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【ゲーム業界】就職・仕事をするなら大手が良いのか中小が良いのか?【ゲームクリエイター・ゲーム会社】

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こんにちはユレオです。

本日の記事は現在学生の方で今後ゲーム業界を目指そうと考えられている方や、社会に出て一般的な仕事に就いているが、ゲーム業界で働くという夢を諦められず、ゲーム業界への転職を考えられている方に向けた内容となっています。

私は大学を卒業後にゲーム会社に入社して、それ以来転職を繰り返し会社を転々としましたが、ずっと同じゲーム業界で仕事をしています。

コンシューマゲーム開発の現場からスマートフォンゲーム開発の現場まで経験していることや、企画職やデザイナー職、マネージメント職を経験しているので、ゲーム業界の中をかなり広い視野で見てきています。

本日は将来ゲーム業界で仕事をしたいと考えている方に向けて、ゲームの仕事をするのであれば大手が良いのか、それとも中小が良いのかという、それぞれのメリットやデメリットを踏まえてお話しをしたいと思います。

ゲーム業界は人気の職業である

ゲーム業界で仕事をしたいと考えている方はどのようにしてその考えに至ったかは理由は様々だと思いますが、ゲームは広く「遊技」として浸透しており、人気の高い職業となっています。

最近では子供のなりたい職業ランキングにYouTuberが登場して話題となりましたが、将来なりたい職業ランキングにゲームクリエイターは常連となっています。

ソニー生命保険が発表した中学生の将来なりたい職業ランキングの結果がこちらです。

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引用元:将来なりたい職業、男子中学生3位に「YouTuber」1位は? | リセマム

男子中学生が将来なりたい職業は1位が「ITエンジニア・プログラマー」となっており、2位が「ゲームクリエイター」で、ゲーム業界というのは子供たちにとって人気の職業であることが伺えます。

私は長年ゲーム業界に勤めていますが、私が学生の頃もゲーム業界というのは人気の職業でしたが、スマートフォンゲームが普及する前だったので、いわゆる「オタクが憧れる仕事」でした。

しかし現在はスマートフォンゲームが一般化して「ゲーム=オタク」というイメージが払しょくされたこともあり、一般の方にも人気は高まっています。

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最近は高学歴のゲームクリエイターが増えた

先ほどゲーム業界の動向としてスマートフォンゲームが一般化したことで、「ゲーム=オタク」というイメージが払拭されたというお話しをしました。

こういったイメージの変化もあり、ここ数年は東大卒や京大卒というような高学歴の方がゲーム会社に入社されるようになりました。

私が就職した10数年前でもごく少数ですが東大卒や京大卒の高学歴の方はおられましたが、「なんでうちみたいなゲーム会社に就職したの?」という感じで見られる存在でした。

しかし、現在はインターネットを使ってゲームを遊ぶことが当たり前となっていることから、高度なIT技術がゲーム開発で必要となっており、以前に比べて驚くほど高学歴化しています。

また、IT企業として有名な会社がスマートフォンゲーム開発を行うようになったことで、高学歴でプログラミングを得意とする学生の多くが、ゲーム会社を目指すようになりました。

ゲーム業界は一般的なサラリーマンに比べて平均給料は安い

ゲーム業界はここ十数年で大きく進歩した業界で、特にインターネットの普及に伴いゲーム機で求められる内容が大きく変わりました。

ハードウェアの進歩に伴い描画表現が向上しただけでなく、インターネットを使った通信プレイなどが一般化したことにより、ゲームクリエイターはより高度な技術を求められるようになりました。

そんな高度な技術が求められるゲームクリエイターですが、皆高給取りかというとそんなことはありません。

余程特殊な技能を持っているか、会社でのポジションが良くなければゲームクリエイターの給料はそれほど魅力的ではなく、一般的なサラリーマンの方が給料は良いと言えます。

こちらがゲーム業界の平均年収のデータです。

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引用元:ゲームクリエイターの年収給料や20~65歳の年齢別・役職別・都道府県別年収推移|平均年収.jp

最近ではハイエンド向けのコンシューマゲーム開発より、スマートフォン向けのゲーム開発のほうが給料が良かったりすることもあり、高い技術を持っていても、給料が低いということもあります。

給料水準は会社によって様々ですが、単純に高給を求めてコンシューマゲーム開発者がスマートフォン向けのゲーム開発に移るということは珍しくはありません。

高学歴が増えたのに平均給料が安い問題を繙く

先ほど高学歴でプログラミングを得意とする学生の多くが、ゲーム会社を目指すようになったというお話しをしました。

ゲーム会社の給料を職種別に分けると以下のようになります。

プロデューサー>ディレクター>エンジニア>各種デザイナー>プランナー

プロデューサーやディレクターになれる方は少ないですが、エンジニア(プログラマ)の方はたくさんおられます。

開発タイトルやプラットフォームにもよりますが、開発メンバーの2~3割がエンジニアが占めるような場合もあります。

エンジニアの中でも高給取りとそうではない方が当然おられますが、エンジニアはゲーム業界の職種としては給料は高めで、出来るエンジニアは年収1千万円をもらっているというのも珍しくはありません。

エンジニアの給料水準が高いにもかかわらずゲーム業界の平均給料が安いのは、デザイナーやプランナーの給料が安いということの裏返しです。

プランナーはディレクターやプロデューサーに出世していく道がありますが、プランナーである限り仕事内容やプロジェクトの貢献度に比べて給料水準は低く設定されます。

東京と地方で給料水準が大きく違う

また、ゲーム業界に限らない話ですが、東京とそれ以外の地域で給料差が結構大きいと言えます。

京都の任天堂や任天堂傘下のゲーム会社は給料水準が高いですが、基本的に東京にあるゲーム会社の給料が高く、東京以外にあるゲーム会社は給料が低い傾向にあります。

東京と大阪に拠点を持つゲーム会社でも給料水準が異なるケースも珍しくはなく、東京から地方に出向する際に給料が下げられたという話はよく聞きます。

ゲーム業界で仕事をする多くの方が東京に集まるのは、東京にゲーム会社が集中していることもありますが、東京は給料水準が高くて地方は安いということが顕著に表れています。

私は以前勤めていた会社で東京から地方に行ったときに年収が150万下がりましたが、逆に地方から東京に行った際に年収が200万円上がりました。

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ゲーム会社への就職は大手が良いのか中小が良いのか

日本人であれば多くの方が安定した就職口として大手企業を望まれるかと思いますが、ゲーム業界では必ずしも大手が良いかというそんなことはありません。

私は大手のゲーム会社として東証一部上場企業を4社ほど渡り歩きましたが、それぞれ特色がありメリットがある反面、デメリットも見てきました。

逆に中小企業やベンチャーのゲーム会社も見てきており、ゲーム会社の立ち上げから携わった会社もあります。

大手と中小のゲーム会社のメリットとデメリットについてまとめてみました。

大手ゲーム会社に就職するメリットとデメリット

  • 有名なゲームタイトルの開発に携われる可能性がある。
  • ゲームの開発の初期から携われることが多い。
  • 職場環境が比較的良い。
  • 福利厚生が充実しており、社員食堂がある企業も多く存在する。
  • 比較的人材が安定しており、変な人が少ない。
  • 転職をする際に大手ゲーム会社で働いた実績があると印象が良い。
  • 競走倍率が高く、入社難易度が高い。
  • 大手だからと言って必ずしも給料が高いということは無い。
  • 上の人間が固定化され、出世が難しい。
  • 企業規模が大きいから安泰かというとそんなことは無い。
  • 大型タイトルの場合、仕事の裁量が小さくてやりがいが少ないケースも珍しくはない。
  • 仕事の担当規模が小さく、スキルアップが難しい。

中小のゲーム会社に就職するメリットとデメリット

  • 多くの仕事を任せてもらえることが多く、スキルアップができる。
  • 競走倍率は大手に比べて比較的低く、入社しやすい。
  • 仕事の役割が比較的広い。
  • 唯一無二のポジションであれば大手ゲーム会社より高給取りになれる。
  • 人材の流動が多くて社内での出世が比較的容易。
  • 下請けや孫請けの仕事が多く、作りたいゲームを作れないことが多い。
  • 給料水準は大手に比べると平均的に安い傾向にある。
  • 福利厚生は大手に比べて充実していない。
  • 人材が大手に比べて不安定で、たまに変な人がいる。
  • プロジェクトの失敗で会社が簡単に傾く。

どちらかというと苦労するのは中小のゲーム会社

大手ゲーム会社でも中小のゲーム会社でもゲーム業界は他の業種に比べて浮き沈みが多く、人材の流動性も高い傾向にあります。

ただ、大手と中小とどちらが良いかとい言えば、私の答えとしては「若いうちは中小で経験を積んでから大手に行く」という方が何かとつぶしが効くと考えています。

個人の働き方にもよりますが、中小のゲーム開発の現場で仕事を経験する方が、大手でゲーム開発を行うより多くのことが学べます。

理想を言えば「20代は中小で経験を積み、30代で大手に転職する」ということになります。

ただ、中小のゲーム会社は資金がショートすると倒産したり、またパブリッシャーの意向により開発現場が振り回されることもあり、安定した職業として家庭を築くにはやや難しく、「結婚するから大手に転職する」という方も珍しくはありません。

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ゲーム業界は学歴よりも実績が重視され、専門学校卒でも活躍できる

ゲーム業界は大手や中小と様々な会社がありますが、どちらも言えることとして、学歴がそれほど重視されません。

高学歴な方の入社が増えてはいますが、学歴よりも実績を重視する傾向があり、新入社員でなければ学歴よりも「どのようなタイトルでどんな仕事をしたか」ということを評価する傾向が強く、学歴至上主義ではなくて実力至上主義と言えます。

私は多くのゲーム会社で仕事をしてきましたが、学歴の偏見で人を見る方が少なく、上司が高卒や専門学校卒というのは普通におられました。

稀にゲーム専門学校卒業の方で、驚くほどの実力を持っている方がおられ、新入社員として入社後に頭角を現して、あっという間にリードやチーフを任されている方がおられます。

そういった意味でゲーム専門学校はゲーム業界で仕事をすることも目的とした場合、ある意味大学に通うよりも近道だと言え、「ゲームクリエイターになる!」という意思が強い方はゲーム専門学校への進路は正しい選択とも言えます。

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最後に

ここまで将来ゲーム業界で仕事をしたいと考えている方に向けて、ゲームの仕事をするのであれば大手が良いのか、それとも中小が良いのかという、それぞれのメリットやデメリットを踏まえてお話ししてきました。

ゲーム業界は決して給料が良くて待遇の良い業界とは言えませんが、クリエイティブな仕事が中心である為、やりがいが他の業種に比べて高く、仕事を楽しむことが出来ます。

しかし、その分競争も激しくて浮き沈みがあり、安定した職業ではなく、実力至上主義で常に学び続けることが求められます。

とはいえ、実力至上主義であることで学歴が重視されないということは、チャンスも多く存在し、30代になれば東大卒とゲーム専門学校卒の方が同じ立場で肩を並べて仕事をしています。

このような理由から私の個人的な見解ですが、ゲーム業界は学歴に左右されず実力で勝ち取れる夢のある業界だと思います。

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