前回の記事でユレオは「マンションを購入時の価格+5%」で売りに出すことしたわけですが、その後どうなったでしょうか。
前回の記事はこちらです。
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内覧に備えて
不動産屋にご紹介していただいた1組目の買主の内覧日が決まり、そのため以下のような準備を進めました。
- 家全体を掃除する。特に水回りの風呂場とキッチンは重点的に。
- 窓ガラスを徹底的に磨く。曇りを残さない。
- 電球を一段階明るいものに交換する。
本当は不要な家具とか可能な限り処分して広く見せたかったのですが、処分するわけにもいかず、ちょっとした奇策を講じました。
一番魅力的に見せる部屋をリビングとキッチンに絞り、リビングに置かなくても良いものを徹底的に納戸や押し入れや子供部屋等に詰め込み、「リビング周辺だけモデルルーム」状態にしました。
リビングは一気に生活環が無くなりましたが、内覧の日だけということで前日に家具のや日用品の大移動を行ったわけです。
リビングには接続されていないお洒落レコードプレイヤーと5.1chサラウンドシステムを配置する徹底ぶりです。
この苦労で良い値段で買主が見つかるなら安いものです。
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1組目の内覧
1組目の買主は夫婦で訪れました。
内覧していただいた時間帯は昼過ぎでしたが、玄関から納戸まで全ての部屋の照明をつけて出来るだけ部屋を明るく見せて応対しました。
内覧自体は10分ほどで終わり、マンションの設備に関する質問があったので少々お話をしたあと帰られました。
あっけないほど短時間に終わったわけですが、やはり現在住んでいる家を見てもらうというのは、見る側も見せる側もあまり気持ちいいものではないです。
後日、不動産会社より返答があったのは買主は売買価格より280万円下げてくれれば購入したいというお話でした。
どうする?280万さげる?
最初のお客で買う意思を提示してもらったわけですが、希望する売値より-280万円という条件になりました。
うーん、いきなり買主が見つかったのは良いが、これはどうしようか・・・・
元より少々高めの売値に設定していたわけなので、これでも十分なのですが、悩んだ結果、お断りすることにしました。
2組目の内覧
2組目の買主をご紹介していただき、同じようにご夫婦で内覧していただきました。
内覧の準備自体は前回と同じだったので特に記述しすることはありません。
こちらの買主はかなりマンションの金額について気にされているようで、内覧に来られているのに、事前に分かりそうな質問ばかりされていました。
その後、2組目の買主から200万円下げてくれれば購入したいとの返信があり、ユレオは悩んだのですが、まーこれならいいだろうと承諾する旨を伝えました。
ところがどっこい
そんなわけで不動産屋に必要な書類を用意していただき、次に買主といつ会うか、手付金がいくらなのか等、正式な契約に向けて動いていると買主より銀行から必要額が借入できないのでなかったことにしてほしいとの連絡が入りました。
ええー、このタイミングで・・・うーん残念すぎる。
銀行から借り入れ出来ないのなら仕方がありません。
この話は白紙に戻ることになりました。
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3組目の買主登場
そんなわけで、3組目の買主に内覧していただくことになりました。
不動産屋曰く「この買主は希望が持てます!」とすごく力説されるので理由を聞いてみるとどうやら大手商社にお勤めの方で、購入を希望されてい物件とユレオの物件がすごくマッチしているとのことでした。
しかし個人情報的に大丈夫なのか?すこし不動産屋に不安を感じました。
販売価格について今まで2件とも200万円~280万円の値下げを希望してきたので、売値を下げるべきかと不動産屋に相談したところ、
「下げる必要なぞありません、強気で行きましょう!」
うーんよっぽど自信があるんだな・・・
確かに不動産屋にとっても販売価格を下げて成立した場合は仲介手数料が少なくなるので下げたくはなさそうな話ですが、今までと違ってびっくりするぐらい自信満々でした。
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3組目の内覧
内覧の準備は1組目と2組目と同じで、特別なことはしていません。
3回目となるとこちらも手慣れたもので、内覧がある日の午前中にささーと掃除と家具の移動をして荷物を納戸に押し込むということをやるだけになりました。
3組目の買主の内覧も特にこれといったこともなく、無事に終わりました。
そしてその日の夕方に不動産屋から連絡がり、80万円下げてくれれば購入したいとの連絡がありました。
おお!今までにない好条件です。これは断る理由がありません。
その日のうちにユレオもOKの返答を入れたわけです。
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さいごに
その後、買主の資金計画などには問題が無かったようで、何の問題なく売却が決まりました。
3組目まで粘って本当によかったです。
結果的にユレオは5年間住んだマンションを
「新築時の購入価格の105%」-「値引き分80万」で売却することが出来ました。
奇策を講じた「リビング周辺だけモデルルーム」は内覧された3組の買い主には好評で、「きれい」「広い」と何度も言っていただけましたので、有効な手段かと思います。
当初は「一般媒介」で進めようとした売却ですが、結果的に「専任媒介」で1ヶ月以内に買い主が見つかるという非常に早い決着となったわけです。
この不動産取引のケースは割とレアなケースではないかと思います。
ユレオはこの時は不動産に関して勉強不足だったので、かなり不動産屋の言いなりになって動いていました。
結果的に大きな失敗はせず、どちらかというと成功した取引となったわけですが、今思うと少々まかせっきりになってたと反省しています。
この反省を生かして今進めている実家の住み替えはうまく事を運びたいと考えています。
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