こんにちはユレオです。
皆さんは今まで一度は怪我で病院にお世話になったことはあるかと思いますが、骨折をされたことはありますか?
骨を折るような怪我はしないに越したことはありませんが、いざ骨を折ると痛いだけではなく、今まで出来ていた日常の動作が著しく制限されることによりストレスがかかります。
また、骨折自体が治っても固まった筋肉が元通りに動かせるようになるには時間がかかり、リハビリにも多くの時間と費用を必要とします。
当然誰しもが骨折を早く治したいと思い、骨を折ってからカルシウム摂取のために牛乳を飲んだりと食事を見直したりするかと思います。
私は今まで大小いくつかの骨を折ったことがありますが、ギブスをつけるようになると日常の動作の制限から入浴の制限までかかるため、骨を折ったときの苦痛よりも治療期間中の方がつらく感じます。
骨を早くくっつける薬でもないものかと思っていたのですが、前回骨折した際に「骨を早くくっつける治療法」というもの担当医に紹介されその治療を受けました。
本日は最新の医療技術で骨を早くくっつける治療法の「超音波骨折治療」を受けたお話をしたいと思います。
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◆記事の目次◆
通勤時に足の指の骨を折りました
もう数年前のお話です。
朝の通勤時に駅に着いたところ、ホームに電車が止まっており、階段を駆け下りて乗り込もうとしました。(駆け込み乗車はよくないです・・・反省)
階段を下りる際に段を3段飛ばしで降りていたのですが、最後の1歩が中途半端な段数で、ほぼ走り幅跳びのごとく勢いよくジャンプして階段下のホームに着地したところ、右足の親指の付け根に激痛が走りました。
私は過去何度か骨折を経験しているので、折れた骨の音(*)は気が付きませんでしたが、痛み具合から骨をやってしまったと直感しました。
*太い骨が折れると結構はっきりと湿った木の枝が折れるような音が聞こえます。
私はその場でしゃがみこんで立ち上がれず、電車は無情にも扉が閉まり出発していきました。
声は出しませんでしたが、心の中で雄叫びのごとく悲鳴を上げており、それはもう激痛で最早会社どころではありません。
足を引きづりながら一度駅から出てベンチに座り靴を脱いで足の指を確認したところ、明らかに腫れ上がり体積が2.3倍くらいになっていました。
すでに足の指は腫れ上がっており、靴を履くと次は脱げなくなる気がしたので片足は裸足のまま一度自宅に帰り、近所の整形外科に行くことにしました。
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整形外科にて超音波骨折治療法を進められた
片足だけサンダルというスタイルで整形外科に着き、問診票に症状を記入してしばらく待っていたところすぐに順番が回ってきました。
医者から骨折の原因について聞かれたので、電車に乗ろうと階段からジャンプして着地した時に痛みが起きたことを伝えてたところ、呆れた顔をされましたが、レントゲンを撮ることになり診断結果はすぐに出ました。
医者「きれいに折れていますね。幸いにも骨のずれはなさそうなので、固定しましょう。」
手術の必要もなく固定するだけのあっさりとした対応でした。
アルミとウレタンのような固定具で親指を包み込みこんで包帯を巻いてその日はそれで終わり、結局その日は会社に行く気力もなくなり休む事にしました。
翌日も通院するように言われたので訪れると、担当医から以下のような提案がありました。
医者「せっかくだから超音波骨折治療を受けてみますか?」
骨折と音と何の関係があるのか分かりませんでしたが、簡単に説明を頂いたところ超音波骨折治療というものは骨の癒合を促進するというものでした。
また、早く治るということは骨折箇所の筋力の低下も抑えることが出来て、リハビリも短期間で済む為、骨折自体の完治が早まり日常生活への復帰も早く済むというメリットがあるとの説明を受けました。
私は骨折をこれまで幾度となく経験していたため、リハビリの苦しさは知っており、それが低減されるというのは願ってもなく、お願いすることにしました。
先端医療である超音波骨折治療とはどういった内容なのか
超音波骨折治療には以下のような機器使用しました。
引用元:超音波治療器
治療法はものすごく簡単で、ほぼ毎日通院して20分ほど治療器を骨折部位に当ててるというのが治療内容になり、場合によっては器具をレンタルするケースもあるそうです。
「超音波骨折治療の流れ」
- 超音波をあてる部位に固定用ベルトを巻く。
- 超音波の出る部分にジェルをつけ固定ベルトに装着する。
- スイッチを押す。(タイマーで自動的に20分超音波を照射する。)
- 20分終了したらベルトをはずし、ジェルをティッシュでふきとる。
どんな治療になるのか不安に思いましたが、超音波骨折治療法は痛みもかゆみも特に感じなく、困ったことと言えば20分間じっとしているのがしんどいくらいです。
超音波骨折治療とはどういった内容なのかを詳しく書いているWebサイトがあったので引用いたします。
一般的な骨折治療では、整復、固定後に骨が自然に修復されるのを待ちます。
しかし、最近では、超音波が骨の癒合を促進することがわかり、治療器として応用されています。一日20分、治療器を骨折部にあてるだけで、骨が癒合するまでの日数を短縮することができます。〇患部に超音波を照射する治療法
超音波治療法は、病院から治療器を借りて行う治療です。
毎日一定時間、治療器を骨折部位にあてるだけなので、痛みや違和感を感じることはありません。〇超音波で骨折が早く治る理由
超音波骨折治療法は、低出力超音波パルスという弱い超音波を利用しています。
超音波骨折治療法の大きな特徴は、非常に微弱な超音波を、患部に断続的にあてることです。連続的にではなく、断続的に細胞を刺激することで、骨の癒合が促進されると考えられています。〇超音波骨折治療法のメリット
早い段階から超音波骨折治療を行えば、骨の癒合が早く進みます。骨折が早く治れば、職場や学校への復帰、日常生活への復帰、スポーツの再開なども早期に実現できます。
また、治療期間が短くなることは医療費の抑制にもつながります。
このような理由からも、骨折の積極的な治療である超音波骨折治療法が注目されています。〇超音波骨折治療法の使用について
超音波骨折治療法は2012年4月から、「四肢(手足を含む)の観血的手術を行った場合」や「四肢(手足を含む)の難治性骨折」に、医療保険が使えるようになっています。
最近では、2つのプローブを同時に使用し2方向や広範囲の照射が可能な超音波骨折治療機器など、さまざまな種類がありますので、医療機関に相談してみてください。
医療保険については最後の項目にもあるように私は場合は適用されたため、金銭的負担も軽く済みました。(*)
*あくまで私の場合は適用されたというお話です。健康保険が適用されるかは治療の際に担当医に確認してください。
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超音波骨折治療はどこでも受けれないので、受けれる病院を探す必要がある
この超音波骨折治療ですが、どの病院でも受けれるというものではありません。
超音波骨折治療を受ける病院を探す必要があり、以下のサイトで条件を絞ることで簡単に探すことが出来ます。
超音波骨折治療を受ける病院を探す方法
①:住んでいる地域を選び「こだわり検索条件」で「全項目を見る」をクリックします。
②:整形外科の項目の「超音波骨折治療法」クリックします。
③:最後に検索をクリックします。
④:検索結果が表示されます。
超音波骨折治療法を実施している病院はまだ限られているようなので骨折の治療時に病院を選ぶ余裕があるようでしたら、一度検索してみてはいかがでしょうか。
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最後に
ここまで最新の医療技術で骨を早くくっつける治療法の「超音波骨折治療」を受けたお話をしてきました。
超音波骨折治療を受けたことでどれだけ回復が早まったかはわかりませんが、私は今回の骨折については固定具は3週間ほどで外し、1ヶ月半ほどで普通に歩けるようになりました。
超音波骨折治療を受けなかった場合と比較することが出来ませんが、過去に手の指を骨折した時に比べて骨の癒着までが早かったような気がします。(あくまで個人的な感想です)
もう何度も骨折はしたくはありませんが、万が一また骨折した場合は超音波骨折治療が受けれる整形外科に通おうと思います。
骨を早くくっつける薬は無いですが、「超音波骨折治療」というものがあることを覚えておくことで万が一の治療の選択肢が増えるかと思います。
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