こんにちはユレオです。
当ブログは今月の頭にAMPの導入を行おうとして失敗し、アクセス数が激減したことをこれまでお伝えしてきました。
そのアクセス数の減少の原因を調べているうちに、私はブログ運営において大きな間違いを犯していることに気が付き、ブログの再構成や記事の大幅なリライトが必要であることが分かりました。
どんな問題があったかというと「記事の内容の重複」です。
自分が書いた記事だから引用に問題は無いと考え、異なる記事から一部の内容を引用して書いた記事がいくつかあったわけです。
今回当ブログがAMPの関係で集中的にクロールされた結果、Googleがサイト記事の評価を大幅に見直したようで、Google的には重複した内容と判断し評価を下げた記事がいくつかあったようです。
本日は記事の重複の問題点とその対策についてお話したいと思います。
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◆記事の目次◆
急にGoogleの評価が悪くなった記事が生まれた
今月の頭にAMPの導入を行おうとして失敗した結果、アクセス数を大きく減らすことになったのですが、AMPの導入を取りやめたのに評価が下がったまま元に戻らない記事がいくつかありました。
AMPの導入に失敗して苦労したお話の詳細はこちらです。
その大きく減らした記事というのが当ブログではそれなりのアクセス数を稼いでいる記事だったので、ブログ全体のアクセス数の減少の要因となっていました。
記事の内容はAMPの導入時に変更したわけではなく、AMPの導入を止めればすぐ元に戻るかと思っていたのですが、どうも回復の兆しはありません。
【記事Aのアクセス数】
記事Aのアクセス数が減った原因がよくわから無かったのですが、この大きくアクセス数を減らしたタイミングで逆に大きくアクセス数を伸ばした記事がありました。
【記事Bのアクセス数】
この記事Aと記事Bは比較的に似たような内容で、記事Bには記事Aの一部の文書を引用して作成していました。
引用元が私自身が書いた記事だから問題ないだろうということで、かなりの部分をアレンジせずコピーして流用していました。
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Google Search ConsoleでみるとAMPを導入した際にクロール数が異常に増えていた
AMPの導入のタイミングでGoogleは当ブログ全体を一度クロールをし直しています。
Google Search ConsoleでみるとAMPを導入した際にクロール数が異常に跳ね上がっているのがわかります。
AMPを導入した際にクロール数が一気に常時の10倍以上になり、当ブログにある記事をGoogleが隅々まで情報を収集していったのだと思われます。
その前に「クロール」について簡単に説明しておきたいと思います。
クロールとはなにか?
Googleは世界中のWEBサイトの情報を集めていることは皆さんご存知だと思います。
Googleは「Googlebot」という自動で情報を集める機能を使い、日々多くのWEBサイトを訪れて情報の更新がないか目を光らせています。
GoogleがWEBサイトの情報を集める事をクロールと呼ぶわけですが、1度クロールされたら十分というわけではなく、何度もクロールされることで記事を正しく読み取ってもらい、記事の正しい情報をGoogleが持ち帰り記事の評価が更新されます。
つまり記事がクロールされて初めてGoogleに対して記事の価値が伝わり、評価されるわけです。
クロールされる事で以下のようなことが確認されています。
- リンク切れが無いか。
- 新しい記事が無いか。
- 記事が更新されていないか。
こうしたクロールが行われたことでGoogleが記事の価値を読み取り、検索表示順番に影響を与えます。
つまり、クロールされなければどんな素晴らしい記事を書いたとしても、Googleから評価されない為、検索表示で上位に表示されないので検索流入が増えることがありません。
クロール統計情報と検索流入の関係についてこちらで詳しく触れています。
では話を戻しますが、AMPを導入したことでクロール数が常時の10倍以上になったことで、どういった問題が起きたかというところに話を戻します。
Googleがブログ全体をクロールすることで内容が重複していることに気づいた?
ここからのお話はGoogleに問い合わせたわけではない為、仮説になるのですがGoogleが当ブログをAMPの導入のタイミングで隅から隅までくまなくクロールした結果、次のような判断をしたのではないでしょうか?
Google先生:
「おいおい、この記事Aと記事Bは内容が被ってるやん!けど記事Bの方が日付が新しいから、記事Aのアクセス減らして記事Bに誘導するようにしてやろう。」
その結果、記事Aの検索流入が突然下がり(記事の評価が下がり)、そして記事Bの検索流入が上がった(記事の評価が上がった)のだと考えられます。
記事Aと記事Bの変化を見ても関連性が無いとは思えず、またこの二つの記事の内容が一部が重複していたので「同じ記事でもAは古い」ということで記事Bが代わって評価されるようになったと推測しています。
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Googleの評価を回復させるために行った対応について
この記事Aと記事Bの変化の結果を見て他の記事もくまなく調べたところ、同じようにAMPの導入時のタイミングで顕著にGoogleの評価が変化した記事が多数見つかりました。
その為、当ブログではそれらのいくつかの記事に対して以下のような対応を行いました。
- 内容の一部が似ている、もしくはそのまま引用している記事は書き換えを行い、情報を追記したりした。
- 内容の追記や削除では対応しきれない記事は断腸の思いで削除した。
リライトして内容を更新して情報を新しくすることで記事に付加価値を持たせて、重複した内容にならないようにしました。
また、どう文書をいじっても重複した内容になる記事は、どれだけアクセスがあろうとも断腸の思いでばったりと削除しました。
こうしていくつかの記事を削除したり、リライトに次ぐリライトを行い当ブログのアクセス傾向はようやく減少から増加(回復)へと変化し始めました。
ちなみに上記の「googleが情報整理中?」の期間はgoogleがクロールして集めた情報を評価し直している途中なのか検索流入の挙動がおかしくて、全然アクセスが無かった記事が突然アクセスが増えて翌日には元に戻るというようなことを繰り返していました。
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最後に
ここまで記事の重複の問題点とその対策についてお話ししてきました。
AMPの導入が無ければクロールが劇的に増加しなかったので問題がなかったというわけではなく、いずれGoogleは重複した記事や内容が似た記事を見つけて、しかるべき評価を行っていたかと思います。
今回AMPの導入時に急激に増えたクロールのおかけで変化が顕著に表れたので、当ブログの問題に気が付くことが出来たのだと思います。
今後記事を書く際に「同じ自分が書いた記事だからあまり気にせず引用しよう」と考えるのはGoogleの評価に響く(かも)ということを肝に銘じて、新たに記事を書く際に気を付けたり、リライトする指針の一つとして覚えてきたいと思います。
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