲームで記録によると24名の学生がトーナメント方式で戦ったと言われています。
1980年代は、本格的なゲーム大会が開催されるようになった年代です。
当時存在したゲームの中で一番人気だった「スペースインベーダー」の大会では、1万人が参加したといわれています。
90年代に入ると、コンピューターの普及によってオンライン対戦が活発に行われるようになった年代です。
2000年にはいると、eスポーツが社会で認知されるスポーツになりました。
大きな大会やゲームの種類が増えて賞金総額が1億ドルを超える高額賞金大会も出現して注目を集めています。
eスポーツの主な種目
eスポーツには、多数の異なる種目が存在します。しかし、ゲーム自体はどのゲームでもよいわけではありません。
日本でのeスポーツの普及と選手のレベルの向上を目指して活動する一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)によると以下の四つの条件をクリアしたゲームをeスポーツゲームとして選ぶように提示しています。
- 競技性があるゲーム
- 3カ月以上の運営や販売、稼働実績があるゲーム
- 大会を継続運営する意思があるゲーム
- 興行性がある大会が行うことができるゲーム
以下はこれらの規定をクリアした人気のゲームジャンルをいくつかピックアップしてみました。
■シューティングゲーム
① FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)
主人公の視点から操作する3Dシューティングゲーム
② TPS(サードパーソン・シューティングゲーム)
主人公を追う第三者視点で操作する3Dシューティングゲーム
③ RPS(ロールプレイングシューティング)
TPS(サードパーソンシューティング)に、RPG(ロールプレイングゲーム)を融合した戦略ゲーム。
■格闘ゲーム
相手を倒すことを目的とする対戦ゲーム。
■スポーツ&レースゲーム
サッカー、バスケットボールなどのスポーツの他、車、バイク、飛行機などのレースゲーム。
■トレーディングカードゲーム
デジタルのカードを使って対戦するジャンルでデジタルカードゲーム(DCG)とも呼ばれるゲームです。
■パズルゲーム
テトリスやぷよぷよなど一般的に“落ちものゲーム”と呼ばれているゲームも含まれます。
まとめ
アジアエリアのオリンピックとも呼ばれるアジア競技大会は、今年2022年eスポーツが正式種目になることも決定しています。
これから、競技者人口も増え、それと同時に観戦者も増えると予測されるeスポーツ。
ゲームの種類も豊富にあるので、自分の好みのゲームでぜひ、eゲームの大会出場を目指してみてはいかがでしょうか?