こんにちは、ユレオです。
私は2020年12月にスズキ(SUZUKI)のVストローム250を購入し、早くも3年目を迎えています。
これまで約34,000km走行しており、リターンライダーとしては結構バイクに乗っている方だと思います。
さて、34,000kmも走るとバイクの消耗品の交換時期が迫ってきており、その中でも、タイヤはそろそろ2度目の交換が必要になってきました。
そして、新車で購入してから一度も交換していなかったパーツの1つに「バッテリー」があります。
先日、バイク屋にバッテリーの状態を調べてもらったところ、電圧が少し下がっているとのことで、「注意が必要」と言われました。
即座に交換が必要な状況ではありませんでしたが、最近のバイクは構造が複雑で、バッテリーが上がった際に押し掛けなどもできないことから、安全を見越して早めに交換することにしました。
本日はスズキ(SUZUKI)のVストローム250のバッテリーを交換するカスタムについて、注意点なども含めて写真付きで解説したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- Vストローム250は押し掛けができない。
- バッテリーが劣化していると判断する方法。
- Vストローム250のバッテリーを交換する手順について。
本記事ではVストローム250のバッテリーを交換する方法について、写真を交えながら詳しく解説しています。
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最近のバイクは押し掛けが出来ない
昔の車やバイクは構造がシンプルだったこともあり、バッテリーが上がったら場合「押し掛け」と呼ばれる方法が使えました。
しかし、最近のバイクは構造が複雑になり、押し掛けは出来ないものがほとんどで、バッテリーが上がってしまうと、お手上げ状態になります。
バッテリーが無くなることを「上がる」というのは、電池を「電気が溜まっている池」と例えて、その池が干上がってしまうという意味で「上がる」と表現されます。
Vストローム250の燃料供給方式はフューエルインジェクションシステムを搭載した「インジェクション車」であることことから、バッテリーが完全に上がってしまうと、押し掛けではエンジンをかけられません。
押し掛けできるのは、キャブレターが機械的にガソリン噴出する「キャブ車」と呼ばれるバイクになり、古いバイクでは見かけますが、最近ではほとんど見かけることが無くなりました。
近年発売されたバイクや、今後発売されるバイクは「インジェクション車」であることから、往年のバッテリー上がり対策の技である「押し掛け」は活用する機会がほぼなくなりそうです。
バッテリーの電圧がどれくらいになると注意が必要?
バイクのバッテリーは、エンジンスタートやライトの点灯、ウインカーの作動など、様々なパーツを動かすための電気を供給する非常に重要なパーツです。
しかし、バイクを長期間乗らなかったり、長年にわたって乗り続けると、バッテリーは劣化し、電圧が下がることがあります。
バッテリーは経年劣化するもので、一般的に使用年数が2~3年を迎えるか、走行距離が約5万㎞に達すると寿命を迎えます。
バッテリーの電圧が低下すると、走行中にバッテリーが上がってしまうトラブルや、エンジンの始動が出来なかったり、ライトが暗くなったり点滅したりすることがあります。
私の場合は、走行距離は34,000kmですが、使用年数としては3年目を迎えることから、時期としては特別早くはなく、交換時期になったと言えます。
バッテリー電圧の正常値は、測定する状態で異なるのですが、一般に以下を下回ると劣化が起きていると言えます。
- バッテリー電圧を直接測定した場合は、約13V
- アクセサリー線からバッテリー電圧を測定した場合は約12.4V
- アイドリングした状態で測定した場合は約14V
バイク屋に電圧を計測していただいたところ、アイドリングした状態で測定してもらったところ、14V丁度だったことから「注意が必要」と言われました。
すぐにバッテリーの交換が必要ではないと言われたのですが、私として安全を見越して早めにバッテリーを交換することにしました。
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バイク屋でバッテリーを交換しようとしたら高額だった
そんなわけで、1週間後に大手のバイクパーツ屋にバッテリーを交換するために向かうことにしました。
バイクパーツ屋では様々なバッテリーを取り扱っていましたが、Vストローム250の規格に合うバッテリーを探してもらったところ、以下の「FTX9-BS」と「ATX9-BS」が在庫としてありました。
Vストローム250のバッテリーの規格は、以下になります。
- YTX9-BS
- FTX9-BS
- RBTX9-BS
- DTX9-BS
規格がいくつもあるように見えて混乱しそうですが、見るべきところは「TX9-BS」の部分で、その前に付いている「Y」や「F」などは、メーカーの頭文字「Y(ユアサ)」や「F(フルカワ)」になります。
もう少し安いバッテリーが無いかとAmazoで調べたところ、なんとユアサのバッテリーが4770円(2023年3月)で販売されていました。
バイクパーツ屋で交換してもらった方が何かと安心ですが、工賃を含めると4倍近い値段になることから、バイクパーツ屋でバッテリーは注文せず、Amazonで取り寄せて自分で交換することにしました。
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Vストローム250のバッテリーを交換する方法
そんなわけでバイクパーツ屋を使わずAmazonでバッテリーを購入して、自前で交換作業を行いたいと思います。
Amazonで購入したところ、バルクのような商品ではなく、バイクパーツ屋で置いてあるような普通の商品パッケージで届きました。
早速箱から取り出してみると「バッテリー本体」「取付用ネジ一式」「取扱説明書」が入っていました。
YUASAは台湾メーカーなので、日本語表記が無いのでは心配しましたが、問題なさそうです。
それでは早速Vストローム250のバッテリーを交換したいと思います。
まずはVストローム250のシートを取り外します。
配線が少しごちゃついているのはご愛敬ということで、早速今付いているバッテリーを外したいと思います。
バッテリーは外し方や取り付け方に順番があるので、必ず守ってください。また、安全に取り外しをするために軍手など着用して取り外すことをお勧めします。
バッテリーの外し方は以下になります。
- マイナス端子を先に外す。
- プラス端子を外す。
- バッテリーをバイクシート下から抜き取る。
そんなわけで、無事に古いバッテリーを取り外すことができました。
続いて、バッテリーの装着方法になりますが、こちらは外すときと逆の手順で装着することになります。
- バッテリーをバイクシート下にセッティングする。
- プラス端子を先に取付ける。
- マイナス端子を取付ける。
順番通りに端子を取り付けたら、バッテリーをベルトで固定して取り付け完了です。
少しもたつきましたが、15分ほどで無事にバッテリーを交換することができました。
バッテリー交換したら電気系アクセサリーが使えなくなる?
無事にバッテリーが交換できたのですが、少しバッテリー交換について調べたところ、次のような噂を見つけました。
バッテリーを交換すると、バイクの時計がリセットされたり、グリップヒーターといった電気系アクセサリーが使えなくなる。
なぜこのようなことが起こるかというと、一時的に電源を喪失したことから、設定がリセットされるということの様です。
そのため、バッテリーを交換した場合は、電気系アクセサリーなどがリセットされていないかを確認する必要があります。
私のVストローム250には以下の電気系アクセサリーが付いています。
- グリップヒーター
- ETC
- フォグランプ
- USB電源
また、Vストローム250のメインパネルには時計やトリップメーター、オドメーターがあります。
電源が喪失するだけでオドメーターがリセットされることはないのですが、時計はリセットされるのかも…と確認したところ、問題はありませんでした。
そして、Vストローム250に取り付けた電気系アクセサリーについても、問題なく動作しており、バッテリーを交換したら設定がリセットされるということは起きませんでした。
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YouTubeでバイクに関連する動画を公開中
バイクのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさが少しでも伝わるように、また、バイクカスタムの方法が分かりやすいように、1本1本心を込めて動画編集しています。
また、バイクに関連する役立つ情報を発信しています。
Vストローム250に役立つ情報やおすすめのツーリングコースなどをYouTube動画にまとめてますので、ぜひご覧ください。
最後に
ここまでスズキ(SUZUKI)のVストローム250のバッテリーを交換するカスタムについて、注意点なども含めて写真付きで解説してきました。
バッテリーの交換は手順を間違えると電気系アクセサリーなどに影響があることから慎重に行う必要があるカスタムですが、順番通りに行えば難しいものではなく、また特別な工具も必要が無いことから、難易度としてはそれほど高くありません。
バイクパーツ屋にバッテリーの交換を依頼すると、工賃も含めて2万円近かったことから、Amazonでバッテリーを取り寄せて自分で交換したところ、4分の1ほどの費用でバッテリーを新品に交換することができました。
Vストローム250のバッテリーを交換したいが、方法がわからないという方は、是非この記事を見ながら挑戦してみてください。