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こんにちはユレオです。
さて、皆さんはこれまでお酒が原因での失敗や、迷惑をかけた経験はありますか?
私はお酒の席で人生を左右するような大きな失敗はしていませんが、小さな失敗や周囲の方にお世話になるような事は何度かあり、お酒をやめた今では「あの程度の失敗や迷惑ですんで良かった。」と思っています。
飲酒を適切にコントロール出来る方であれば信じられないことかもしれませんが、お酒を飲むと自分自身をコントロール出来なくなるという方は一定数おられます。
そして、中には「迷惑をかけたくないから外で飲まないようにしている」方もおられるほどです。
このように聞くと「お酒は自我を奪い、酒の影響で人は暴れる」と考えがちですが、最近の心理学の研究の結果、「酒は性格や人格を変えない」という大変興味深いことが明らかになりました。
本日はお酒は人の倫理観に変化を与えるものではなく、その方が持つ潜在的な道徳観が表に現れるだけというお話をしたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- お酒は免罪符にはならない。
- 道徳的な考えはお酒に酔った後でも変わらない。
- 人は酔いに関わらず道徳的な行動に変化が起きない。
本記事ではお酒を飲むと道徳的な変化が起こるのかという実験と、人は酔っぱらっても道徳的な変化が起きないという結果について記事にまとめています。
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「お酒を飲んだせい」というのは免罪符になりえない
お酒の席で失敗をしたという経験をお持ちの方はそれなりにおられるかと思いますが、どうでしょうか?
私もお酒を飲んでいたころは、小さな失敗は数え切れないほど経験しています。
小さな失敗であればまだかわいいものですが、お酒を飲んで酔っ払った結果、失言をしたり暴力を奮ったとなると大問題で、”お酒のせいだから無罪”というわけにはいきません。
しかし、多くの方が次のような言い訳をするかと思います。
特にお酒を飲んで暴力事件を起こした犯人が「あのときは酒を飲んでいた。」「酔って覚えていない。」と取り調べで証言して、お酒を免罪符として使う方が後を絶ちません。
しかし、この”お酒という免罪符”が使えないという大変興味深い研究結果が明らかになりました。
「酒が人をアカンようにする」わけではない
酒好きの方なら次の名言を聞いたことがあるのではないでしょうか。
酒がアカンようにするのではなく、
その人が元々アカン人だということを酒が暴く。
立川談志
これは落語家の立川談志の名言で、お酒を飲む人の本質を語った言葉として有名です。
最近この立川談志の名言を裏付けるような実験が行われ、興味深い結果としてニュースで話題になりました。
イギリスのブラッドフォード大学の心理学講師であるKathryn Francis氏は、人が酔う前と酔った後では道徳問題に対する行動に変化が起こるかを実験を行いました。
そして、道徳的な考えによって左右されると考えられる行動には、酔う前でも酔った後でも変化が現れないという結果が出ました。
この実験結果はお酒を飲むことで道徳心が損なわれたりするのではなく、元々持っている道徳心が表に出るようになるだけということを示しており、落語家の立川談志の名言を裏付ける結果になったわけです。
アルコールは性格や人格を変えない
Kathryn Francis氏の研究結果は、アルコールが性格や人格を変えるという考えは誤りである可能性を示している大変興味深いものです。
酔って暴力を振るうなどの不道徳な行動を行う人は、お酒の影響で暴力的になっているのではなくて、元々暴力的な思考や思想を持っているということになります。
お酒を飲んで他人に迷惑をかけたり暴力を振るう方は、お酒を飲んでいようが飲んでいまいが関係なく、道徳観が低くて暴力的な思想を持っているということになります。
そして、お酒を飲むと理性で抑えていた思想や思考が表に出ることで、暴れたりして周囲に迷惑をかけることになります。
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人は酔うと相手の心理を理解する能力が下がる
Kathryn Francis氏の実験では被験者全員にウォッカを大量に飲んでもらい、酔う前と酔った後の心理的変化を調査しています。
被験者たち酔った状態で、人の感情を表したいくつかの写真を見たときにどのように感じるかという実験を行いました。
実験では写真から感じ取られる共感力や感情移入の反応を調査したのですが、結果は大変興味深いもので、酔うほどに被験者たちは悲しみの表情を面白がって肯定的な印象を持ち、逆に笑顔で幸せそうな表情は否定的な感情を持つ結果となりました。
この実験結果からお酒に酔うと他人への感情移入が阻害されて、「共感」や「理解」といった相手に対して感情を共有する能力が弱まることが分かりました。
人は酔いに関わらず道徳問題に対する行動に変化は起きない
Kathryn Francis氏は写真から感情を読み取る実験以外に「トロッコ問題の思考実験」を使った道徳観の変化も調べました。
「トロッコ問題の思考実験」とは道徳や倫理を調べるための思考実験で、被験者に対して次のような問いかけを行います。
線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。
このままでは前方で作業中の5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。
この時あなたは線路の分岐器のすぐ側にいるので、あなたが分岐器を切り替えれば5人は確実に助かる。
しかし切り替えた場合、別の路線でも1人の作業員で作業しており、5人の代わりにトロッコに轢かれて確実に死んでしまう。
あなたはトロッコを別路線に引き込むべきか?
「トロッコ問題の思考実験」は1人を犠牲にすれば5人が助かるという内容で、しばしば心理学の実験に登場します。
Kathryn Francis氏の実験では「トロッコ問題の思考実験に対してどう行動するのがより道徳的か」という内容を調べたのではなく、「酔う前と酔った後では道徳問題に対する行動に変化が起こるのか」という部分を調査しました。
実験の結果は酔う前と酔った後では道徳問題に対する行動に変化がないという結果が出ました。
これは「お酒が性格や人格を変える」という考えが誤りであり、立川談志の名言「酒がアカンようにするのではなく、その人が元々アカン人だということを酒が暴く」が本質を示している結果となりました。
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最後に
ここまでお酒は人の倫理観に変化を与えるものではなく、その方が持つ潜在的な道徳観が表に現れるだけというお話をしてきました。
私はお酒をやめてから感情の起伏が穏やかになったと自覚しており、以前だと怒っていたシチュエーションでも物事を冷静に見れるようになりました。
ただ、怒りの感情が無くなったわけではなく、怒りの感情を表に出さなくなっただけであり、性格が変わったわけではありません。
Kathryn Francis氏の実験結果でもあるように「お酒が性格や人格を変える」わけではなく、そうした潜在的な思考や思想を表に出やすくなるだけという結果に非常に納得できます。
お酒好きな方が酒をやめるというのは難しいことですが、お酒で失敗をして人生を棒にふることもあるので、自身の性格を冷静に判断して怒りやすい性格と自覚をしているのであれば、人が大勢集まるところでは意識的に酒量を控えめにするくらいが良いのかもしれません。
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シアナマイドやノックビンは、服用することでアルコールが苦手な人と同じようにお酒を受け付けない生体反応を起こす「抗酒剤」と呼ばれるもので有名で、お酒を本気で辞めたいという方は、勇気を出してアルコール外来に通院して、医師に断酒の意思を伝えて抗酒剤を処方してもらうことをお勧めします。
私は当時、抗酒剤として「レグテクト」を選択しましたが、抗酒剤として有名な「ノックビン」は個人でも購入することが出来ます。
健康保険が適用されないので、全額負担になりますが、アルコール依存症の専門医療機関への通院が難しいという方で、どうしてもお酒をやめたいという方には有用な手段と言えます。
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