こんにちは、ユレオです。
私は10代から20代の頃にバイクに乗っていましたが、結婚を機に手放すことになりました。
しかし、子育てもひと段落ついたということで、2020年12月に約20年ぶりにリターンライダーとしてスズキ(SUZUKI)Vストローム250を購入しました。
現在は3年目を迎えて約35,000kmほど走っており、丁重には扱っていますが、バイクの一部には錆が浮き出るようになってきました。
とはいえ、スズキ(SUZUKI)のバイクなので、手入れを怠っていなければそうは簡単に錆ないのですが、今回錆が出てきたパーツはアンダーガードで、塗装が剥げたことから錆が浮き出るようになりました。
本日はスズキ(SUZUKI)のVストローム250のアンダーガード(スキッドプレート)を塗装するバイクカスタムについて、写真付きで解説したいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- バイクのアンダーガードの役割について。
- アンダーガードは傷みやすいバイクの外装パーツ。
- Vストローム250のアンダーガードを塗装する手順について。
本記事ではVストローム250のアンダーガードを塗装する方法を、写真を交えながら詳しく解説しています。
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アンダーガード(スキッドプレート)の役割とは
バイクは数多くあれど、アンダーガードが付いているバイクと言うのは少数派で、どちらかという珍しい部類に入ります。
アンダーガードはスキッドプレートとも呼ばれ、主に林道といったオフロードを走行する際に、フロントタイヤによる飛び石や岩への接触で、エンジン下部やフレームを守るための外装パーツになります。
アンダーガードは耐久性が求められる外装パーツであることから、ステンレス鋼といった金属製のパーツが多いですが、最近では強化樹脂を使った軽量で錆びないアンダーガードを採用しているバイクもあります。
アンダーガードはオフロードバイクやアドベンチャーバイクに装着されているケースが多く、見た目のかっこよさだけではなく、実用性を兼ね備えたバイクパーツと言えます。
Vストローム250の車種はアドベンチャーツアラーバイクであることから、アンダーガードが標準装備となっていますが、KAWASAKIのヴェルシス250などは、標準でアンダーガードが付いていないことから、アドベンチャーツアラーバイクだからと必ず付いているパーツは限らないようです。
アンダーガード(スキッドプレート)は錆びやすい
アンダーガードはフロントタイヤによる飛び石などがエンジンに当たるのを防ぐための外装パーツで、基本的にはステンレス鋼といった金属製のパーツでできていることから、経年劣化により錆びることの多い部品です。
基本的に舗装道路しか走らず、林道といったオフロードしか走らなかったとしても、飛び石は避けられないもので、跳ねた石によってアンダーガードに当たり、表面の塗装は徐々に削られていきます。
そして、一定の面積が剥げると錆が浮き上がるようになるため、アンダーガードは定期的に錆止め塗装する必要があります。
私のVストローム250は林道などはめったに走らないので、アンダーガードは綺麗に保っていましたが、25,000kmを超えたあたりから、塗装が剥げて錆が浮き上がるようになりました。
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Vストローム250のアンダーガード(スキッドプレート)は意外と安い
バイクが錆びたままの状態を放置するのは忍び無いので、バイク屋にオイル交換に行った際に、Vストローム250のアンダーガードの交換が可能かどうか聞いてみることにしました。
バイク屋の話ではアンダーガードが錆びたから交換するというのは聞いたことが無く、あまり目につかない場所の外装パーツであることから、ほとんどのオーナーさんが交換することなく錆びたままにしているとのことでした。
一応アンダーガードの値段を調べていただいたところ、意外と値段は安く、8,000円でした。
アンダーガードの交換方法は4か所のボルトを外して取り換えるだけなので、しっかりとした工具があれば簡単にできることから、工賃もかからず取り換えることができます。
ただ、バイク屋からは、錆びているだけで変形して交換が必要というわけでないのなら、錆止め塗装をしてはどうかと提案されたので、購入は見送り、錆止め塗装剤を購入してDIYで解決することにしました。
そんなわけで早速Amazonでアンダーガードを錆止め塗装できる塗料を探したところ、ぴったりのものを見つけました。
「プロスタッフ シャーシ用防錆塗装剤」は車用の錆止め塗装剤ですが、バイクのアンダーガード用の錆止め塗装剤としては用途が合っていることからこちらの商品を購入することにしました。
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Vストローム250のアンダーガード(スキッドプレート)を塗装する方法
そんなわけでバイク屋でアンダーガードを注文せず、錆止め塗装剤を使ってDIYでなんとかしたいと思います。
今回アンダーガードの錆止め塗装で必要となるのは以下の道具になります。
①:錆止め塗装剤
②耐水ペーパー(紙やすり)
今回のアンダーガードの錆止め塗装は簡単に説明すると以下の手順になります。
- 耐水ペーパーで錆びた塗装面を削り落とす。
- 錆止め塗料を何度も重ね掛けして塗る。
錆止め塗装の重ね掛けが重要で、薄く塗料を吹き付けては乾燥させて、何度も重ねることで綺麗に仕上がります。
そんなわけで、天気が良い風の少ない日に、アンダーガードの塗装を行うことにしました。
まずはVストローム250からアンダーガードを外す必要があります。
アンダーガードは固めにボルトが固定されていることから、しっかりとした工具を用意してください。
アンダーガードが無事に外れたらエキパイなどがむき出しになった珍しいVストローム250の姿が見られます。
アンダーガードの錆が浮いた部分を耐水ペーパーでしつこく磨き上げて錆を落としていきます。
この時、一番荒い耐水ペーパーで錆びを大雑把に削り落とした後、徐々に目の細かい耐水ペーパーで磨いて表面を均していきます。
アンダーガードに錆が残らないように丁重に錆びを落とすと、ステンレス特有のシルバーの金属色が見えてきました。
ただ、錆止め塗料はスプレーで塗るため、天気が良くて風が無い日を選ぶ必要があります。
また、塗料が周囲に飛び散らないように、段ボールなどを使って遮蔽を作るなどの準備が必要になります。
私はあらかじめ段ボールで遮蔽を用意していたので、錆を削り落とした後にすぐに塗装を始めました。
「プロスタッフ シャーシ用防錆塗装剤」をできるだけ薄く広がるように吹き付け、液だれが起きないように注意しながら「乾かしては吹き付ける」を繰り返します。
スプレー塗装の基本ですが、できるだけ薄く広がるように吹き付けて塗り、乾かしては再度塗るということを繰り返して仕上げていきます。
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Vストローム250のアンダーガード(スキッドプレート)の塗装の仕上がり
半日かけて錆止め塗装剤を何度も重ね掛けしたおかけで、結構綺麗に仕上げることができました。
錆が激しかったらアンダーガードの右底面の錆びは綺麗に仕上げることができました。
ただ、「プロスタッフ シャーシ用防錆塗装剤」は若干艶のある黒の塗料なので、Vストローム250の元のアンダーガードの色に比べると黒く艶光するようになりました。
ただ、バイクに装着して全体で見た時の印象としては、Vストローム250純正のアンダーガードの色よりも黒く締まっているのでかっこよく見えます。
後は耐久性がどれくらいあるかですが、「プロスタッフ シャーシ用防錆塗装剤」が1本あれば、あと10回分くらいは塗れそうなので、また錆が出た時は同じ要領で塗装しようと思います。
YouTubeでバイクに関連する動画を公開中
バイクのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
ツーリングの楽しさが少しでも伝わるように、また、バイクカスタムの方法が分かりやすいように、1本1本心を込めて動画編集しています。
また、バイクに関連する役立つ情報を発信しています。
15か月もチャンネル運営をしていると、動画の本数も100本を超えました。
これからもVストローム250に役立つ情報やおすすめのツーリングコースなどをYouTube動画にまとめてますので、ぜひご覧ください。
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最後に
ここまでスズキ(SUZUKI)のVストローム250のアンダーガード(スキッドプレート)を塗装するバイクカスタムについて、写真付きで解説してきました。
アンダーガードはエンジンを守る大切なパーツで、Vストローム250には標準で装備されているものですが、フロントタイヤの飛び石などにより、塗装が剥げて錆が浮き出ることがあります。
パーツを交換して解決するという方法もありますが、「プロスタッフ シャーシ用防錆塗装剤」のような錆止め塗装剤が販売されているので、自分でなんとかなったりします。
Vストローム250のアンダーガードを塗装したいがやり方がわからないという方は、是非この記事を見ながら挑戦してみてください。