こんにちはユレオです。
皆さんは将来に向けた資産形成の為に、「貯蓄」だけではなく「投資」を行っていたりしますか?
投資といってもいくつも種類があり「株式投資」をはじめ「FX」や「投資信託」など様々あります。
こうした投資は銀行の預貯金とは異なり元本保証は無く、投資で資産が増えることもあれば、逆に減ることもあります。
私は細々と株式投資を行っていますが、一時期評価損益がマイナス1000万円まで膨らむことがあり、塩漬けで耐えてその状態から何とか復帰することが出来ました。
本日は現在の世界の市場状況についてや、私が株でどうして1000万円をこえる評価損になり、どうやって復活することが出来たのかについてお話ししたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 世界経済はリセッションに入ったのか?
- 株価が暴落したときに個人が行える対応方法。
- 私が1000万円の含み損を抱える失敗をした理由。
本記事では中国武漢で発生したコロナウイルスによる新型肺炎の影響で、株式市場の動きについて触れています。
また、株価の暴落の局面でとるべき対応方法や、私が1000万円の含み損を抱える失敗から学んだことを記事にまとめています。
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世界の株式市場はリセッションに入ったのか?
2020年に入り中国武漢で発生したコロナウイルスによる新型肺炎の影響で、世界の経済活動が停滞する中、2月24日にNY株式市場で大きく株価が下落しました。
これまでNYダウ平均株価はコロナウイルスの新型肺炎が世界に蔓延する中でも不自然な上昇を続けていましたが、24日はアメリカでの感染者増加がニュースになり、またイタリアでの感染拡大のニュースが報じられたことで、世界的なパンデミックの不安が高まり、1000ドル近い下落を記録しました。
下落はその後も続き、2月の第4週は世界的な株安につながり、日経平均株価も3,000円近い下落となり、9割近い株が値下がりする事態となり、株を買いで行っている方の多くの方が評価損益を減らすこととなりました。
NY株式市場でも経済への影響を危惧した売り注文が先行して、リーマンショック時以来の3,500ドル近い大きな下落を記録して一時期25,000ドルを割ることになります。
まだはっきりとは分かりませんが、世界市場は景気循環の局面は景気が下降している状態である「リセッション(景気後退)」を迎えた可能性があり、今後の動向が注目されます。
株価が暴落したときはどうするのが正しいのか?
もしこうしたリセッションの局面で株を持っている方は、今後株価がどうなるのか気が気でならないのではないでしょうか?
私は大半の株を利益確定や損切りを行いましたが、一部は処分しきれず持ち越しており、内心心配しています。
しまった…暴落する前に全部売っておけばよかった(´-ω-`)
こうした暴落の局面で個人株主が出来ることは少ないですが、次の3つの方法が考えられます。
- 暴落が収まるまで株を一旦処分する。
- 暴落で評価損失が膨らむが、落ち着くまで買い増しはせず放置する。
- 信用取引の口座を作って売り建てを入れる。
個人の投資の目的により様々である為、どれが良いとは言えませんが、それぞれについて少し詳しくご説明したいと思います。
①:暴落が収まるまで株や投信を一旦処分する
この方法は株価が暴落する局面で持っている株や投信を一旦処分する方法です。
利益が出ている状態であれば、利益が減るだけで済みますが、評価損益がマイナスの状態だと「損切り」になる為、人は行動心理的に損失を確定する行動には抵抗を感じて苦しい決断となります。
「もしかしたら塩漬けにしておけば戻るかも…」という考えが頭をよぎるかと思いますが、本当に戻るかどうかは、株価が下落した理由次第です。
今回のコロナウイルスによる暴落のように、どこまで下がるのか見通せていない場合や、今後コロナウイルスにより企業の業績がどのようになるかが見えていない状況であれば、一度損失を出してでも損切りをした方が精神衛生的にも良く、資金を残すことで下がり切ったところで再度投資を始めるということが出来ます。
②:暴落で評価損失が膨らむが、落ち着くまで買い増しはせず放置する
この方法はメンタルが強くないと難しく、「投資はあくまで余剰資金で行っていると考えから、現在の株価は気にせず放置する」という方法になります。
この選択はインカムゲインを目的として株式投資をされている方に多く、株の配当金による収入を得るのが目的で、株価については一時的に下がったとしても、落ち着くまでは何も手出しをしません。
インカムゲインとは「資産」を保有していることでられる収益のことを指し、株でいえば株を保有し続けることで継続的に得られる配当金を指します。
「配当金が得られるのだから株価が下がっても気にしない」という方にはおすすめの選択となります。
③:信用取引の口座を作って売り建てを入れる。
「信用取引」は株を「買い」だけではなく「売り」を行うことで、株価が下落する局面で利益を出すことが出来ます。
既に持っている株が暴落の局面で下落していく際に、同額の売りを入れておけば、株価が下落する局面でも総資産がプラスにもマイナスにも動かなくなるので、今回のような底の見えない暴落の局面では防衛手段としては有効です。
ただし、信用取引は手数料が高額であったり、また6か月以内に買いを入れないといけない等の制約があり、素人には少し難度が高い取引と言えます。
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暴落局面ではナンピン買いはお勧めできない
さて、こうした株価が下がったときは「株価がお買い得になった!」とナンピン(*)を行う方が結構おられます。
【難平(ナンピン)とは】
株式など相場の売買手法の一つで、買い建てた後に価格が下落した場合、下値で買い増しすることで、1株あたりの買い値を下げる手法。
ナンピンが有効なのは、株が一時的な要因で下落をして、将来株価が上昇することが見込まれる場合です。
ただ、今回のようなコロナウイルスによる新型肺炎の蔓延で、世界経済がリセッションの兆しを見せるような状況でのナンピン買いは、底値が見えていないためお勧め致しません。
何故なら下手にナンピン買いを行うと、損失額が大きく膨らむ可能性があるからです。
私は以前下落する株にナンピン買いを行い、評価損益が一時期マイナス1000万円を超える事態となりました。
詳しくはこちらの記事で触れています。
ナンピン買いで評価損益がマイナス1000万円を超えた
私は以前株取引で最大で1000万円を超える含み損を抱えることになり、損切りしたくてもできない状況に陥りました。
損切りは早い段階で決断しないといけなかったのですが、ナンピン買いをすることで雪だるま式に損失が膨れ上がり、途中で塩漬けにして株のチャートやニュースを見るのをやめて放置することになります。
結果として「②:暴落で評価損失が膨らむが、落ち着くまで買い増しはせず放置する」方法をとることとなりました。
損失が酷くて手が付けられなくなり、見るのをやめた感じでした(´-ω-`)
一時期は含み損がトラウマになり、株式ニュースも見ない生活を送り、数か月に一度恐る恐る証券口座を確認して、損失がどうなっているかを確認していました。
そして結果としては、2年間完全に塩漬けさせたことで株価が奇跡的に戻り、何とか利確して損失を被らずに済みました。
相場用語に「下手なナンピン素寒貧(すかんぴん)」というのがありますがご存知でしょうか?下手にナンピン買いをすると、すっからかんになってしまうという意味です。
私はまさに暴落の局面で下手なナンピンを繰り返したことで身動きが取れないほど損失を出してしまい、たまたま運よく株価が上昇して逃げ場が出来たことで損失を出さずに済みました。
株取引における鉄則はいろいろとありますが、先人の知恵はしっかりと学ぶことが重要であることを思い知らされる出来事でした。
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最後に
ここまで現在の世界の市場状況についてや、私が株でどうして1000万円をこえる評価損になり、どうやって復活することが出来たのかについてお話ししてきました。
今回の世界的な株価の暴落は一時的なものなのか、それともリーマンショックの時のように数年続くのかはまだ分かりませんが、大きな損失を出して株式市場から撤退する事態は避けたいところです。
私は以前ナンピン買いを繰り返したことで8桁の損失を被る寸前まで至りましたが、たまたま損切りをせずに塩漬けする選択をとったことで首の皮一枚残し、2年越しで逃げ場が訪れたことで助かりました。
今回の暴落では同じ轍は踏まない覚悟で、利益確定や損切りを先手で行いましたが、今後の市場動向を見ながら、暴落をチャンスと見て動ければと考えています。
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