こんにちはユレオです。
突然ですが、皆さんは将来の資産形成の為に何かされていることはありますか?
資産形成というと大げさに聞こえますが、「貯金」や「節約」といったことを行い、将来必要になるであろうお金に対して、何か考えを持って対策をされていますでしょうか?
昨今は定年や平均寿命を考慮すると、年金制度の崩壊が予想されており、老後に生活を送りには2000万円の貯金が必要というニュースが流れるほどになっています。
私はサラリーマンをしながら趣味でブログ運営を行っている”サラリーマンブロガー”であり、ブログ運営でわずかながら広告収入を得ているため「副業をしている」と言えます。
稼ぎの金額は少額であるものの、私の場合は「ブログ」が副業といえるのですが、最近では知り合いの多くが副業を意識した活動を行っており、副業に関する話題が耳に入るようになりました。
本日は副業に関する近年の流れと、副業としてお勧めの方法や、副業には簡単に手を出さずにリスクをしっかり調べることが必要になるというお話しをしたいと思います。
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◆記事の目次◆
国が副業を推奨する時代に変化してきた
少子化が進む中、政府は50年後の人口も1億人を維持して、国民が皆活躍できる社会を目指すという「一億総活躍社会」を指針として掲げています。
これを実現するために政府は「働き方改革」に力を入れており、厚生労働省は2018年1月から「企業や働く人向けのガイドライン」を公表して、更に企業に副業について認めるように働きかけており、その結果副業を認める企業が増えています。
日経新聞の情報では2019年5月には副業の解禁検討している主要企業は5割にもなるという話もあり、今後は副業解禁を公に打ち出す企業が増えることが予想されます。
副業はすでに多くのサラリーマンが行っているという事実
「副業の解禁」という話題がニュースに流れるようになり、副業を意識されるサラリーマンが増えているかと思いますが、そもそも副業をしているサラリーマンはどれくらいいるのかをご存知でしょうか?
実は意外に副業をしているサラリーマンは多く、総務省の調査データを見ると2018年には労働人口のうち4%近くが副業をしています。
【雇用形態別副業者比率及び追加就業希望者比率の推移-平成 14 年~29 年】
出典:平成24年就業構造基本調査(総務省)
このように勤めている会社以外からの収入、つまり”副収入”がある方が結構な割合でおられることが分かっています。
えっ、こんなに副業している人がいるの?俺の周りでは副業している人いないよ。
実際副業をしてたとしても、まだまだ一般的に副業が認められているわけではないので、多くの方が秘密にしていることが考えられます。
私もブログ運営を行っていることを会社の同僚や親しい友人にも伝えておらず、”副業はしていない”という素振りで生活を送っています。
副業に興味を持っているサラリーマンは多い
潜在的に副業に興味を持っているサラリーマンは多く、インターネットリサーチを手掛ける株式会社NEXERの調査によると、営業職のサラリーマン208人にアンケートを取ったところ、約7割のサラリーマンが副業を「やってみたいと思う」または「既にやっている」と回答しています。
引用元:https://www.value-press.com/pressrelease/208764
また、副業をやってみたいと思う理由のなかで、「お小遣いのため」が31.8%で、「将来に向けての貯蓄のため」が27.1%、「現在の生活費のため」が25.6%となっており、回答者の8割以上が「お金を稼ぐ」ために本業以外ので収益を得る「副業」を考えています。
引用元:https://www.value-press.com/pressrelease/208764
このアンケートを見ると少数ではありますが「本業のスキルアップのため」や「転職・独立のため」など、個人のスキルを高めたりする上昇志向から副業を行う方もおられます。
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老後に2000万円が必要!副業解禁の流れは本当に良いことなのか?
ここ数年は大きな動きとして国が副業を推進し、大手企業がそれに応じる形となって、副業の解禁が進んでいます。
国は副業を推進する考えとして「キャリアの複線化」や「能力やスキルがある人材の活躍の場の拡大」などがありますが、一番大きいのが「年金制度崩壊後でも国民が生活ができるようにする」という環境を整えることが本音としてあり、国政の場では老後に生活を送るには2000万円の貯金が必要という話まで出ています。
企業にとっての副業の解禁は「個人のスキルアップを促して業務での還元してもらう」ということよりも、「定年後の離職を促進する」や「人件費を抑える」といった目的で副業を解禁しているのではないかと思います。
つまり「副業解禁」する企業は、給料を増やせないけど定年を迎えたらすぐに会社から去ってほしいわけで、会社に頼らずに稼いでほしいというのが本音としてあります。
個人にとっては副業をすることでのメリットは「本業のスキルアップのため」や「転職・独立のため」というのがありますが、本音としては「収入を増やす」や「会社に縛られずに生きていく」というようなことが考えられます。
こうしてみると、「国」「企業」「個人」がそれぞれがメリットを生み出せるように考えられていますが、事の発端としては「定年後から寿命まで国民が生きていくだけの年金制度を国が保証できない」ということから始まっているため、副業の解禁は喜ばしいものではありません。
副業が解禁されても人手不足は解消されない
副業が解禁されると人手不足が解消されるかのような一部報道がありますが、個人的には副業が解禁されたとしても人手不足は解消されないのではと考えています。
まず、副業を「会社以外で労働を行い給料を得る」という形で行う場合、勤めている会社と同じような給料水準でないとメリットがありません。
サラリーマンとして会社で仕事をしている場合、時給に換算すると2000円~3000円くらいではないでしょうか。
しかし、人手不足で困っているサービス業などでは地域の差はありますが、時給は1000円ぐらいです。
副業を解禁する企業は、何も取り決めをせずに副業を許可しているわけではなく、「長時間労働の是正」も含まれています。
私の会社は副業がOKなのですが、副業については以下のような取り決めがあります。
- 会社に副業することを申請する必要があり、認められないといけない。
- 同業他社や業務上のライバル会社での副業は認められない。
- 副業する場合は「本業+副業」の労働時間の上限が決まっているので、副業をする分本業の労働お時間が短くなるので、基本的に本業の給料が減ることになる。
- 副業が本業を上回るような比率は認められない。
これらの条件の中で「③」の”「本業+副業」の労働時間の上限が決まっている”というのが厄介で、副業をする場合は「本業」よりも単価が高い仕事をしないと収入が増えません。
この取り決めは私が勤めている会社でのお話しなので他の会社の副業の条件は異なるかもしれませんが、「長時間労働の是正」を考えると「③」の”「本業+副業」の労働時間の上限が決まっている”というのは多くの企業がルールとして設けていると思います。
うーん、会社での労働時間を削ってわざわざ時給が安いところで仕事しないよね。
このように、時給が1000円くらいのサービス業でわざわざ副業をしようとする方は少ないと考えられ、結果としてサービス業の人手不足は解消されないと考えています。
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世の中にどんな副業があるのかを調べるのが先
私の知り合いにもこの1.2年の間に「副業を始めようと思うんだ」という話をする方を、何人も見聞きするようになりました。
しかし、そういった方とお話ししていると、副業に関してあまり知識のない方がほとんどで、「ネットで儲かるらしいという話を見たから」というようなものから、ねずみ講まがいのものまで様々です。
特に話題になるのが「アフィリエイトは儲かるらしい」という話で、ブログを立ち上げて商材を宣伝する記事を書けば簡単に儲かると考えられている方が多いことに驚きます。
ブログを書いてアフィリエイトで月10万円稼ぐのに、「必要な投資金額」や「必要な時間的コスト」がどれくらいかご存知でしょうか?
たしかに、ブログを始める為に必要な投資資金は数万円程度で済むため、比較的手を出しやすい副業です。
しかし、私はブログ運営を2年間行っていますが、アフィリエイトで月10万円稼ぐということはできていません。
えーそうなの?単純に才能が無いからじゃないの?
まあ、確かにそうした理由もあるかと思いますが、2年間に費やしたブログ運営の時間は2000時間を超えており、単純にブログ運営は「お金を稼ぐ」という目的においては、非常に効率の悪い副業だと私は考えています。
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特定のスキルを持っているのなら、それを生かした副業がお勧め
副業は様々ありますが、クリエイティブな仕事をしている方だと、パソコンやインターネットを使ってのクラウドソーシングなどを行う方法が効率的に稼ぐことができるのではないでしょうか。
また、LINEスタンプを作成して販売したり、ライターとして記事の執筆を請け負ったりといった方法で稼ぐことが出来ます。
しかし、そういったクリエイティブなスキルが無い方が手を出す副業としてよく耳にするのが「転売」や「せどり」です。
限定商品を店舗で購入してメルカリやヤフオクで転売したり、中古本や中古家電をメルカリやヤフオクで購入して販売するという方法があります。
ただ、誰もが同じように考える為、目利きが重要で競争が激しく、簡単に儲けるのは難しくて下手したら在庫を抱えることになります。
「民泊」や「カーシェアリング」といった新しいシェアリングビジネスで儲けるのもありですが、投資額がそれなりに必要で、簡単に始められるものではありません。
結局のところ、「スキルを使わずに副業をする」場合は、物品を扱うケースが大半で副業を始める為の投資が必要になります。
その為、特定のスキルや人に自慢できる特技がある方は、それらを商品化できないかを考えるのが有効です。
私の場合はブログが趣味で継続してきたことにより、いつの間にか収益が生まれる副業となりました。
こうした小遣い程度の収入でも立派な副業なので大きな副業ビジネスに手を出す前に、ネットの情報を収集して、考えを整理するにも「ブログ運営」は有効だと個人的には考えています。
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収入を増やすのが目的なら「転職」が一番手堅いかもしれない
副業を始める方の多くが将来に対するお金に対する不安から始めるわけですが、もしまだ年齢が若いのであれば「若いうちに給料が高い仕事に転職する」というのも立派な対策です。
転職を成功させるためには「自身の市場価値を調べて、より高く買ってくれる会社に転職する」ことが重要であり、どういった企業があるのか、自分の市場価値はいくらぐらいなのかということを常に知っておくことが必要になります。
企業の視点から見た「自身の市場価値」というのは、勤めている会社からの給料で判断できますが、それが社会全体において自身の評価として適正であるかというのは、なかなか知り得るのは難しいものです。
また、転職活動は調べることが膨大で、「自分自身の能力がどういった会社で活躍できるのか」「自分の能力を高く評価してくれる会社はどこか」というのを個人で調べるのは大変です。
近年は雇用を行う企業側も雇用条件や新しいビジネスに合わせた人材を確保するために頻繁に情報を更新するので、個人でそれらの情報を網羅するのは難しいと思われます。
しかしそうしたことを代行してくれる転職エージェントが存在し、しかも無料で利用することができます。
こうした転職エージェントが無料で利用できる理由は、転職成功時に成功報酬で転職先の企業がエージェント対して報酬を支払うからで、サービスを利用する個人は一切の費用負担がなく有益な情報が無料で得られます。
- 自分自身の市場価値がどれくらいなのか?
- 今の会社からもらっている年収は適正なのか?
- 他の会社では私にいくらの年収を提示するのか?
- 現在の経験を活かしながら別業種に転職は可能なのか?
こういった情報を知っておくだけでも自分自身の今後の将来において有効な選択肢を確認することができます。
純粋に収入を増やしたことを考えているのなら、自分自身の市場価値がいくらなのかを知っておくことは有効で、勤めている会社に対して正しく評価されているのかの判断材料にもなります。
自分自身が今どのような状態であるのか、仕事の可能性や未来の選択肢を増やすためにも、転職エージェントに登録することで自身の市場価値を調べることは、将来の選択肢や現状の給料の額面の妥当性を判断するのに役立ちます。
最後に
ここまで副業に関する近年の流れと、副業としてお勧めの方法や、副業には簡単に手を出さずにリスクをしっかり調べることが必要になるというお話しをしてきました。
国が副業を推進するようになったことで、大きく社会の構造が変わろうとしており、数年後には想像もしなかったような制度が生まれているかもしれません。
しかし、こういた構造改革が行われている要因として、国の年金制度の崩壊があり、それらの問題を国民に転嫁することで解決しようとする政治的な意図が感じられます。
とはいえ、前向きに考えれば新たな挑戦ができる土壌が整うようになったともいえるので、能力がある方にとっては喜ばしいことかもしれません。
多くのサラリーマンが将来必要になるであろうお金に対して、何か考えを持って対策を講じる時代とも言えて、現状を前向きに捉えるか後ろ向きに捉えるかで、今後の人生が大きく変わるのではないかと個人的には感じています。
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【必見】安全な資産運用で堅実にお金を増やす方法
将来に向けた資産運用は基本的には「複利効果」を得るために早めに始めるのが良いとされていますが、皆さんは何か資産運用をされていますか?
興味はあるけど何から勉強したり手を付けたら良いか…
多くの方が資産運用に興味はあるが資産を減らすリスクを気にされているかと思いますが、リスクを避けて「長期・積立・分散」と安全な資産運用を自動で行ってくれる「WealthNavi(ウェルスナビ)」というサービスがあります。
WealthNavi(ウェルスナビ)の最大メリットは「投資に対して知識がない方」でも「将来どれくらいお金を貯めたいか」というシンプルな目的に合わせて6つの質問から最適な運用プランをAIが作成してくれることや、資産運用でのリスクを避けて「グローバルな投資」「投資時期の分散」「長期的な保有」を行ってくれることです。
サラリーマンでも手間がかからず、これから金融や資産運用の勉強を始めるという方には少額から始められるところがうれしいです。
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