こんにちはユレオです。
皆さんは生活に欠かせないものは何かと聞かれたら「電気」「水道」「ガス」といったものを想像するのではないでしょうか?
こうした「電気」「水道」「ガス」はインフラ(インフラストラクチャー)と呼ばれ、生活を支えるだけではなく福祉の向上と経済の発展に必要な設備です。
そして近年はインターネットの普及により通信環境もインフラとして考えられるようになり、各家庭にもインターネット接続を必要とする機器やサービスが広く普及しています。
インターネットのインフラを利用する為に必要な機器は様々ありますが、その一つにWi-Fiルーターが存在します。
Wi-Fiルーターの性能はインターネット回線を利用する際の通信速度に直結するため、私はこの度「TP-Link Archer AX20」を導入しました。
本日はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したルーター「TP-Link Archer AX20」の特徴や使用感について記事にまとめています。
●スポンサーリンク
◆記事の目次◆
本記事の内容
- 「TP-Link Archer AX20」の特徴について。
- 「TP-Link Archer AX20」のスペックについて。
- 「TP-Link Archer AX20」を使ってみた感想。
本記事ではWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したルーター「TP-Link Archer AX20」の特徴や使用感などの感想をまとめています。
スポンサーリンク
Wi-Fi 6対応ルーター「TP-Link Archer AX20」の特徴
私は今住んでいるマンションに引っ越した時にインターネットプロバイダーと契約しましたが、Wi-Fiルーターはプロバイダとの契約時に支給されたものを使ってきました。
無線接続する機器が少なければ特に問題が無かったのですが、最近になり接続機器の台数が増えたことやYouTubeといった動画サイトを閲覧する機会が増えたことで通信環境が安定しなくなったため、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したルーター「TP-Link Archer AX20」を導入することにしました。
2000年代に入りスマートフォンの普及も後押しとなり、インターネットの環境は年々良くなっており、無線接続である「Wi-Fi」が一気に普及しました。
Wi-Fiは様々な規格が作られて、現在の最新のWi-Fi規格は「Wi-Fi 6」になっています。
そもそも「Wi-Fi 6」というのはどういったものかというと、Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)により認定されたWi-Fi仕様規格「IEEE 802.11ax」のことを指します。
引用元:【TP-Link Japan】ところで、Wi-Fi6ってなんだ?(YouTube)
「TP-Link Archer AX20」は新しいWi-Fiの規格である「Wi-Fi 6」に対応しているため、以下のような特徴を持ち、機能面では申し分ありません。
- 混雑した電波環境でも快適に利用可能。
- 最大9.6Gbpsの圧倒的なスピード。
- 4倍の容量でより多くの端末と接続可能。
- 256-QAMと比べて25%の高速化。
- 160MHzのチャンネル幅でチャンネル幅が広い。
- OFDMAは効率性の向上により遅延を感じさせない。
- 多くの端末と同時に接続が可能。
- 電波干渉を軽減する。
- 接続端末の消費電力を削減する。
Wi-Fi 6対応ルーター「TP-Link Archer AX20」のスペック
そんなWi-Fi 6に対応したルーターである「TP-Link Archer AX20」ですが、スペックについて特筆すべき点を書き出してみました。
ワイヤレス | |
---|---|
規格 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | AX1800 5GHz:1201Mbps(802.11ax) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
Wi-Fi範囲 | 4LDK 高性能固定アンテナ×4 ビームフォーミング 高性能FEM |
Wi-Fi性能 | 高(High) デュアルバンド OFDMA エアタイムフェアネス 4ストリーム |
動作モード | ルーターモード ブリッジモード |
ハードウェア | |
---|---|
プロセッサー | 1.5 GHzクアッドコアCPU |
有線ポート | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 |
USB対応 | USB 2.0 ポート×1 対応パーティション形式: 対応機能: |
ボタン | WPS/Wi-Fiボタン 電源オン/オフボタン LEDオン/オフボタン リセット(初期化)ボタン |
電源 | 12 V ⎓ 1.5 A |
セキュリティ | |
---|---|
Wi-Fi暗号化 | WPA WPA2 WPA3 WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ネットワークセキュリティ | SPIファイアウォール アクセスコントロール IP & MACアドレスバインディング アプリケーションレイヤーゲートウェイ |
ゲストネットワーク | 5 GHz ゲストネットワーク×1 2.4 GHz ゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | OpenVPN PPTP |
フィジカル | |
---|---|
寸法 (W×D×H) | 260.2 × 135.0 × 38.6 mm |
パッケージ内容 | Wi-Fiルーター Archer AX20 電源アダプター RJ45 LANケーブル かんたん設定ガイド |
Wi-Fiルーターとしてはサイズは大きいですが、スペック的に申し分なく高速かつ大容量で混線に強くなっているなど、Wi-Fi 6の規格が詰まったルーターです。
またアンテナが4本備わっており、独立したフロントエンドモジュールにより電波を遠くまで飛ばせることや、ビームフォーミングが通信端末に集中的に電波を送り安定した接続を可能としています。
その他、OFDMA(直交周波数分割多元接続)と呼ばれる複数のユニットに分割して異なるデバイスが1つの伝送ストリームを共有できる仕組みが備わっており、遅延の少ない通信を実現しています。
そして、1.5GHzクアッドコアの強力なCPUを搭載しているので、処理負荷がかかるような状況下でも遅延を最小限に抑えてくれる為、安定したホームネットワークを実現してくれます。
スポンサーリンク
Wi-Fi 6対応ルーター「TP-Link Archer AX20」の開封の儀
早速「TP-Link Archer AX20」の開封の儀を始めます。
箱から取り出したところ「ルーター本体」「LANケーブル」「取扱説明書類」「ACアダプター」が入っていました。
ルーター本体は厚みはありませんが、横幅は26cmなので意外と大きく見えます。
6方向それぞれの見た目はこのような感じです。
背面には左から順に「WPS/Wi-Fi」「Reset」「LED」「USBポート」「LANポート(No.01~04)」「電源ボタン」が付いており、一番右側に「電源接続ポート」が付いています。
底面には引っかける構造が付いているので、ルーター本体を簡単に壁掛け設置することが出来ます。
ACアダプタについては横幅が結構あるので、横並びの電源タップに差す場合は隣の差込口を塞いでしまうことになります。
私は20cmほどの延長コードをつないで電源タップにつないだの隣の差込口を塞ぐことはありませんでしたが、このACアダプタの形状だと差込口を選ぶことになります。
スポンサーリンク
「TP-Link Archer AX20」の回線スピードを計測した
それでは早速「TP-Link Archer AX20」の通信速度を確かめてみたいと思います。
比較するのはこれまで使っていた「BUFFALO WSR-300HP/N」で、こちらはIEEE 802.11nでの接続ができる機器でWi-Fi 4の世代になります。
それでは「BUFFALO WSR-300HP/N」と「TP-Link Archer AX20」の5GHzの周波数帯の速度を比較したいと思います。
速度の計測はiPhone12(Wi-Fi 6対応)を使ってgoogleの「インターネット速度テスト」で計測します。
結果としては以下のようになりました。
【ルーターとの距離が約1mの時】
BUFFALO(WSR-300HP/N) | ダウンロード:163.6Mbps アップロード:132.2Mbps |
---|---|
TP-Link (Archer AX20) | ダウンロード:174.3Mbps アップロード:137.1Mbps |
【ルーターとの距離が約15mの時】
BUFFALO(WSR-300HP/N) | ダウンロード:58.6Mbps アップロード:66.1Mbps |
---|---|
TP-Link (Archer AX20) | ダウンロード:108.1Mbps アップロード:78.8Mbps |
ルーターとの距離が約1mの時は大きな差はありませんが、リビングから一番離れている寝室(約15m)で測定すると結構な差が出ました。
マンションの壁はコンクリート製なので戸建てよりも電波の通りが悪いですが、「TP-Link Archer AX20」であれば問題なくカバーしてくれるようです。
ただ、距離が近い状況では「BUFFALO WSR-300HP/N」とほとんど誤差と言っていいほどの差しかありませんでした。
私の自宅はマンションということで、ネット回線が各家庭に分配されている為、「TP-Link Archer AX20」の性能をフルで生かせるほどの環境が備わっていないことが露見する残念な結果になりました。
「TP-Link Archer AX20」で格段に繋がりやすくなった
速度に関しては残念な結果ですが多くの接続機器を使った時の安定性は向上しました。
これまでは夜になると家族がゲームをしたりスマートフォンで動画サイトを観たりする際に回線が混雑すると通信が不安定になることがありましたが、そうした回線の不安定さも起きなくなりました。
また最近では仕事もリモートワークが増えて、ZOOMといったWeb会議システムを使う事が多いのですが、Wi-Fi接続だと回線が安定しないので有線接続していました。
しかし、ルーターを「TP-Link Archer AX20」に代えてから無線接続でも安定してWeb会議システムが使えるようになりました。
ルーターを「TP-Link Archer AX20」に交換したことで家のどこでも安定してWi-Fi接続してくれるので非常に快適になりました。
スポンサーリンク
最後に
ここまでWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したルーター「TP-Link Archer AX20」の特徴や使用感について記事にまとめました。
私がパソコンを本格的に触り始めた90年代はまだ無線LANなどは無かった為、部屋を跨いでパソコンを接続するにはLANケーブルを天井を這わせたりして接続していました。
その後、家庭向けに無線接続のWi-Fiルーターが販売されて、自宅に導入したときは「これはまさに未来道具だわ!」と驚いたものです。
それから約20年経過し現在はWi-Fi接続は当たり前のものになり、大容量のデータを高速で通信するようになり、パソコンだけでなく多くの家電もインターネットに接続するようになりました。
「TP-Link Archer AX20」はWi-Fi 6に対応しており、家庭の通信環境を向上させて生活を支えるインフラとも言えます。
快適な通信環境の導入を検討されている方がおられましたら「TP-Link Archer AX20」をご検討してみてはいかがでしょうか。