こんにちはユレオです。
私は昨年末にスズキ(SUZUKI)Vストローム250を新車で購入して、約1年ほどで15,000kmほど走ってきました。
これまで大きな事故も故障もなくバイクライフを送ってきたのですが、先日バイクで近所を走っている際に思わぬトラブルに見舞われました。
どんなトラブルがあったかというと、メインパネルのエンジンの警告灯が常時点灯して、見たこともないエラーコード「F1(FI)」が表示される事態となりました。
思わぬ出来事に焦りましたが、最終的には大きな問題にもならずに無事解決できたので、備忘録もかねて記事にまとめたいと思います。
本日は私のスズキ(SUZUKI)のVストローム250でエンジンマークの警告灯が点灯してエラーコード「F1(FI)」が表示された経緯と解決までの流れをお話ししたいと思います。
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◆記事の目次◆
本記事の内容
- Vストローム250の「F1(FI)」のエラーコードの意味とは?
- どのような状況で警告灯が点滅したのか。
- 私のVストの警告灯が点灯した理由と解決方法について。
本記事では私のVストローム250で起きたエンジン警告灯の常時点灯と、エラーコード「F1(FI)」の原因解明と解決の流れを記事にまとめています。
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Vストローム250で走行中にF1というエラーが出た
先日Vストローム250でいつものように街中で走っていた際にふとメインパネルをみたところ、普段は光っていないエンジンマーク(オレンジ)が常時点灯していることに気が付きました。
このオレンジ色のエンジンマークはエンジンの起動時に少し点灯するのは見てましたが、常時点灯するのは初めて見ました。
とはいえ街中を走行中で周りには車も走っているので、慌てず減速して道脇まで寄せて停車させました。
この時よくメインパネルを見るとエンジンマークの警告灯がだけでなく、エラーコード「F1(FI)」が点滅しながら表示されています。
試しにメインパネルのボタン「SEL」や「ADJ」を押してみましたが解決せず、明らかに異常事態のようです。
Vストローム250の取扱説明書を取り出して読んでみた
万が一に備えてパニアケースに簡易工具と取扱説明書を積んでいたので、エンジンマークの警告灯が何なのかを調べてみました。(P19参照)
どうやらエンジン警告灯はメインスイッチをONにするとランプチェックのため約3秒間点灯するものですが、「燃料噴射機構に異常が起きると点灯または点滅」したり、「バッテリ性能が低下すると早い点滅(3回1セット)を繰り返す」ようです。
そして注意事項として以下の4つが記載されていました。
- エンジン警告灯が点灯または点滅したら、すぐにスズキ販売店にご相談ください。
- エンジン警告灯が点滅している場合は始動ができません。
- エンジン警告灯が点灯していても走行できない場合もあります。
- エンジン(FI)警告表示が出たら、すぐにスズキ販売店にご相談ください。
あと、どうやら「F1」というエラー表記ではなく「FI(エフアイ)」と呼ぶのが正しいようです。
エンジン警告灯が点灯した状況について
私のVストローム250のエンジン警告灯が点灯した状況としては、家から走り始めて15kmほどで、雨などの天候不良もなく、街中で信号待ちしている時に気が付きました。
長時間乗り続けるといったことや、高速道路でスピードを出すといった特別な走行はしておらず、警告灯が点灯するような事態に心当たりがありません。
とりあえずVストローム250の取扱説明書を読んでも埒が明かないので、Vストローム250を購入したバイク屋に電話をすることにしました。
電話口で簡単に状況を説明して、「エンジン警告灯が常時点灯してエラーコードがF1(FI)が出ている。」と伝えたところ、「FIのエラーコードはコンピュータをみないとエラーの中身が分からない。」と言われました。
幸いにもバイク屋には近かったこともあり、エンジンは始動するので不安がありましたがバイク屋までもっていくことにしました。
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バイク屋に持ち込んでエンジン警告灯のエラーを解消してもらった
引用元:https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm1/
バイク屋に持ち込み電話で伝えた内容をもう一度整理して伝えた後に、バイクのコンピュータのログなどを見て何が問題なのかを調べてもらいました。
Vストローム250の取扱説明書では「燃料噴射機構に異常」と書かれていたので心配したのですが、パソコンをつないでコンピュータのログを見てもらったところ、燃料噴射機構に異常ではなく、「クラッチレバー」の問題と言われました。
バイク屋の説明ではさっぱり理解できなかったので、クラッチレバーが何故エンジン警告灯が灯る原因になっているか詳しく聞いたところ、私のVストローム250は純正のクラッチレバーを外して「U-KANAYA ツーリングタイプ レバー」を付けていることを指摘されました。
Vストローム250のF1(エンジン警告灯)が出た理由
まず、今回起きたエンジン警告灯が点灯した理由は、クラッチレバーの動きを読み取る装置と実際のエンジンの回転数が合わない状況が発生し、Vストローム250のコンピュータが「異常事態」と判断したので「F1(FI)」の警告表示を出していたとのことです。
そして、この問題は純正のクラッチレバーではなく、社外品を取り付けた場合に起こりやすいとのことで、Vストローム250のSUZUKI純正クラッチレバーと微妙な形状の違いがコンピュータの誤作動を生む可能性が高まるとの説明でした。
ただ、社外品のクラッチレバーだとどれでもコンピュータが誤作動を起こすというわけではなく、傾向として精度の低い中国製カスタムパーツなどは起こりやすく、社外品でもVストローム250専用として作られているものは比較的エラーが出にくいそうです。
私が使っている「U-KANAYA ツーリングタイプ レバー」はVストローム250専用ではあったのですが、今回エラーが起きた理由としては、「クラッチレバーのワイヤーが経年劣化で伸びたことにより遊びが変わったから。」との説明でした。
今回のケースではクラッチレバーの遊びを無くすためにアジャスタを回して締めたことで遊びを無くしたことで「F1(FI)」の警告表示とエンジン警告灯の常時点灯が解消しました。
クラッチレバーの遊びを解消するアジャスタは工具無しでも調整が出来ます。
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F1(FI)のエラーが出たらバイク屋に持ち込むべき
私の場合はエンジン警告灯が点灯して「F1(FI)」のエラー表示がされた後にバイク屋に持ち込んだことで原因が特定できました。
「F1(FI)」は基本的に何の問題かを示しているかわは分からない為、原因を特定するにはVストローム250のコンピュータに接続して調べる必要があります。
私のバイクの場合はSUZUKI純正のクラッチレバーではなく「U-KANAYA ツーリングタイプ レバー」を付けていることから、もし次回同じようにエンジン警告灯が点灯してエラーコード「F1(FI)」が出た時は、まずはクラッチレバーのワイヤーの遊びを解消して、それで解決しなかった場合は、エンジンをかけずにバイク屋に連絡するようにアドバイスを頂きました。
いずれにせよ「F1(FI)」のエラー表示がされたらバイク屋に持ち込んでVストローム250のコンピュータのエラーログを見てもらう必要があるわけですが、とりあえず私のVストローム250の場合はSUZUKI純正のクラッチレバーを付けていないことにより、通常よりもエンジン警告灯が点灯して「F1(FI)」のエラー表示がされる可能性がある事が分かりました。
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YouTubeでバイクのカスタム動画を公開中
バイクでのツーリングやカスタムの記録を残すために、YouTubeチャンネル「バイクの旅人」を立ち上げました。
「バイクの旅人」チャンネルはツーリングの楽しさやバイクのカスタムなどの紹介しており、本記事の内容であるVストローム250のエンジン警告灯が灯った経緯などの内容を動画にしました。
もしよろしければチャンネル登録していただけると励みになります。
YouTube動画制作に慣れていないこともあり素人編集ですが、ご覧いただけると嬉しいです。
最後に
ここまで私のスズキ(SUZUKI)のVストローム250でエンジンマークの警告灯が点灯してエラーコード「F1(FI)」が表示された経緯と解決までの流れをお話ししました。
燃料噴射機構に異常が起きてエンジンに問題が発生したかと焦りましたが、いろいろと調べた結果、腱鞘炎予防として取り付けたカスタムレバー「U-KANAYA ツーリングタイプ レバー」が原因という事が分かりました。
Vストローム250のエラーコード初めて見たわ…
エンジンマークが常時点灯して『FI』と表示されてるやね。
バイク屋に持ち込もう( ゚д゚)#vストローム250 pic.twitter.com/rLz8FlxXZl
— タマシイ ユレオ@モトブログ (@tamashii_yusa) November 16, 2021
ただ、これは私のVストローム250で行った出来事なので、私と同じようにエンジンマークの警告灯が点灯してエラーコード「F1(FI)」が表示されたからと言って軽く考えるのは危険です。
警告灯が灯る状況になったら素直にバイク屋に持ち込むことを強くお勧めします。