皆さんはご自宅で快適なインターネット環境を整えていますでしょうか?
インターネットはもはや私たちの生活に欠かせないインフラですが、快適な環境が整っていないとインターネットライフを十分に楽しめないこともあります。
インターネット環境が整っていないと、スマートフォンやタブレット、動画配信サービス、オンラインゲームに加え、IoTデバイスの活用にも支障をきたします。特に、高画質な動画コンテンツをスムーズにストリーミング再生するには、高速で安定したWi-Fi環境が欠かせません。
さらに、自宅に複数のデバイスが接続される環境では、回線の負荷が増加し、Wi-Fiが不安定になることも少なくありません。こうした状況を解消するには、新しい規格のルーターを導入するのが最適な方法です。
私の自宅でもデバイスの増加に伴い、Wi-Fi環境の見直しが必要になったため、次世代規格であるWi-Fi 7に対応したルーター「TP-Link Archer BE450」を導入することにしました。
本日はインターネット接続を支える次代のWi-Fi 7ルーター「TP-Link Archer BE450」のレビューについて記事にまとめています。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- 「TP-Link Archer BE450」の特徴について。
- 「TP-Link Archer BE450」のスペックについて。
- 「TP-Link Archer BE450」を使ってみた感想。
本記事ではスタイリッシュなデザインで高性能なルーター「TP-Link Archer BE450」の特徴や使用感などの感想をまとめています。
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TP-Link Archer BE450の特徴について
「TP-Link Archer BE450」はティーピーリンクジャパン株式会社が発売するWi-Fi 7ルーターで、以下のような特徴を持っています。
- 7.2GbpsデュアルバンドWi-Fi 7により、高速で安定した接続を可能にし、スムーズな4K/8Kストリーミング・快適なAR/VRゲーム・超高速ダウンロードを実現。
- MLO(Multi-Link Operation)で複数の周波数帯域とチャンネルでデータを同時に送受信ができる。高スループット、低遅延でより安定したネットワークの利用が可能。
- 10Gbps WAN/LANポート×1・2.5Gbps WAN/LANポート×1・1Gbps LANポート×3を搭載し、高速なデータ通信を実現。
- 柔軟な設置方法。 縦、横、壁掛けなど自由に置くことができるため、スペースも節約できる。
- EasyMesh技術と互換性のあるネットワーク機器と連携させることで、シームレスなメッシュWi-Fi環境を構築することも可能。
- Tetherアプリを使うことで、かんたんセットアップで手軽に利用できる。
- TP-Link HomeShieldにより、ご家庭のネットワークを様々なサイバー攻撃から守る。
- 優れた互換性があり、全Wi-Fi世代と幅広いインターネットサービスプロバイダーに対応。
WiFi 7は、WiFi 6/6Eに次ぐ次世代の無線通信規格で、「IEEE 802.11be Extremely High Throughput(EHT)」とも呼ばれており、2.4GHz・5GHz・6GHzの全ての帯域を利用可能です。
「TP-Link Archer BE450」はAmazonでは20,800円(2025年5月)で販売されています。
「TP-Link Archer BE450」はアンテナ内蔵のすっきりとしたデザインが特徴で、縦置き・横置きはもちろん、壁掛け設置も可能です。
引用元:TP-Link Archer BE450公式サイト
Wi-Fi 7対応ルーター「TP-Link Archer BE450」のスペック
7.2GbpsデュアルバンドWi-Fi 7で高速で安定した接続ができるWi-Fi7ルーター「TP-Link Archer BE450」ですが、スペックについて特筆すべき点を書き出してみました。
ワイヤレス | |
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Wi-Fi速度 | BE7200 • 5GHz:5764Mbps • 2.4GHz:1376Mbps |
Wi-Fi範囲 | 3LDK 内蔵アンテナ ビームフォーミング |
Wi-Fi性能 | 高(High) デュアルバンド MU-MIMO OFDMA エアタイムフェアネス DFS 4ストリーム |
高度な機能 | • MLO(Multi-Link Operation) • 4K-QAM • Multi-RU • EasyMesh • Alexa&Googleアシスタント対応 • IoTネットワーク |
ワイヤレスモード | • ルーターモード • ブリッジモード (アクセスポイントモード) |
セキュリティ | |
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ネットワークセキュリティ | • SPIファイアウォール • アクセスコントロール • IP&MACバインディング • アプリケーションレイヤーゲートウェイ • HomeShieldセキュリティ リアルタイムIoT保護 |
ゲストネットワーク | • 5GHzゲストネットワーク×1 • 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
VPNサーバー | • OpenVPNサーバー • PPTP VPNサーバー • L2TP VPNサーバー • WireGuard VPNサーバー |
VPNクライアント | • Open VPNクライアント • PPTP VPNクライアント • L2TP VPNクライアント • WireGuard VPNクライアント |
Wi-Fi暗号化 | • WPA • WPA2 • WPA3 • WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ハードウェア | |
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有線ポート | • 10Gbps WAN/LAN×1 • 2.5Gbps WAN/LAN×1 • 1Gbps LAN×3 |
USB対応 | USB 3.0×1 • 対応フォーマット: • 対応機能: |
ボタン | • 電源オン/オフボタン • Wi-Fi/LEDボタン • WPSボタン • リセット(初期化)ボタン |
電源 | 12V ⎓ 2.5A |
ソフトウェア | |
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プロトコル | • IPv4 • IPv6 |
サービスキット | HomeShield |
EasyMesh | EasyMesh対応 |
保護者による制限 | HomeShield保護者による制限 プロファイル作成 |
WANタイプ | • 動的IP • PPPoE • v6プラス • IPv6オプション • OCNバーチャルコネクト • Transix • クロスパス • v6コネクト • 静的IP • L2TP • PPTP |
QoS | 端末ごとのQoS |
クラウドサービス | • ファームウェアの自動アップデート • TP-Link ID • DDNS |
NAT転送 | • ポート転送 • ポートトリガー • DMZ • UPnP |
IPTV | • IGMPプロキシ • IGMPスヌーピング • ブリッジ • タグVLAN |
DHCP | • アドレス予約 • DHCPクライアントリスト • サーバー |
DDNS | • TP-Link • NO-IP • DynDNS |
管理 | • Tetherアプリ • Web管理画面 (GUI) |
その他 | |
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システム要件 | Internet Explorer 11以上、Firefox 12.0以上、Chrome 20.0以上、 Safari 4.0以上またはJavaScriptが有効になっているブラウザ ケーブルまたはDSLモデム(必要な場合) |
認証 | CE/FCC/RoHS/技適 |
動作環境 | • 動作温度:0℃~40℃(32℉~104℉) • 動作湿度:10%~90% 結露を避けてください |
スペック表を見る限り、家庭用として使うには申し分のない性能で、内蔵された複数のアンテナが信号を増幅させ、目安として3LDKのエリアをカバーしてくれます。
その他、「Archer BE450」は家電批評 2025年2月号や ASCII BEST SELECTION 新生活推しガジェットAWARD で評価されアワードを獲得しており、注目のルーターであることがうかがえます。
引用元:TP-Link Archer BE450公式サイト
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スタイリッシュなデザインのWi-Fi7ルーター「TP-Link Archer BE450」の開封の儀
それでは早速「TP-Link Archer BE450」の開封の儀を始めたいと思います。Amazon限定品ということで、バルク商品のような箱で届きました。
箱から取り出したところ「ルーター本体」「専用スタンド」「LANケーブル」「取扱説明書類」「ACアダプター」が入っていました。
アンテナ付きのルーターだと無骨な印象になりがちですが、このデザインならリビングの目立つ場所に置いても気になりません。
それでは「TP-Link Archer BE450」を6方向から細かく見ていきたいと思います。
接続ポート側は左から順に「Wi-Fi/LED」「Reset」「WPS」「LANポート(No.03~No.01 2.5G WAN/LAN)」「10G WAN/LAN」「USB3.0」「On/Off」「Power」となっています。
上下面は排熱するための構造になっているようなので、この面はできるだけふさがないように設置する必要がありそうです。
「TP-Link Archer BE450」はアンテナが内蔵されており、思った以上に小型で、角が無いデザインはすごく良いです。
「TP-Link Archer BE450」はWi-Fiルーターでありながら高級感のある見た目なので、あえて見える場所に置くという選択も全然問題なさそうです。
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「TP-Link Archer BE450」の回線スピードを計測した
では「TP-Link Archer BE450」を接続して、ネットワーク接続環境を確かめてみたいと思います。
今回は最新の規格であるIEEE 802.11be Extremely High Throughput Wi-Fi 7の性能を見るために、IEEE 802.11nWi-Fi 4の規格である「BUFFALO WSR-300HP/N」と比較したいと思います。
それでは「BUFFALO WSR-300HP/N」と「TP-Link Archer BE450」の5GHzの周波数帯の速度を比較してみました。
速度の計測はGoogleの「インターネット速度テスト」を使い計測し、また、計測時にはそれぞれのルーターの電源を落として電波が干渉しないようにして計測しました。
【ルーターとの距離が約1mの時】
BUFFALO(WSR-300HP/N) | ダウンロード:120.6Mbps アップロード:115.5Mbps |
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TP-Link (Archer BE450) | ダウンロード:334.9Mbps アップロード:382.4Mbps |
【ルーターとの距離が約15mの時】
BUFFALO(WSR-300HP/N) | ダウンロード:48.3Mbps アップロード:51.9Mbps |
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TP-Link (Archer BE450) | ダウンロード:206.7Mbps アップロード:192.3Mbps |
Wi-Fi 4とWi-Fi 7の規格の差なのか、距離が1mの状態でかなりの差が出ています。また、ルーターからの距離があると、速度の低下についてもWi-Fi 7の方が減衰率が少なくなっています。
Wi-Fiに限りませんが、新しい規格が登場することで、生活の質(QOL)が向上するのは納得できます。
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最後に

ここまでコンパクトですっきりとしたデザインながら、家じゅうをカバーできる性能を持つWi-Fi 7ルーター「TP-Link Archer BE450」のレビューを記事にまとめました。
「TP-Link Archer BE450」は、アンテナが内蔵されたシンプルでスタイリッシュなデザインのため、リビングなど目につく場所に設置してもインテリアを損なうことがありません。
家庭用ルーターとして十分な性能を備えており、次世代規格であるWi-Fi 7に対応したことで、高速で安定したインターネット環境を構築できます。
手ごろな価格で高速・安定したWi-Fi環境を求めている方には、「TP-Link Archer BE450」がピッタリです。ぜひ検討してみてください。
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